2015年4月12日日曜日

食品交換表の終焉?

蛋白の種類により体重増加への影響が異なる。そしてさらに、食べ物の組み合わせで、太るか、痩せるか変わる。Glycemic load(グリセミック負荷)の少ないたべものを組み合わせるとやせる。


Changes in intake of protein foods, carbohydrate amount and quality, and long-term weight change: results from 3 prospective cohorts
Jessica D Smith, et. al.
Am J Clin Nutr April 2015 ajcn100867

【背景】 食事ガイドラインは、蛋白内部での変更(例えばレッドミートの代わりに鶏肉へ変更)を推奨している。しかし、炭水化物主体の食事はそのGlycemic load (GL):グリセミック負荷の質にばらつきがあるが交換可能とされている。そのような交換が可能かのか、そして、長期的影響に関して確立したものではない。

【目的】 蛋白摂取の交換法、グリセミック負荷、交換による長期体重増加への影響を決定

【デザイン】 4年間変化の相関を検討、蛋白摂取、グリセミック負荷、そして4年毎の体重変化を16年間から24年間フォローアップでその相関を他のライフスタイル(喫煙、身体活動、テレビ視聴、睡眠時間)、BMI,他の食事要素変化補正にて検討、3つの同時期前向き米国コホート(Nurses’ Health Study, Nurses’ Health Study II, and Health Professionals Follow-Up Study)、ベースラインで12万784名の慢性疾患及び肥満なしの男女

【結果】 蛋白食は、互いに、相互交換はされてない  (intercorrelations typically  p < 0.05)が、炭水化物は相互交換されている  (negative correlation as low as −0.39) 
蛋白食は長期的体重増加と相関性を持つ、そして、ミート食、皮付き鶏肉、レギュラーチーズに対して正の相関を持つ ( 1日ごとサービング数増加毎 0.13–1.17 kg; P = 0.02 to P < 0.001)

一方、ミルク、レグーメン、ピーナッツ、卵では相関認めず  (P > 0.40 for each)

また、ヨーグルト、ピーナッツバター、クルミ、他のナッツ類とは、体重減少と相関 (−0.14 〜 −0.71 kg; P = 0.01 〜 P < 0.001)


グリセミック負荷は、50-unit増加毎、体重は 0.42 kg増加に相当し、独立した相関を有する  (P < 0.001)


蛋白食品とグリセミック負荷の変化は有意な関連性をもつこと(P-interaction < 0.05)が見出されている;例えば、チーズの摂取量増加は、もしグリセミック負荷が増加するなら、体重増加と相関。もし、グリセミック負荷の変化がないなら、体重は安定、もしグリセミック負荷を交換するなら(i.e., Glycemic load減少)なら、体重減少。




毛が甦るのは、毛髪の臓器作用


研究者たちは、3−5mm範囲の200本の脱毛から、450−1300本の新しい毛が生じるメカニズムが分子的動向でなく、臓器レベルの共同的作用によることを見出した。



http://www.medicalnewstoday.com/articles/292229.php


Organ-Level Quorum Sensing Directs Regeneration in Hair Stem Cell Populations
Chih-Chiang Chen,  et. al.
DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.cell.2015.02.016






コーディネートされた臓器の動態は、環境刺激への効果的対応ができるか決定的な影響を与える。パターン化された脱毛に対する毛包の再生研究により、臓器レベルのquorum刺激が皮膚外傷に反応した共同的反応を示すことがわかった。
種々レベルの脱毛でも、近隣ほど、脱毛されてない残りの毛で、5倍までの再生を生じ、集合的意思決定的プロセスにより活性化を示した。
データモデリングを通して、quorum signalの程度は、1mmのオーダーであると想定され、これは拡散可能な分子的要素の及ぶ範囲をハゲしく凌駕している。
分子・遺伝解析にで、2つのステップのメカニズムであると判明。一方、損傷毛髪からのCCL2遊離は、TNF-α分泌マクロファージを誘導し、脱毛・非脱毛部位ともに毛包に集積し、シグナル化する。再生に伴う免疫反応カップリングにより皮膚に障害予測をもたらし、軽度外傷を免れる。幹細胞の古スケールの共同的活性化を伴い強度外傷に対応する。

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