2022年6月2日木曜日

シボピキサント 難治性・原因不明慢性咳嗽第2相aトライアル

リフヌアの対抗品となるか・・・ 

疼痛・神経 S-600918 シボピキサント 難治性・原因不明慢性咳嗽
この小さな治験報告だと味覚障害は大分少ない

Randomised trial of the P2X3 receptor antagonist sivopixant for refractory chronic cough 
Akio Niimi, et al. 
European Respiratory Journal 2022 59: 2100725; 
DOI: 10.1183/13993003.00725-2021 

【背景 】プリン受容体 P2X3 は咳反射に大きく関与することが示されている。また、プリン受容体のヘテロ三量体バージョン(P2X2/3)は味覚障害に関与することが示されている。一方、新たに開発されたsivopixantは、P2X2/3は味覚障害を誘発するが、P2X2/3に対し、高いP2X3選択性を有している。

 【方法】 第 2a 相無作為化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー多施設共同試験において、難治性または原因不明の慢性咳嗽を有する成人患者に、sivopixant 150mg またはプラセボを 1 日 1 回 2 週間投与し、その後 2-3 週間のウォッシュアウト期間を経て、2 週間プラセボまたは sivopixant にクロスオーバーさせた。シボピキサントの有効性と安全性が評価された。 

【結果】 ランダム化された31名の患者のうち、シボピキサント先行群15名、プラセボ先行群15名が試験を完了した。2週間の治療後、日中の1時間ごとの平均咳の回数のベースラインに対する比率(主要評価項目)および24時間にわたる咳の回数(副次評価項目)は、プラセボで調整した場合、それぞれ-31.6%(p=0.0546)および-30.9%(p=0.0386)であった。また、Sivopixantは健康関連QOLを改善した。治療関連の有害事象は、sivopixantとプラセボ投与中に、それぞれ12.9%と3.2%に発生した。軽度の味覚障害はシボピキサント投与中に2例(6.5%)に発生した。 

【結論】 シボピキサントは、難治性または原因不明の慢性咳嗽を有する患者において、味覚障害の発生率は低く、客観的な咳嗽頻度の減少および健康関連のQOLの改善を示した。 www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note