2017年3月31日金曜日

深呼吸と覚醒の仕組み

呼吸は、永遠でなければならないリズム、でなきゃ死んじゃう。呼吸はそれ以外に、発生、顔面や口唇の運動行動、感情表出(泣き笑い)、移動行動でもintegrateされる。認知により左右され、ヨガや瞑想、心理療法は感情や覚醒状況、高度脳機能の役割でも注目される。マウスの350ニューロンという少数のサブセットを特定し、 脳幹locus coeruleus (LC) のノルアドレナリン作動性ニューロン群で、覚醒状況と関わることを発見






呼吸リズムの関連で pre-Bötzinger complex は重要とのこと

日本の研究者もこの領域でご活躍なようで・・・
無意識下でも形成、維持がなされる自律的な呼吸運動は、生命維持に必須で、その停止は死に直結し、その障害は呼吸不全を惹起します。呼吸運動は横隔膜などの呼吸筋の活動によりますが、呼吸筋の活動は、延髄を中心とする脳幹部で形成される呼吸リズム形成神経機構の働きにより維持されています。(略)独立行政法人国立病院機構村山医療センター臨床研究センターの岡田泰昌室長、東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二准教授、佐々木拓哉博士、兵庫医科大学生理学講座の越久仁敬教授らを中心とする研究グループは、げっ歯類延髄のpre-Botzinger complexと呼ばれる呼吸リズム形成の中核となっている部位において、吸息性神経活動に先行して活動を開始するアストロサイト(グリア細胞の一種)を発見しました。さらに、pre-Botzinger complex領域のアストロサイトを選択的に興奮させると、吸息性神経活動を起こしうることを確かめました。
引用:http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201209257177/



PM10大気汚染:死亡率影響即日的〜老人影響大、女性影響大

pm10の死亡率への影響、中国大都市での異質性についても調査
2億人以上の統計、38都市 死亡総数35万のデータ





Particulate air pollution and mortality in 38 of China’s largest cities: time series analysis
BMJ 2017; 356 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.j667 (Published 14 March 2017)
Cite this as: BMJ 2017;356:j667


同日のpm10濃度の変化量は、その日1日あたりの死亡数増加に関わる度合いは 0.44% (95% 信頼区間 0.30% to 0.58%)

前日、その前々日の lag pm10濃度では、1/3〜2/3へその影響程度減弱するも死亡率増加と相関

心血管疾患死亡へのPM10の影響は 10 μg/m3あたり 0.62% (0.43 〜 0.81%)で、他の疾患死亡率では0.26% (0.09% 〜 0.42%)

PM10暴露は男性より女性でインパクト大

60歳以上老人では 60歳未満の若年者より高濃度大気汚染での影響大

都市間で影響ばらつき、 PM10高濃度の場合ほど境界的ではあるが影響減少



今までの研究は西洋社会での報告が主、中国では PM10濃度 500μg/m3
を超える状況が頻繁
random effects meta-analysisを用い中国国内大気汚染粒子濃度の推定とその影響のheterogeneityを検討されたもの





noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note