心血管リスク評価(フラミンガムリスクスコア・SCORE・PROCAM・Reynolds Risk Score・Pooled Cohort Equation risk calculator)をまず行い、低リスクなら、それ以上の心臓スクリーニングを行うべきではない!・・・という当たり前の推奨
Cardiac Screening With Electrocardiography, Stress Echocardiography, or Myocardial Perfusion Imaging: Advice for High-Value Care From the American College of Physicians
Roger Chou, MD, for the High Value Care Task Force of the American College of Physicians
Ann Intern Med. 2015;162(6):438-447. doi:10.7326/M14-1225
結論:高コストで、ベネフィットの乏しいもしくは無い場合医療は価値乏しい。低リスク成人において心臓スクリーニングを、安静時もしくは負荷心電図、負荷心エコー、負荷MPIを用いることで、患者のアウトカム改善を示すエビデンスは存在しない。 しかし、コスト増加・有害性増加をもたらす関連性は存在する。
従来の心血管リスク要素に基づく心血管リスク、グローバルリスクスコア、修正可能なリスク要素に着眼し、低リスク対照者に対してさらに追加して心血管検診を行わないとする、方向性の推奨を実践することは、患者のケアの質改善をもたらすだろう。それは不必要な有害イベント・コストを回避することにもなる。
より有効性を担保するため、画像診断施行を減らす努力が必要で、多視点であるべき、臨床医の行動、患者の希望、DTC(direct-to-consumer)検診プログラム、経済的インセンティブに着眼してその努力を行うべき。
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