ラベル probiotics の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル probiotics の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年11月13日水曜日

肺癌リスク軽減:非喫煙者での食物線維とヨーグルト

 2019年11月13日 06時00分 サイエンス
運動後にマウスウォッシュをすると運動の「血圧を下げる効果」が著しく減少する
https://gigazine.net/news/20191113-mouthwash-inhibit-exercise-benefits/


ってのは

研究チームによると、この実験結果は、殺菌作用のマウスウォッシュが一酸化窒素のもととなる物質「亜硝酸塩」を生成するバクテリアまで殺してしまうことが原因とのこと。運動後に被験者の血液を調べてみると、殺菌作用のないマウスウォッシュで口をすすいだ被験者は血液中の亜硝酸塩濃度が増加していましたが、クロルヘキシジンを含んだマウスウォッシュで口をすすいだ被験者では亜硝酸塩濃度の増加はみられなかったことも確認されています。
研究チームのグレイグ・カトラー氏は、「口内細菌の活動が運動時の身体において重要な役割を担っていることを示唆しています」とコメントしました。カトラー氏は、「心血管疾患リスクが高い人が運動した場合に口内細菌にどのような影響が生じるかを研究する予定です。我々が行っている研究は、高血圧に対する治療法を改善する可能性があります」と述べています。

最近、体内のmicrobiotaの役割が、それを“big data”として帰納的に分析できるdata解析技術と性能の進歩があり、様々な知見が生み出されている。ただ、その解釈は人間の責任・・・

prebioticsやprobioticsは遙か昔から人類と共にあり、昨今、腸内細菌叢のmodulationや抗炎症作用・抗酸化特性が期待されているが、臨床的にdefiniteという程は無いと思う(明治がまたぞろ抗インフルエンザ作用を宣伝しまくってるが・・・)

一方、疫学的には、以下のような有益性が示唆されている。




Association of Dietary Fiber and Yogurt Consumption With Lung Cancer RiskA Pooled Analysis
Jae Jeong Yang, et al.
JAMA Oncol. Published online October 24, 2019.
doi:https://doi.org/10.1001/jamaoncol.2019.4107
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/article-abstract/2753175

分析サンプル:平均年齢(SD)57.9(9.0歳 男性 627 988と平均(SD)年齢54.8(9.7)歳 女性817 862人 、フォローアップ中央値 8.6年間、肺癌症例 18,822

食物線維とヨーグルトは、statusと喫煙pack-years、他の肺癌補正後も、肺癌リスクと逆相関:最大vs最小 5分位 食物線維:ハザード比 0.83 (95% CI, 0.76-0.91)、ヨーグルト 0.81 (95% CI, 0.76-0.87)

食物線維もヨーグルトも肺癌との関連性は非喫煙者で、性別、人種/民族、肺癌組織型横断的に有意な相関

併合検討すると、食物線維摂取最大5分位+ヨーグルト高摂取では、ヨーグルト非摂食+食物線維最小5分位で肺癌リスクハザード比30%減少(ハザード比 0.67 , 95% CI, 0.54-9.89:非喫煙者)でシナジー効果を示唆





2018年7月17日火曜日

副作用報告がいいかげんなプロバイオティクス(Probiotics)

プロバイオティクス(Probiotics)ってのは食品としての取り扱いだから治験において副事象報告は不要では? ・・・ってのが潜在的ピットフォールになっている可能性あり
でもこれでは、安全性担保されてないことになる



ところで、”R-1”の広告 息を吹き返してんだなぁ・・・meijiって製薬メーカーじゃなかったっけ?
明治R-1 5年経ってもステマ
https://kaigyoi.blogspot.com/2018/04/r-15.html



Ann. Int. Med.によれば、有害性事象は4割弱に一般的事項の記載があり、ほぼ全ての報告で副事象イベントの定義、重篤事象定義されてないため、副作用・安全性報告はほぼゼロ。







Harms Reporting in Randomized Controlled Trials of Interventions Aimed at Modifying Microbiota: A Systematic Review
Published: Ann Intern Med. 2018.
DOI: 10.7326/M18-0343


Ann. Int. Med.誌掲載記事で、 probiotic・prebiotic・synbiotic介入使用報告で安全性データ不十分という報告



ランダム化対照トライアルのシステマティック・レビューにて1つ以上 probiotic・prebiotic・synbioticの安全性有効性

384トライアルを登録し、健康ボランティア対象136研究、何らかのいくつかの病的状況患者の248研究検討、内、339が専門ジャーナルでの出版報告
probioticsが最も研究された報告で、69%を占める


トライアルの28%、37%で、有害性関連、安全性結果報告されず
トライアルの80%では重篤な副事象イベント数さえ含まれていない

システマティック・レビューの結果は、有害性関連結論を示唆するものであり、37%は副事象イベントを記載する”一般的事項の記載”であり、16%は”不適切な測定基準”というものであった。
トライアルの98%で、副事象イベントや重篤副事象の定義なされてない



2018年4月19日木曜日

明治R-1 5年経ってもステマ

明治「R-1」がTBS系番組でステマ疑惑 放送作家音声データ公開
http://bunshun.jp/articles/-/7065



「あの番組で、R-1乳酸菌の特集が1回放送されるたびに、明治から代理店を介してMBSと安藤氏の制作会社に800万円が支払われていたようです」(同前)


 A氏の証言をもとに、取材を進める過程で、小誌は疑惑を裏付ける証拠音源を5時間分、入手した。その中で、番組に対して明治のステマを疑う声がネット上に広がっていることを、スタッフから指摘された安藤氏は、こう開き直っている。


「『ステマ』だとか、『企業から金もらっている』とか、ぐちゃぐちゃ言っている奴は別に(ネットに)書けばいいじゃん。実際、金もらっているんだから、しょうがないじゃん」


一方の明治広報部に、ステマ疑惑について尋ねたところ、こう答えた。

〈弊社では1073R-1乳酸菌に限らず、様々な研究成果について、企業活動の一環として広く情報提供活動を行っています。毎日放送の件についても、適切に情報提供を行っており、ご指摘にあるような事実はないと考えております〉





MBS関係者に、例の“あるある・・・”の関係者がいるとのこと!






明治「R-1ステマ」疑惑もまさかの「常習」!? 以前も地方局で疑惑、以前は「デザインパクリ」疑惑も出たトホホぶり
【この記事のキーワード】R-1, ステマ, 明治, 週刊文春
http://biz-journal.jp/gj/2018/04/post_6357.html







明治のヨーグルト人気、交錯するそれぞれの思惑
機能性ヨーグルト「R-1」が大ヒット
https://toyokeizai.net/articles/-/8944?page=2


この記事、私の名前もあるのだけど

このブログ記事を元に取材されたもの

ステマ:明治乳業「R-1ヨーグルト」騒ぎ
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/02/r1.html




企業倫理とやらはないようだ・・・明治さん


製薬メーカーにも似たような名前があるけど・・・
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/medical/


信頼性そこねるだけで

2016年1月10日日曜日

TEDDY研究:新生児プロビオティック投与はDR3/4ジェノタイプでラ氏島自己免疫リスク減少

継続中の前向きコホート研究


新生児へのプロビオティックサプリメントで、新生児向け形状で摂取



Association of Early Exposure of Probiotics and Islet Autoimmunity in the TEDDY Study
Ulla Uusitalo, et. al. ; for the TEDDY Study Group
JAMA Pediatr. 2016;170(1):20-28.


生まれたてでプロビオティック投与することは、ラ氏島自己免疫リスク減少と関連
27日後のプロビオティックサプリメントと非投与比較:(ハザード比 [HR], 0.66; 95% CI, 0.46-0.94)

相関性は、DR3/4 genotypeを有する小児に関わる (HR, 0.40; 95% CI, 0.21-0.74)
他のsubtypeでは関連性なし  (HR, 0.97; 95% CI, 0.62-1.54)

2012年2月2日木曜日

ステマ:明治乳業「R-1ヨーグルト」騒ぎ

ヨーグルト大騒動だけでも何回目だっけ? プロバイオティクスに広げると・・・発酵食品全般となる。

有害性は考えにくいし、自分の財布から金出してるんだから、目くじらたてるな・・・と、いわれそうだが・・・ 科学性の問題や報道機関の倫理・利得から考えればやはり放置できない。


それに、”医師が関与し、科学的な検討の結果”の報道という体裁をとってるため、一見、批判されにくくしている。その上、製造販売会社が前面に出てない。そのためかえって、恣意性を感じてしまう・・・ 

製薬会社である”明治製菓”が”明治乳業”合併した明治グループの製品


明治乳業「R-1ヨーグルト生産追いつかない!」インフルエンザ予防
2012/2/ 1 12:32
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/01120679.html
焼き物の町、有田町立曲川小学校は全校生283人で、目下、インフルエンザ発症者はゼロ。平成21年には学級閉鎖が相次ぎ、曲川小でも4クラスが閉鎖され た。そこで町はおととし9月から半年間、有田町立病院の院長の勧めで、「R-1」というヨーグルト(112ミリグラム)を毎日1本ずつ全幼稚園、保育園、 小学校の児童・生徒2468人に飲ませた「民間企業と協力して」というから、メーカーの提供だったのだろう。これと並行してイン フルエンザの発生率を調べたところ、隣接の伊万里町9.74%、武雄市10.48%、 県平均4.37%に対して、有田町は0.64%ときわめて低かった。
   有田病院によると、R-1は最近発見された乳酸菌の一種で、院長は「予測よりはるかによかった。乳酸菌は消化器にいいことはわかっていたが、呼吸器にもいいことがわかったのは大きい」と話す。まだ医学的に効果が実証されたわけではないが、数字の衝撃は大きかった。


◆ 共役要素補正された研究なのか?
たとえば、この学校の先生たちが子供たちのインフルエンザ発症に関する研究するということで、対照とされている周辺の学校より熱心に、普段以上に、ワクチンや手洗いなどの予防的措置を教育指導していたとか、子供やその親御さんも過敏になり、対インフルエンザにやっきになっていたとか? 背後の共役要素を批判的に吟味された上でないと、ことの真偽は不明というのが、この種の研究では普通の考えだと思う。

◆診断名は正しい?
まず、インフルエンザ罹患の定義、迅速キットによるウィルス学的証拠なのか、インフルエンザ症状を含めた臨床的な診断なのか、あるいは、教師が勝手に判断した疑似インフルエンザなのか?
インフルエンザに関して、” 前橋市医師会のワクチン報告”のような”インフルエンザ”欠席の定義が曖昧なまま、反ワクチングループにとって黄金律データとして、暴走した事例がある。
  (今年も、反インフルエンザワクチン記事の季節となりました 2005年 10月 03日:5-6年前まで、全国紙はほとんど反ワクチン運動キャンペーンを張っていた)


◆NHKが先駆的に報道したのでは?
特定の乳酸菌飲料名は出してないが、プロバイオティクスに効果があるという放送をNHK「あさイチ」という番組内で行った。その後の、民放でのステルスマーケットへの布石になった。”ためしてガッテン”の度重なるトンでも放送といい、公共放送という枠を逸脱している。

◆プロバイオティクスとインフルエンザ
ランダム化二重盲検プラシーボ対照化トライアルで、インフルエンザワクチン有効性に関し、ワクチン免疫原性を高める効果が報告されている(ただし、生ワクチン:LAIV)(Eur J Clin Nutr. 2011 Apr;65(4):501-7. Epub 2011 Feb 2.)。
これは小規模なRCTであり、まだ、結論的とは言えないだろう。
しかしながら、肯定的な印象をもてるエビデンスであることは確かだ。



有田市の報告と似ているが、プラシーボ対照薬剤をちゃんと設定しランダム割り付けをおこなっている、インフルエンザ様症状に関する観察研究(Pediatrics. 2009 Aug;124(2):e172-9. Epub 2009 Jul 27.)で、有意な効果が出ている。

論文検索するとわかることは、 この種の治験では、ランダム化プラシーボ対照化治験でなければ、まともな査読ジャーナルにはアクセプトされない。

メディアを介したものなのでわからないが、上述の報告は、まともな査読ジャーナルにアクセプトされるような知見ではないということは確か。




そもそも、R1のような特定の製品である必要性があるかどうかも検討すべきだろう。


“influenza & probiotics”でpubmed検索しても、ヒットするのは20弱という状況を考えれば、知見と報道の解離がありすぎると思う。

ステマといわれても、当然。

◆デトックスなどのFraud Medicineに利用される

”毒素”(この言葉が曖昧なため様々なインチキが創出される)を排出する効果などと宣伝道具にこの報道が使われる危険(http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/detox_overview.html)

2012年1月24日火曜日

グリコマクロペプチド・G600乳脂肪抽出スキムミルク:痛風発作軽減効果

スキムミルクの急激な尿酸低下作用 2009年 10月 21日
これは、 MPC 85 skim milk (an ultra-filtrated skim milk containing very low concentrations of orotic acid, purines and lactose)の話




glycomacropeptide (GMP) と、 G600 milk fat extract (G600) は、急性痛風に効果があるという報告があったそうな。それで、RCT。

3ヶ月のランダム化二重盲検対照化トライアル
・ 対照:lactose powder control
・ 対照:SMP
・ SMP/GMP/G600群: SMP enriched with GMP and G600 )

プライマリエンドポイントは、痛風発作の頻度(痛発作日誌)3ヶ月

SMP/GMP/G600群では著明な痛風減少 pgroup=0.031,

3ヶ月のSMP/GMP/G600治療は、疼痛だけで無く尿酸fraction excretion増加し、関節細胞数も著明に改善。

 Dalbeth N, et al
"Effects of skim milk powder enriched with glycomacropeptide and G600 milk fat extract on frequency of gout flares: a proof-of-concept randomized controlled trial"
Ann Rheum Dis doi:10.1136/annrheumdis-2011-200156 



noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note