COVID-19の中枢神経への影響は奥深いのかもしれない。long COVIDに関しても・・・
2022年6月7日火曜日
がん標的近赤外線トレーサー・needleベースの共焦点レーザーendomicroscopy (nCLE) systemによる肺がん針生検
消化管など各臓器での生検に応用されているようだが、肺がん、GGOへの適用拡大、米国FDAでの認可されたようだ
Targeted detection of cancer at the cellular level during biopsy by near-infrared confocal laser endomicroscopy
Gregory T. Kennedy, et al.
Nature Communications volume 13, Article number: 2711 (2022)
NIR-nCLEはヒトの切除標本において腫瘍と正常組織を正確に識別する
NIR-nCLEがヒト腫瘍における腫瘍と正常肺を識別できるかどうかを調べるため、現在進行中の第1相臨床試験の一環としてパフォラシアニン誘導肺がん切除術を受けた患者5人の切除標本において、腫瘍と正常肺組織のNIR-nCLEガイド生検を行った(図5、補足図5)。本試験に参加した患者は、女性(n=4、80%)、中年(平均年齢:67.4歳)、元喫煙者(平均喫煙年数15.5年)の傾向があった。この研究で撮像された結節はすべてground glass opacity(GGO)であった。GGOはSPNのサブセットであり、多くの場合、早期の腺癌スペクトラム病変である。GGOは軟部組織構造を持ち、既存の気管支鏡技術では位置確認や診断が特に困難である22。病変の平均サイズは1.9cmであった。最終病理組織学的解析では、切除された病変のほとんどが浸潤性腺がん(n = 3、60%)で、低浸潤性腺がん1つとadenocarcinoma in situ 1つであった。腫瘍生検のNIR-nCLEによる平均MFIは22.1arb.単位、正常肺の平均MFIは8.56arb.単位(p < 0.0001). 肺腫瘍の平均TBRは2.7(範囲:2.0-4.2)であった。Receiver Operating Characteristic(ROC)解析では、MFIについて高い曲線下面積(AUC)が得られた(AUC=0.996、図5e)。
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