Tasmanian Longitudinal Health Study (TAHS):2002年から2008年の1335名
スパイロメトリ、生涯労働歴暦による職業歴調査
結論は「農薬・除草剤暴露は、固定的気道閉塞と慢性気管支炎と相関。生物的粉じんも非喘息での気流制限と関連。故に、COPDのひろがり減弱のためには職業的暴露を限りなく最小化することが必要」
Pesticides → insecticides, herbicides, fungicideの3つが主なので、pesticidesは農薬と訳す
Occupational exposure to pesticides are associated with fixed airflow obstruction in middle-age
Alif SM, et al. Thorax 2017;0:1–8. doi:10.1136/thoraxjnl-2016-209665
http://thorax.bmj.com/content/early/2017/07/06/thoraxjnl-2016-209665
以下の暴露既往は、固定的気道閉塞と相関
生物粉塵(相対リスク(RR)= 1.58,95%CI 1.01〜2.48)
殺虫剤(RR = 1.74,95%CI 1.00〜3.07)
除草剤(RR = 2.09,95%CI 1.18〜3.70)
cumulative exposure unit (EU)-yearsも、固定的気道閉塞と相関殺虫剤(RR = 1.11,95%CI 1.00〜1.25)
除草剤(RR = 1.15,95%CI 1.00〜1.32)
さらに、殺虫剤の曝露は、慢性気管支炎と気道閉塞に一致する症状とコンスタントに相関。
鉱物粉塵、ガス/ヒューム、蒸気、ガス、粉塵/ヒュームは、喘息以外でのみ、固定気流閉塞にのみ相関
田舎で医業やってるが、農業での殺虫剤、除草剤、生物粉じん暴露など聞き取る習慣がなかった・・・
2017年7月11日火曜日
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