妊娠・出産後 216名女性の前向き研究で、単回の近位・遠位側圧迫超音波検査(comlete compression ultrasonography)による静脈血栓症(DVT)イベント率は、非妊娠中女性研究における観察範囲と同様に思われる。すなわち、これらのデータは、単回のcomplete compression ultrasonography陰性では、DVT診断を安全には除外できると結論づけ。
Diagnostic value of single complete compression ultrasonography in pregnant and postpartum
women with suspected deep vein thrombosis: prospective study
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.e2635 (Published 24 April 2012) Cite this as: BMJ 2012;344:e2635
【目的】 深部静脈血栓症除外のための、妊娠・出産後女性での単回comlete compression ultrasonographyによる安全性評価
【デザイン】 Prospective outcome study.
【セッティング】 フランスとスイスの血管医学 2つの3次センターと18のプライベート施設
【被験者】 深部静脈血栓疑いのための、妊娠・出産後女性 226 名
【メソッド】 単一近位・遠位 compression ultrasonography 検査完遂陰性結果のすべての女性は、抗凝固療法受けず、3ヶ月間フォローアップ。
【測定主要アウトカム】 静脈血栓塞栓症症状、2回目のcompression ultrasonography、胸部画像、血栓塞栓イベント、抗凝固療法
【結果】 除外16名で、主に、肺血栓塞栓疑いがその理由。 深部静脈血栓は評価210名中22名(10.5%) フォローアップ中検査陰性にかかわらず抗凝固療法完全量受けたのは10名
深部静脈血栓のないそして抗凝固療法完全量投与してない177名中、フォローアップ中、2名(1.1%、95%信頼区間 0.3%ー4.0%)は深部静脈血栓客観的確定診断 Of the 177
【結論】単回のcompression ultrasonography後の深部静脈血栓率は非妊娠対象者研究で見られる範囲内であるようだ。
これらのデータにより、単回のcompression ultrasonography陰性結果は、この状況での深部静脈血栓診断を安全に除外できる。