ラベル アスベスト の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アスベスト の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年9月9日水曜日

豪州:特発性肺線維症の職業・環境リスク要素:たばこ・大麻・アスベスト・職業粉じんなど

IPF症例において吸入粉じんなどの環境、職業歴定量的聞き取りはルーチンになされていると思う。だが、真の環境リスク要素について本当は解明不十分ということが序文記載からも明らか


<hr>

Occupational and environmental risk factors for idiopathic pulmonary fibrosis in Australia: case–control study

Sheikh M Alif, et al.  For the Australian IPF Registry

Thorax  bramson MJ, et al. 

Thorax 2020;0:1–6. doi:10.1136/thoraxjnl-2019-214478

https://thorax.bmj.com/content/early/2020/07/12/thoraxjnl-2019-214478


はじめに 

特発性肺線維症(IPF)は、進行性の瘢痕化が特徴の原因不明の肺疾患であり、効果的な治療法は限られており、生存期間の中央値はわずか2~3年である。目的は、オーストラリアにおける IPF に関連する潜在的な職業的および環境的曝露を特定すること。


方法 

オーストラリアの IPF 登録により症例を募集した。母集団ベースの対照者は、年齢、性別、州で頻度を一致させたランダムな数字の電話をかけて募集した。参加者は、人口統計学、喫煙、家族歴、環境および職業暴露に関する質問票に記入した。職業暴露評価はフィンランドの職業暴露マトリックスとオーストラリアのアスベストJEMを用いて行われた。多変量ロジスティック回帰を用いて、IPFとの関連を年齢、性、州、喫煙で調整したORと95%CIで記述した。


結果 

症例503人(平均±SD年齢71±9歳、男性69%)と対照902人(71±8歳、男性69%)を募集した。タバコの喫煙経験はIPFのリスク増加と関連していた:OR 2.20(95%CI 1.74~2.79)、しかし、マリファナの使用経験はタバコを調整した後のリスク減少と関連していた:0.51(0.33~0.78)。肺線維症の家族歴は、IPFのリスクの12.6倍(6.52~24.2倍)の増加と関連していた。副流煙(OR 2.1、1.2~3.7)、呼吸性粉塵(OR 1.38、1.04~1.82)およびアスベスト(OR 1.57、1.15~2.15)への職業暴露は、独立してIPFのリスク増加と関連していた。しかし、他の特定の有機粉塵、鉱物粉塵、金属粉塵への職業暴露はIPFとは関連していなかった


結論

IPFの負担は、たばこ対策の強化、職業上の粉塵対策、職場でのアスベストの除去によって軽減される可能性がある。


www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


<hr>

序文から

6つの研究のメタアナリシスでは、金属粉塵(2.44(1.74〜3.40))、家畜(2.17(1.28〜3.68))、石/砂(1.97(1.09〜3.55))、木材粉塵(1.94(1.34〜2.81))、農業/農業(1.65(1.20〜2.26)、喫煙(1.58(1.27〜1.97))を含む6つの暴露がIPFと有意に関連していた(サマリーOR(95%CI))。 34から2.81))、農業/農業(1.65(1.20から2.26))と喫煙歴(1.58(1.27から1.97)) 

アメリカ胸部学会と欧州呼吸器学会(ATS/ERS)からのより最近の声明は、15の関連するケースコントロール研究が含まれています。 

pooled ORは、蒸気ガス粉塵またはヒューム(VGDF)金属粉塵木粉塵シリカで増加した。個々の研究では、カビや薪火への家庭内暴露に関連したIPFのリスクの増加も発見されているが、これらの知見は他の検討では再現されていない。 

IPFの病因と病態はまだ十分に理解されていません。このことは、IPFの危険因子を特定すること、特に職業的および環境的曝露が非常に重要である

 



2015年7月13日月曜日

クレヨンとアスベスト

Environmental Working Group (EWG) Action Fund

Tests Find Asbestos in Kids’ Crayons, Crime Scene Kits
http://www.asbestosnation.org/facts/tests-find-asbestos-in-kids-crayons-crime-scene-kits/





中国産・・・


「タルク」混入を厳格に測定していると言明している日本のタルクメーカー。

中国産だから全て危険というわけではないだろうが・・・China-freeが無難?


2014年7月30日水曜日

アスベストと自己免疫疾患の関連性

硅酸、結晶性シリカは、自己免疫発症と関連するとされて他が、アスベストとの関連性は認識されてなかった。

アスベストは、「serpentine」や「amphibole」として分類される鉱質繊維で、職業性暴露は、主にserpentine fiberであるchrysotileについてフォーカスされている。amphiboleのたぐい,、winchite、richterite、tremoliteを含むLibby asbestも存在する。






Fiber family Fiber names Chemistry Location/use
Serpentine Chrysotile Mg3(Si2O5)(OH)4 (idealized), rolled sheets of Si oxide tetrahedra Many commercial uses  Sumas Mtn 
Amphibole Actinolite Various Mg, Fe, Ca, and Na ions on double chains of silicon oxide tetrahedra Igneous and metamorphic rock, many commercial uses  
Amosite
Anthophyllite
Crocidolite
Tremolite
Asbestiform Winchite Similar to amphibole, not specifically classified as asbestos Similar to amphiboles, contaminant  
Richterite
Nanowires Nanotubes Many metal formulations, formed into very long, thin chains or tubes Synthetic, many commercial uses 
Nanowires
Zeolite Erionite (Na2,K2,Ca)2Al4Si14O36·15H2O
(idealized), chains of silicate “cages” or rings
Igneous rock: Turkey  ; S. Dakota  



病態可能性として、TH-17応答によるもので、角閃石(かくせんせき、amphibole暴露マウスでは認めるが、chrysotileでは認めない。TH-17により、IL-6、IL-23、TGF-βのようなサイトカイン反応トリガー・反応維持に向かう可能性、これが自己免疫疾患との関連を惹起する可能性がある。


Autoimmunity and Asbestos Exposure
Jean C. Pfau, et. al.
Autoimmune Diseases Volume 2014 (2014), Article ID 782045, 11 pages
http://dx.doi.org/10.1155/2014/782045

アスベスト暴露と、全身自己免疫を示唆する自己抗体、例えば抗核抗体との関連性の実態があるが、特異的自己免疫疾患を形成する、強い疫学的関連は検討されてない。
他のsilicate dust、crystalline silicaと対照的に、全身性エリテマトーデス、強皮症、関節リウマチのような疾患との暴露関連エビデンスの可能性はあるが、 アスベスト症の文献は、中皮腫や肺癌などの癌ばかりフォーカスが当てられてしまっている。

アスベストと自己免疫疾患の疫学的な強い関連性がない理由としては、
(a) 暴露量がsmallあるいはdiffuseなため統計学パワー不足
(b) 暴露の分類不適切
(c) 疾患発症のlatency
(d) 検出不能な mild or subclinical entitityあるいは、他の病因によるマスク
(e) 特定アスベスト繊維種特異的影響のため、種々暴露により統計学的有意差を見いだせない


疫学的、動物モデル、in vitro dataをレビュー要約したも文献

自己免疫リスク増加する免疫異常、そしてアスベスト関連肺疾患の原因となる可能性のある、アスベスト繊維関連要素の理解を役立たせるための報告。





2012年10月11日木曜日

胸水・血中fibulin-3:中皮腫早期診断、治療戦略上有益

早期段階での胸膜中皮腫同定と、個別治療戦略に役立つであろう新しいバイオマーカー


fibulin-3
Fibulin-3 は、 epidermal growth factor–containing fibulin-like extracellular matrix protein 1 (EFEMP1)をエンコードするextracellular glycoprotein fibulin familyで、染色体2p16に存在。
遺伝子発現は正常細胞で少なく、甲状腺などで発現増加。骨性・軟骨構造をもたらす緻密な間葉に発現する。 細胞増殖と逆相関的に関連する細胞・細胞、細胞・マトリックス相互作用へ影響を与え、血管新生に影響を与える。


Fibulin-3 as a Blood and Effusion Biomarker for Pleural Mesothelioma
Harvey I. Pass, et. al.
N Engl J Med 2012; 367:1417-1427October 11, 2012
DOI: 10.1056/NEJMoa1115050

 中皮腫92名、アスベスト暴露・非がん 136、中皮腫によらない胸水 93、健康対照者 43
胸水(中皮腫 74、良性胸水 39、非中皮腫・悪性胸水 54)

盲検化評価で、免疫組織化学的分析、fibulin-3血中、浸出液測定(ELISA)


血中 bibulin-3濃度は、年齢、性、アスベスト暴露器官、レントゲン変化によらずばらつきなく、アスベスト暴露・中皮腫無しの患者に比べ、胸膜中皮腫患者で有意に高値 (Detroit コホート 105±7 ng/mL , New York cohort 113±8 ng /mL vs 非中皮腫 14±1  ng/mL , 24±1  ng/mL ,; P<0 .001=".001" br="br">
胸水 fibulin濃度はアスベスト暴露・中皮腫無しの患者に比べ、胸膜中皮腫患者で有意に高値 (Detroit cohort 694±37 ng/mL , New York cohort 636±92 ng/mL vs 中皮腫に寄らない胸水 212±25, 151±23 ng/mL; P<0 .001=".001" br="br">

fibulin-3染色腫瘍細胞、サンプル26/26で陽性

中皮腫有無全体比較で、血中fibulin-3値 ROC/UCカーブで、カットオフ値 52.8 ng/mLで、感度 96.7%、特異度 95.5%

アスベスト暴露中皮腫早期で、fibulin-3 カットオフ値 46.0 ng/mL感度100%、特異度 94.1%

盲検検討によれば、血中サンプルのAUC 0.87(アスベスト暴露 96名、中皮腫 48名)




中皮腫の診断、治療に難儀してるだけに、早期に実用化してほしい

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...