2015年7月21日火曜日

無症候性高尿酸血症では、アロプリノール過敏症リスク増加 ;日本のガイドラインは無責任すぎる

日本では無症候性高尿酸血症への薬物療法が野放しどころか、推奨


http://www.tukaku.jp/wp-content/uploads/2013/06/tufu-GL2.pdf



ところが、無症候性高尿酸血症では、アロプリノール過敏症リスク増加するという報告がある。


Allopurinol Use and Risk of Fatal Hypersensitivity Reactions: A Nationwide Population-Based Study in Taiwan
Chien-Yi Yang, et. al.
JAMA Intern Med. Published online July 20, 2015.


被保険者230万名超のなかで、アロプリノール年次発生頻度は、 1000名につき4.68、関連入院発生頻度 2.02、関連死亡発生頻度 0.39


アロプリノール過敏症年次発生頻度は、研究期間中で有意に統計学的に増加 (p<0.01)

アロプリノール過敏症年次発生リスク要素は統計学的に有意増加(p<0.001)
アロプリノール過敏症リスク要素は、女性、60歳以上、初期投与量 100mg/日、腎臓、心血管合併症、無症候性高尿酸血症治療使用



無症候性高尿酸血症治療及び腎・心血管疾患患者では、アロプリノール過敏症のリスク統計学的有意増加   (オッズ比 [OR], 1.61; 95% CI, 1.33-1.94; < 0.001 for 腎疾患、 OR, 1.52; 95% CI, 1.19-1.93; P < 0.001 for 心血管疾患)


これらは、また、死亡リスク有意増加  (OR, 5.59; 95% CI, 2.61-11.94; P < 0.001 for 腎疾患 、 OR, 3.57; 95% CI, 2.31-5.51; P < 0 .001 for 心血管疾患)

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