2012年6月23日土曜日

糖尿病の有無より、CKDの存在は、心筋梗塞発症に対する影響が大きい

CKDの有無は冠動脈リスクとして 糖尿病に匹敵か、それ以上という結論


Risk of coronary events in people with chronic kidney disease compared with those with diabetes: a population-level cohort study
Marcello Tonelli, et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 19 June 2012

eGFR・蛋白尿測定住民ベースコホート研究
フォローアップ中央値48ヶ月(IQR 25-65ヶ月)で、 11 340 / 1 268 029 名(1%) が心筋梗塞入院 
心筋梗塞非補正発生率は、心筋梗塞既往者で最も多い(1000人年あたり 18.5、95%信頼区間 17.4-19.8)


心筋梗塞既往の無い場合、心筋梗塞発生率は糖尿病患者(CKD無し)では、CKD患者比較で少ない (糖尿病無し ; 5·4 per 1000 人年, 5·2—5·7, vs 6·9 per 1000 人年, 6·6—7·2; p<0·0001)

糖尿病患者心筋梗塞発生率は、CKD(eGFR< 45 ml/min/1.73m2 ・重症蛋白尿症例)に比べ、実質的に少ない(6·6 / 1000 人年, 6·4—6·9 vs 12·4 / 1000 人年, 9·7—15·9)

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