こういう記載のサイトがある・・・
砂糖は嗜好性が強いので、肥満の原因といわれることがありますが、カロリーはそれほど高くなく、単位あたりで比較しても脂肪の半分以下です。さらに、砂糖には食欲をおさえる働きがあり、この点でも、肥満とは関係ないことがわかっています。時に、テレビ・ラジオ・新聞・週刊誌で、こういう主張を見聞きすることがある。
これは真実なのだろうか?
“(砂糖)が肥満と関係ない”というのは誤り である。
以下のシステマティック・レビューに元づき記載すれば・・・
“肥満と砂糖は関係ある” というのは事実
ただ、他の栄養素と等エネルギー比較すると、肥満(脂肪量)への影響は同じ
正しくは、“糖も他の栄養素と同様肥満と関連する”と記載すべきである
システマティック・レビュー&メタアナリシス
糖摂取量増えるほど脂肪量は増加する。ただ、他の主要栄養素とエネルギー等価交換において、脂肪量は増えないので、基本的には食事量が増えるためと考えられる。
Dietary sugars and body weight: systematic review and meta-analyses of randomised controlled trials and cohort studies
BMJ 2013; 346 doi: (Published 15 January 2013) Cite this as: BMJ 2013;346:e7492
トライアル7895中30、コホート研究9445中38を登録
アドリブ食(食事摂取に厳しい制限せず)成人トライアルにおいて、食事中の糖摂取量減少は体重減少と相関 (0.80 kg, 95% 信頼区間 0.39 ~ 1.21; P<0 .001=".001" br="br">糖摂取量増加は、体重増加と相関する (0.75 kg, 0.30 ~ 1.19; P=0.001)
他の炭水化物を食事性糖の等エネルギー交換にて、体重の変化を示さない (0.04 kg, −0.04 to 0.13)
小児のトライアルにおいて、糖加糖食事・飲料減少を勧めている場合、被験者のコンプライアンス悪く、これらのトライアルでは体重の包括的変化認めず。
しかし、前向き研究の1年後糖甘味飲料摂取相関に関し、糖摂取最大摂取群/最小摂取群比較の、過体重・肥満となるオッズ比は1.55(1.32-1.82)
1つのメタアナリシスではheterogeneity有意に存在し、複数のトライアルではバイアスが存在したが、感度分析では、この傾向は一致し、除外後も相関性存在。0>
成人体脂肪量測定:糖摂取減少の効果
成人体脂肪測定量:糖摂取増加の効果
糖を他の炭水化物・主栄養素類へ等エネルギー交換の影響
小児体脂肪量:食事性糖摂取減少効果
小児体脂肪量と糖摂取の相関性
でも、bioelectrical impedance analysis (BIA)ってほんとに信頼できるのだろうか?