2014年10月15日水曜日

話題のRNAウィルスたち

米国CDC報告:
rRT-PCRを用いたエンテロウィルスD68迅速検査開発
http://www.cdc.gov/media/releases/2014/p1014-test-enterovirus-D68.html


当面、サーベイランス目的らしい、なんせ診断しても支持療法だけだし



Ebolaに関しては、昨年迅速検出検査キット記事がある
http://www.scidev.net/sub-saharan-africa/health/news/scientists-developing-rapid-test-kit-for-ebola-virus.html


WHOの「ターゲット製品特性」は、 臨床的感度98%超、特異度 99%超、30分未満、3ステップ未満が理想・・・ということは満たすものは未だ無いということか・・・ http://www.who.int/medicines/publications/target-product-profile.pdf




ところで、日本のマスコミは、デング熱ばかり取り上げるが・・・・

当方の周辺が騒がしく、全国的に多数の死の原因となっているSFTSもどうにかして欲しい

マスコミというか、東京都に存在する厚労省本部の問題かもしれないが・・・(何が地方再生だ)



同じRNAウィルスでもちょっと違う

エンテロウィルス:第4群 (Group IV) - 1本鎖RNA +鎖(mRNAとして作用)

デング熱ウィルス: 第4群 (Group IV) - 1本鎖RNA +鎖(mRNAとして作用)

SFTSウィルス:、ブニヤウイルス科フレボウイルス属:第5群 (Group V) - 1本鎖RNA -鎖 (mRNAの相補鎖。鋳型として使用。)

エボラウィルス: 第5群 (Group V) - 1本鎖RNA -鎖 (mRNAの相補鎖。鋳型として使用。)

グレープフルーツジュース:減量、血糖降下作用、インスリン抵抗改善作用

高脂肪食で特に効果があるらしいが、減量・インスリン抵抗性改善・血糖降下としてグレープフルーツジュースは良いらしい。

降圧剤との組み合わせでいろいろ問題あるけど・・・


Consumption of Clarified Grapefruit Juice Ameliorates High-Fat Diet Induced Insulin Resistance and Weight Gain in Mice
Rostislav Chudnovskiy, et. al.
Published: October 08, 2014DOI: 10.1371/journal.pone.0108408
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0108408
グレープフルーツジュース遠心分離不溶性大分子成分: clarified of larger insoluble particles by centrifugation (cGFJ) これに糖を25-50%甘み付けして、マウスモデルに飲用させる。対照は同量の水分/カロリー摂取。 
高脂肪摂取食・cGFJ摂取マウスでは、対照に比べ、体重18.4%減少、空腹時血糖 13-17%減少、空腹時インスリンは3倍減少、肝臓トリグリセライド38%減少 
低脂肪食・cGFJ摂取マウスでは、空腹時インスリン2倍減少、しかし、高脂肪食マウスで見られた他の変化は見られない。 
cGFJ摂取は、頻用抗糖尿病薬メトホルミンと同程度の血糖降下作用がある 
食事による肥満発症後cGFJ導入は、減量と血糖低下とも示す。

cGFJの生物活性成分である、naringinは、血糖減少、インスリン耐性改善を示すが、体重減少に関しては効果認めず。

対照のしっかりしている動物実験により、グレープフルーツジュースは、健康増進作用が明確となった。


グレープフルーツの抽出物の効果は、生のそれよりかなり劣化するってにも興味

サプリメント屋や悪辣マスコミ(NHKももちろん含む)の常套手段の反証になる
「ある食べ物は体に良い」という現象から、抽出物をとりだし、大元の食べ物と同等の効果があると宣伝




noteへ実験的移行

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