既存心不全患者への血糖降下剤選択の重要性クローズアップされてきた昨今、
2型糖尿病患者において、欧米ではメトフォルミンが第1選択として用いられているが、時間推移で心不全へどのような影響を与えているか
time-varying cumulative historyのflexibly modelにて検証
このモデルだと、メトフォルミンの心不全への効果は否定的であった
Acute vs cumulative benefits of metformin use in patients with type 2 diabetes and heart failure
Diabetes, Obesity and Metabolism
First published: 23 June 2018 https://doi.org/10.1111/dom.13448
1)現行使用、2)過去の総投与期間、3)30日内、10日内使用
flexible 荷重累積暴露(WCE : weighted cumulative exposure)モデル
心不全発症 7,620名糖尿病患者解析
平均年齢 54(SD 8)、男性 58% (4,440)
メトフォルミン暴露 3,799、50%、 心不全入院発生 837 (11%)、平均フォロパップ期間1.7年間
通常モデルでは、10日間以内のメトフォルミン使用による急性ベネフィット (補正ハザード比 (aHR): 0.76, 95% CI: 0.60-0.97)
WCEモデルでは、でーたへのbetter fitないことよりsystematic effectが無いことを示唆(aHR: 0.91, 95% CI: 0.69- 1.20)
s心不全関連安全性懸念は、axagliptin(オングリザ)とalogliptin(ネシーナ)というDPP-4阻害剤のFDA警告(https://www.fda.gov/drugs/drugsafety/ucm486096.htm)など代表的
SGLT-2のひとり勝ち?