2012年3月20日火曜日

抗酸化神話への警告:ビタミンE/C/αリポ酸による抗酸化剤でかえって認知機能低下!

この場合は、ビタミンE、C、αリポ酸だが、その抗酸化剤による、アミロイド、タウ病理関連脳脊髄液バイオマーカーに対し影響は認めず。脳脊髄液F2ーisoprostane levelは、E/C/ALA群で低下し、酸化ストレスの減少を示唆する作用がある。しかし、認知機能低下の可能性が認められ、長期臨床トライアルにおいてはこのことに今後注意が必要である。
 

Antioxidants for Alzheimer Disease

A Randomized Clinical Trial With Cerebrospinal Fluid Biomarker Measures

Douglas R. Galasko, et. al.

for the Alzheimer's Disease Cooperative Study
 

Arch Neurol. Published online March 19, 2012. doi:10.1001/archneurol.2012.85


ビタミンE(αートコフェロール)800IU/ 日+ビタミンC 500mg/日+αーリポ酸900mg/日(E/C/ALA) ;コエンザイムQ ×3/日
vs
プラシーボ


アルツハイマー病関連CSF(脳脊髄液)バイオマーカー、酸化ストレス、認知機能(MMSE)、機能(Alzheimer's Disease Cooperative Study Activities of Daily Living Scale)


78名をランダム化; 連続CSF試料は66名で生化学解析可能採取 
研究薬剤はトレランス良好

MMSEスコアはむしろE/C/ALA低下促進 、安全性の問題が表面化した。

脳脊髄液 Aβ42、tau、P-tau181の変化は3群で差認めず


脳脊髄液F2-isoprostane濃度、酸化ストレスバイオマーカーは、ベースラインから16週目で、平均19%平均で減少するが、他の群では差は認めない。




抗酸化サプリメントは寿命を短くする 2007年 02月 28日
http://intmed.exblog.jp/5178031/ 

抗酸化物質だけを大量にとると酸化促進物質として溜まる  2011年 06月 09日
http://intmed.exblog.jp/12809477/
 
 
サプリメント、ビタミン関係の身体的悪影響に関する知見は、テレビ(NHKを含め)ほぼ報道されない。
例外は、この程度か?
     ↓
ビタミンE過剰摂取で骨減少=ネズミで確認、人の調査必要―慶大など 2012年03月05
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/03/e.html

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