2015年11月10日火曜日

エナージードリンク:血圧・アドレナリン増加、心血管リスク増加

エナージー・ドリンクの宣伝動画・・・かなり問題あると思う


Energy drink consumption in Europe: a review of the risks, adverse health effects, and policy options to respond
Front. Public Health, 14 October 2014
http://dx.doi.org/10.3389/fpubh.2014.00134


本来は、行政のRegulationが必要・・・消費者庁とかいう変な役所、日本政府、作ってなかったっけ?



エナージードリンクは、若年成人において有意に血圧とカテコラミンを増加させ、急性血行動態、アドレナリン作動性変化に関して心血管リスク増加の可能性を示唆。



A Randomized Trial of Cardiovascular Responses to Energy Drink Consumption in Healthy Adults
Anna Svatikova, et. al.
JAMA. Published online November 08, 2015. doi:10.1001/jama.2015.13744

25名の健康被検者(男性14名)、 29歳平均(95%CI, 26−31歳)、BMI 25

エナージードリンクにて収縮期血圧 6.2%増加 (vs プラシーボ 3.1%)、 拡張期血圧 6.8%増加 (vs プラシーボ 1.0%)、 平均血圧はエナージードリンク摂取後6.4%増加(vs プラシーボ 1.0%)、心拍変化に群間差無し。エナージードリンクは、ストレス刺激の種類を問わず血行動態反応促進認めず

エナージードリンク摂取後、平均ノルエピネフリン濃度 149.8 pg/mL (95% CI, 126.3-173.4 pg/mL) → 249.8 pg/mL (214.9-284.7 pg/mL)、対しプラシーボは、 139.9 pg/mL (95% CI, 116.3-163.5 pg/mL) → 178.6 (95% CI, 143.7-213.5 pg/mL (change rate: 73.6% [95% CI, 53.9%-93.2%] vs 30.9% [95% CI, 11.3%-50.6%]  P =  0.003 )



Levels of Caffeine, Glucose, and Norepinephrine Before and After Energy Drink Consumption



Changes in Hemodynamic Data Before and After Energy Drink Consumption (N = 24)


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