2014年9月11日木曜日

あの武田が販売予定の抗肥満薬は今度こそ本物? FDA認可



FDAが3番目の抗肥満薬剤としてOrexigen Therapeutics社のContrave((ナルトレキソン塩酸塩徐放製剤とブプロピオン塩酸塩徐放製剤の合剤))を認可し、日本の武田製薬がマーケット化することとなるだろうとの報道
http://www.nytimes.com/2014/09/11/business/new-drug-to-treat-obesity-gains-approval-by-fda.html?_r=0



体重過多あるいは肥満症患者に本剤を長期投与した場合の安全性プロファイルに懸念が示されました。具体的には、本剤の承認のためには、体重過多あるいは肥満症患者に投与した場合の心血管系リスクを評価するために十分な規模および投与期間の無作為二重盲検、プラセボ対照比較試験を事前に実施し、心血管系リスクが本剤の有用性を損ねない知見を得ることが必要”とのことで、宿題がだされ、認可先延ばしされてもの



FDA記事:http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm413896.htm

カロリー制限・定期的運動とともに服用させた結果。

プラシーボに比較して4.1%の平均体重減少。

このトライアルでは少なくとも5%体重減少した比率は42% vs 対照 17%





そういえば、武田の、あの、体重変化率がたったの約2%で、かつ、心血管イベントの発症抑制が示されていない、(インチキ?)肥満薬剤、オブリーン錠はどうなったのだろうか?



血液AB型は認知障害になりやすい?

血液型AB型で、第VIII因子様抗原(FVIII)高値の場合、認知障害リスク増加(年齢、人種・地域、性別補正)


もともと「第VIII因子様抗原(フォン・ヴィレブランド因子抗原)は、血液型O 型の場合、生理的に25~35%低値を示すため、血液型を考慮して判定」することが知られている。


AB型とFVIIIとの関連性を検討したところ、VIIIとさほど関連せず


ABO blood type, factor VIII, and incident cognitive impairment in the REGARDS cohort
Kristine S. et. al.

Neurology , Published online before print September 10, 2014, doi: 10.1212/WNL.0000000000000844Neurology 10.1212/WNL.0000000000000844

症例対照報告


年齢、人種・地域、性別補正後、認知機能障害との関連性
ABO群 オッズ比 1.82、 95% 信頼区間 [CI] 1.15 - 2.90
高FVIII(40 IU/dL高値)群:1.24 95% CI , 1.10 - 1.38

AB型の平均FVIIIは 142 IU/dL   (142 IU/dL; 95% CI 119–165) vs O型 (104 IU/dL; 95% CI 101–107)

FMIIIは、AB型群の18%分しか認知障害発生に寄与しておらず、有意差もなかった (95% CI for mediation −30% to 68%)。



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