2015年12月17日木曜日

副流煙:Second Hand Smokeの影響 不妊、女性閉経早期化に関与

the Women's Health Initiative Observational Study (WHI OS)の二次解析

副流煙:Second Hand Smokeの影響
不妊、女性閉経早期化に関与

Associations between lifetime tobacco exposure with infertility and age at natural menopause: the Women's Health Initiative Observational Study
Andrew Hyland, et. al.
Tob Control doi:10.1136/tobaccocontrol-2015-052510


前部で、88,732名の女性のうちの15.4%で不妊解析
50歳未満自然閉経 79,690名中45%

喫煙歴無しに比べ、既往喫煙被検者での不妊包括OR 1.14 (95% CI 1.03 to 1.26) 、早期閉経 1.26 (95% CI 1.16 to 1.35)

SHS暴露・自身非喫煙女性のOR 不妊 1.18 (95% CI 1.02 to 1.35) 、早期閉経 1.18 (95% CI 1.06 to 1.31)

喫煙既往では、SHS暴露無し非喫煙者より、21.7ヶ月早期閉経
SHS高度の女性では、13.0ヶ月早期に閉経




論文:40年前に比べ大げさなpositive、negativeな言葉の使用増大している

BMJのクリスマス特集記事の一つ


Pollyannaバイアス:「極めて前向きな楽観主義者」の意味

Human language reveals a universal positivity biasP
NAS Feb. 24, 2015 vol. 112 no. 8


これとは違う”positive”と思うが・・・見いだされた知見を”bright side”にのみ着眼し大袈裟に表現するやり方。

科学的記載には情緒的表現はなるべく避けるべきだが、次第に、次第に浸透してきているらしい。特に、英語ネイティブでない論文記述者に多く見られる。


科学文献数増大に伴い、大げさな表現が増大ししているのではないかと懸念



Use of positive and negative words in scientific PubMed abstracts between 1974 and 2014: retrospective analysis

BMJ 2015; 351
doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h6467 (Published 14 December 2015)

目的 科学要旨使用言語が、極端なpositive、negative word使用方向へ経年的に偏っているかどうか?
デザイン PubMed between 1974〜2014のPubmed科学論文要旨後顧的解析

方法 positive、 negative、 neutral wordの年時頻度 (各カテゴリー25事前選別word)+100のランダム選択wordを要旨総数標準化
サブ解析は、個別言語パターン定量化、選別上高インパクトジャーナル特異性、主要言語英語圏内外の著者連携
修験頻度パターンを既出版書籍・Google Books Ngram Viewerによるダイジェスト化4%と比較



主要アウトカム測定 要約中のpositive、negativeなwordの頻度を、ニュートラル、ランダムな含蓄を有する言葉の頻度と比較して、1980年来の相対的変化として表現

結果 positive wordの絶対頻度は2.0% (1974-80) から17.5%(2014)へ増加、40年間で880%の相対的増加。
25個別positive word全て、特に、“robust”、 “novel” 、“innovative” 、“unprecedented”という言葉が15000%まで相対的に増加。

インパクトファクターが高い選別ジャーナルでの解析に限定すると、差はあるものの、底までの顕著な傾向はすくなくなる。

非言語会話国施設所属著者では、このpositive word使用が、有意に多い。
negative wordは、1.3%(1974-80) から3.2%(2014)へ増加し、257%の相対的増加が見られる。

同期間、ニュートラル、ランダムなword使用は明確な増加見られず、出版書籍でのpositive word使用頻度の増加も明確には見られない。




結論:今回の辞書的解析では、科学要約は positive word、negative wordの記載増加が見られ、科学的記載の変化に新しい観点を生じている。明らかに、研究結果のbright sideに着眼しやすい。しかし、これはリアリティーにフィットした知覚なのか疑念を呈したい。

アセトアミノフェンはインフルエンザウィルスとその症状に効果を示さない

アセトアミノフェンはインフルエンザ感染に不要といいたげな報告



Randomized controlled trial of the effect of regular paracetamol on influenza infection.
Jefferies S,  et. al. Pi Study Group. Author information
Respirology. 2015 Dec 6. doi: 10.1111/resp.12685

80名をランダム化、フォローアップ喪失ゼロ、1名4日で中断
PCR確認インフルエンザ症例をプラシーボ 22名、 パラセタモール群 24名


平均(SD) AuC PCR log10 virus loadは、プラシーボ  4.40 (0.91)、 パラセタモール  4.64 (0.88) ;差 −0.24, 95% CI: −0.78 to 0.29, P = 0.36


症状スコア、体温、症状改善までの時間、健康状態に群間差認めず
ランダム化治療とインフルエンザPCRによる検出有無の相関性認めず



アセトアミノフェンはインフルエンザウィルスとその症状に効果を示さない
http://www.channelnewsasia.com/news/health/acetaminophen-may-do-no-g/2347438.html


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