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2018年5月15日火曜日

DOAC高アドヒアランス>ワーファリン高アドヒアランス>ワーファリン低アドヒアランス≧DOAC低アドヒアランス?

NOAC(DOAC)の宣伝攻勢にうんざり 。 ワンパターンの“リアルワールド”なんちゃら

これもリアルワールドという不遜でふざけた見出しになっている(そもそも母集団を無視して、恣意的なグループの特定コホートなんだからリアルっておかしい! 住民統計指標や医療資源など周辺状況が母集団と類似という担保は、リアルワールドというなら必須)

といいながら、アドヒアランスと、ワーファリン・DOACの組み合わせでアウトカム評価

DOAC高アドヒアランス>ワーファリン高アドヒアランス>ワーファリン低アドヒアランス≧DOAC低アドヒアランス?


"Lower adherence direct oral anticoagulants use is associated with increased risk of thromboembolic events than warfarin - Understanding the real-world performance of systemic anticoagulation in atrial fibrillation"
Lakkireddy DR, et al
HRS 2018; Abstract B-LBCT02-03.
http://abstractsonline.com/pp8/#!/4554/presentation/7923

IBM Watson Health Market Scan database、観察コホート研究
CHA2DS2-VASc 0-1、transient AF、 抗凝固剤多目的利用、血小板減少・貧血は指標処方(ワーファリン、DOAC)ベースに層別化
2016年12月まで御アウトカムとしてTE(虚血性卒中あるいは全身性塞栓)、出血性卒中、大出血イベント。イベント発生率はワーファリン、DOACに対し、高アドヒアランス(日数カバー率80%超)、低アドヒアランス(日数カバー率40−80%)

Cox比例ハザードモデルを基礎的特性、合併症、抗凝固剤時間依存共役要素をアウトカムへのアドヒアランスの相関性検討のため組み入れ
ワーファリン 52,365名、4つのDOACs 67,6861


低アドヒアランス:ワーファリン 47% vs DOACs 31%
高アドヒアランス・ワーファリン症例に比べ高アドヒアランス・DOACは、血栓塞栓イベント 14%減少 ( p < 0.001)、低アドヒアランス・ワーファリンでは48%増加、低アドヒアランス・DOACでは69%増加 (p <0.001)


以下のグラフは生存率とっているのだが・・・



2017年11月21日火曜日

NOACはほんとに安全で有効?

NOAC全般に言えることだが、ダビガトラン(プラザキサカプセルなど)はほんとにワーファリンに比較して安全で有効なのだろうか?



Outcomes of Dabigatran and Warfarin for Atrial Fibrillation in Contemporary Practice: A Retrospective Cohort Study

Alan S. Go, et al.
Ann. Int. Med. Original Research |14 November 2017
http://annals.org/aim/article-abstract/2662108/outcomes-dabigatran-warfarin-atrial-fibrillation-contemporary-practice-retrospective-cohort-study?doi=10.7326%2fM16-1157
ダビガトラン服用者(25,289)はワーファリン開始者(25,289)propensity score-match化比較にて、虚血性卒中発生率で明確な差を認めない (0.80 vs. 0.94 イベント/100人年; ハザード比 [HR], 0.92 [95% CI, 0.65 to 1.28]) 、同様に、頭蓋外出血 (2.12 vs. 2.63 イベント/100人年; HR, 0.89 [CI, 0.72 to 1.09])でも差を認めない。
しかし、頭蓋内出血の尤度低下 (0.39 vs. 0.77 イベント/100人年; HR, 0.51 [CI, 0.33 to 0.79]) あり、心筋梗塞発生率増 (0.77 vs. 0.43 イベント/100人年; HR, 1.88 [CI, 1.22 to 2.90])
感度分析、exposure definitionで、ダビガトラン服用と心筋梗塞の高強度・有意な関連性判明(HR range, 1.13 [CI, 0.78 to 1.64] to 1.43 [CI, 0.99 to 2.08])
さらに、ダビガトラン服用と胃腸出血率増大が、高齢者・腎疾患患者でみられた。



MR出入り制限している医局は北朝鮮を笑える?

医師全てに情報リテラシー、批判的吟味スキルがあれば、誤った情報に左右される確率は減る。むしろ、情報制限にてupdateされない環境下におこうとしている医療管理体制を疑問に思うと・・・ある病院群に対する個人的感想。

また、ある病院の循環器科は当方がINRコントロールしている高齢患者に対する処方をむりやりプラザキサへ変更。上記論文など存在しない数年前だが・・・。この変更に合理性はあったのだろうか?

・・・など、個人的に感慨深い後顧的コホート研究報告

そもそも、Ann. Int. Med.記事だからそれなりに影響を与えるだろうとは思う。

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