ClinicalTrials.govという、多くの医師・研究者たちが信用するであろうトライアルシステムにおいても、そのような現象をうかがい知ることができる。
Compliance with Results Reporting at ClinicalTrials.gov
Monique L. Anderson, et. al.
N Engl J Med 2015; 372:1031-1039March 12, 2015DOI: 10.1056/NEJMsa1409364
ClinicalTrials.govの全トライアルから、highly likely applicable clinical trials(HLACTs) 13,327 を収集 (2008年1月1日〜2012年8月31日)
77.4%が薬剤トライアル。
トライアル中36.9%が第2相、23.4%が第3相
製造メーカーからの資金供出65.6%
トライアル完遂後12ヶ月内のトライアル報告サマリーのうち、わずか13.4%のみ完遂。2013年9月27日までのいずれかの時点までに報告されたのは38.3%。
タイムリーな報告作業は、FDA oversight、トライアル後期相、企業資金捻出のような要素とは関連せず
サンプルレビューによると、企業資金源トライアルの45%は、レポート結果を要求されてない。一方、NIH基金では6%、他政府や学術団体からの資金によるトライアルでは9%と比べるとその比率はかなり高い。