2013年9月30日月曜日

DHA/EPA濃度は、認知機能とその経時的衰弱とは無関係 ・・・ 嘘を言うな→「ぼけない食事」

ぼけないための食事」、「認知症予防のための食事」とかいうのは、嘘 ・・・ 大概、DHA/EPA仮説に基づき暴走している主張・記載だらけ


いいかげんな記載はいい加減やめてほしい


Eating fish may not help with memory, thinking skills
http://www.usatoday.com/story/news/nation/2013/09/25/fish-brain-memory/2864021/

UPI:http://www.upi.com/Health_News/2013/09/29/Omega-3-fatty-acids-may-not-help-retain-brain-function/UPI-10491380470672/


Omega-3 fatty acids and domain-specific cognitive aging: Secondary analyses of data from WHISCA
Eric M. Ammann, et. al.
Neurology 10.1212/WNL.0b013e3182a9584c; published ahead of print September 25, 2013
【目的】 赤血球中DHA・EPAレベルは、65歳以上成人の、ドメイン特異的機能に関して防御的に働くという仮説検証。 
【方法】 閉経後ホルモン治療臨床トライアル酸化認知機能正常2157名女性で、中央値 5.9年間、年次認知機能フォロー。
後顧的コホート研究、ランダム化前、赤血球DHA+EPA値と、以下の関連性評価
a) ベースラインでの認知機能測定値 
b) 時間推移に於ける認知機能変化

以下の7つのドメインによる認知機能・パフォーマンス組み合わせ
・fine motor speed
・verbal memory
・visual memory
・spatial ability
・verbal knowledge
・verbal fluency
・working memor

【結果】 人口統計的、臨床的、行動的指標補正後、初年次認知機能評価バッテリーに対する、横断的認知機能の有意な差は、DHA+EPA3分位高低群で、有意差を認めず
加え、3分位において、認知機能時間推移変化でも有意差認めず

【結論】高齢・認知症無しの女性において、赤血球中DHA+EPA濃度と加齢関連性認知機能減衰関連性認めず

虚血性心疾患:負荷薬剤 アデノシンからregadenoson (Lexiscan) へ?

ASNC(該当medpage http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASNC/


新しい血管拡張剤 regadenoson (Lexiscan)  は、薬剤負荷試験として標準薬であるアデノシンを用いた場合と、同等の予測性を持つという報告。

軽度の副作用、頭痛・消化器系副作用は持つものの、より重篤な副作用である、房室ブロックや気管支れん縮を生じないというベネフィットを持ち、アデノシンにほぼ全て置き換わると期待される報告。

だが、まだ、後顧的単施設研究で有り、寄与要素の可能性がある。


"Comparison of the prognostic value of regadenoson vs adenosine stress SPECT MPI in patients with known or suspected coronary artery disease"
ASNC 2013; Abstract 308-01.
Farzaneh-Far A, et al
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASNC/41944

stress SPECT心筋血流画像検査施行、3698名の連続患者
アデノシン検査された1737名は異なる鍵となる心血管リスク要素を有し、2年間フォローアップ、心血管死 151名、非致死性MI 74名

ベースラインの差を考慮した逆確率加重後の2つの検査群間の心血管死亡確率の差は数%


画像検査の話題、もう一つ

Enhanced Cardiac PET Picks Up More Heart Disease
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ASNC/41942

定量的心筋血流画像検査では、ゴールドスタンダードの血管造影と比較すると、いわゆる多枝血管疾患では、45%ほど過小評価となると、クリーブランドクリニックの研究者
しかし、血管造影疾患の重症度とともに、連続変数として記録され、正常血管 vs 1枝疾患、 1枝血管 vs 2枝疾患、 2枝疾患、 2枝 vs 3枝疾患毎に変化する。
カットオフ値 1.6ml/min/gで、正常患者パターン95%信頼区間外に相当。

Lou JY, et al "Underestimation of severe and extensive CAD by stress-rest cardiac PET: Incorporation of PET-assessed myocardial blood flow values improves identification of multivessel CAD" ASNC 2013; Abstract 211-02.

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