2016年1月31日日曜日

変形性膝関節症:減量程度と機能改善に量依存関係 8%程度や痩せることが要求される

効くか効かないといえば効かない方のエビデンスが多い、グルコサミンなどのサプリメントにお金を使うより、減量に時間を割いた方が、他の生活の質まで改善して良いと思うのだが・・・どうも実践しないのが一般の人間らしい


せめて、医者くらいは膝痛には痩せることが基本と信じ実践すべきだろう



Is there a dose response relationship between weight loss and symptom improvement in persons with knee osteoarthritis?
Inoshi Atukorala, et. al. DOI: 10.1002/acr.22805
Arthritis Care & Research
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/acr.22805/abstract;jsessionid=99420BE3D7D7AA16195CC6A0423DC2A2.f01t04



目的:有症状変形性膝関節症(KOA)患者の 体重減少と疼痛/機能改善の量依存関係を、住民ベース減量プログラムで調査 
研究方法: 18週間「Osteoarthritis Healthy Weight for Life」減量プログラムKOA被検者

このcompleterタイプの解析では、被検者をベースライン、6週-、18週で減量とKnee Injury and Osteoarthritis Outcome Score (KOOS) subscale評価。
減量幅カテゴリー(10%超、5.1-7.5%、2.6-5.0%、2.5%未満)とKOOSスコアの量依存関係を性・年齢・BMI、KOOSのANOVA補正反復計測にて評価
KOOS由来のWestern Ontario McMaster Universities Arthritis Index (WOMAC) function score 臨床的有意機能改善評価として使用

結果: 登録 1383 (女性 71%)名、平均年齢 64 (8.7)歳、身長 1.66(0.09)m、体重 95.1 (17.2)kg
平均BMIは344.4 (5.2)で、ベースラインで肥満82%
体重2.5%超到達は1304(94%) 
全KOOS subcaleと%体重減少率は量依存的に全ての体重変化カテゴリー横断的に認められる
7.7以上(95% CI 5.2-13.3)の減量が臨床的有意機能改善のため必要

結論: 減量と症状改善に有意な量依存関係あり
この研究にて地域における変形性関節症治療介入としての減量のfeasibility確認された

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note