2015年10月10日土曜日

ランナーズ・ハイ 内因性カンナビノイド系作用が関与:抗不安・鎮痛効果






A runner’s high depends on cannabinoid receptors in mice
Johannes Fussa, et. al.
PNAS www.pnas.org/lookup/suppl/doi:10.1073/pnas.1514996112/-/DCSupplemental.


運動は、報酬的現象であり、長距離ランナーは特に「ランナーズ・ハイ」と呼称される、多幸感、不安緩和、沈静、麻酔作用を伴う。
一般的には、内因性エンドルフィンのベネフィット効果とされるが、ランニング運動は、βエンドルフィン(オピオイド)とアナンダミド(内因性のカンナビノイド受容体リガンド(内因性カンナビノイド)、endocannabinoid)の血中濃度増加をもたらす。

マウスを対象に、薬物学的、分子遺伝学的、行動的研究を行い、
不安緩和効果は、forebrain GABAergic neuronの内因性カンナビノイド受容体1(CB1)に依存

鎮痛は、末梢性CB1、CB2受容体の活性化に依存することが判明
内因性カンナビノイド系が、ランナーズ・ハイの2つの主要効果においてクリティカルな役割を果たしていることが示された。

鎮静は、カンナビノイド・オピオイド受容体遮断に影響されず、
多幸感は、マウスモデルでは検討できず



某地元マラソンはずれた ちくしょー





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