代謝的に健康な体重過多・肥満でもCKDリスク増加を生じる
Metabolically Healthy Obesity and Development of Chronic Kidney Disease: A Cohort Study Yoosoo Chang, et. al.
Ann Intern Med. Published online 9 February 2016
369,088人年フォローアップ期間に於いて、多変量補正5年累積CKD頻度は1000人対
低体重:−4.0 (95% CI, −7.8 〜 −0.3)
過剰体重:3.5 (CI, 0.9 〜 6.1)
肥満:6.7 (CI, 3.0 〜 10.4)
2016年2月10日水曜日
市中肺炎入院成人患者への抗生剤:入院後4-8時間以内βラクタム製剤+マクロライドもしくはフルオロキノロン投与にて短期死亡率改善
市中肺炎入院成人患者への抗生剤:システマティック・レビュー
Antibiotic Therapy for Adults Hospitalized With Community-Acquired Pneumonia
A Systematic Review
Jonathan S. Lee,et. al.
JAMA. 2016;315(6):593-602. doi:10.1001/jama.2016.0115
市中肺炎入院成人抗生剤治療
20研究(17観察、3ランダム治験)クライテリア合致
4最大研究(2,878 - 1170,022)で入院後4-8時間内抗生剤投与は死亡率減少 5% - 43%と関連
4最小研究(451-2076)では、抗生剤開始と死亡率のタイミングに相関認めず
1つのクラスターランダム化トライアル(n=1737)では、βラクタム単剤(n=506) vs βラクタム+マクロライド併用(n=566)で絶対的補正差 90日死亡率 2.5% (90% CI, -0.6% - 5.2%)で、βラクタム単独の方が良好
2つめのランダム化トライアル(n=580)では、7入院日臨床的安定状況到達において、βラクタム vs βラクタム+マクロライド併用治療の非劣性検出できず、絶対的差は7.6%(片側90% CI 上限, 13.0%)で、βラクタム+マクロライド併用の方が良好
8つの観察研究中6つ(1188 - 24,780)では、併用群で短期死亡率相対的減少 26% - 68%
3観察研究全て(2068 - 24,780)では、 フルオロキノロン単独はβラクタム単独より死亡率相対的減少 30% - 43%
1つのランダムトライアル(n=302)で有意な入院期間減少(絶対差, 1.9日; 95% CI, 0.6 - 3.2日間)だったが、客観的臨床クライテリアで静注から経口変更使用した場合治療失敗の差を認めず
例えばイギリスのガイドライン(2015年update)では
入院症例では、ルートはともかくCo-Amoxiclav+クラリスロマイシン 、レジオネラ疑う場合はレボフロキサシン第一選択となっている
サンフォード熱病では
第一選択
(CTRX 1g静注24時間ごと,またはCeftaroline 600mg静注12時間ごと)<日本では開発中止?>+AZM 500mg静注24時間ごと,または
Ertapenem 1g24時間ごと+AZM 500mg静注24時間ごと
第二選択
LVFX 750mg静注24時間ごと,または
MFLX 400mg静注†24時間ごと
治療期間:5~7日(N Engl J Med 370: 543, 2014).
中等または重症の市中肺炎の入院患者において,βラクタム/マクロライド併用はβラクタム系単独投与(したがって,フルオロキノロン単独投与の患者は含まれていない)に比べアウトカムを改善したが,軽症患者では改善はみられなかった(Thorax 68: 493, 2013).
・・・という追記あり
Antibiotic Therapy for Adults Hospitalized With Community-Acquired Pneumonia
A Systematic Review
Jonathan S. Lee,et. al.
JAMA. 2016;315(6):593-602. doi:10.1001/jama.2016.0115
市中肺炎入院成人抗生剤治療
20研究(17観察、3ランダム治験)クライテリア合致
4最大研究(2,878 - 1170,022)で入院後4-8時間内抗生剤投与は死亡率減少 5% - 43%と関連
4最小研究(451-2076)では、抗生剤開始と死亡率のタイミングに相関認めず
1つのクラスターランダム化トライアル(n=1737)では、βラクタム単剤(n=506) vs βラクタム+マクロライド併用(n=566)で絶対的補正差 90日死亡率 2.5% (90% CI, -0.6% - 5.2%)で、βラクタム単独の方が良好
2つめのランダム化トライアル(n=580)では、7入院日臨床的安定状況到達において、βラクタム vs βラクタム+マクロライド併用治療の非劣性検出できず、絶対的差は7.6%(片側90% CI 上限, 13.0%)で、βラクタム+マクロライド併用の方が良好
8つの観察研究中6つ(1188 - 24,780)では、併用群で短期死亡率相対的減少 26% - 68%
3観察研究全て(2068 - 24,780)では、 フルオロキノロン単独はβラクタム単独より死亡率相対的減少 30% - 43%
1つのランダムトライアル(n=302)で有意な入院期間減少(絶対差, 1.9日; 95% CI, 0.6 - 3.2日間)だったが、客観的臨床クライテリアで静注から経口変更使用した場合治療失敗の差を認めず
例えばイギリスのガイドライン(2015年update)では
入院症例では、ルートはともかくCo-Amoxiclav+クラリスロマイシン 、レジオネラ疑う場合はレボフロキサシン第一選択となっている
サンフォード熱病では
第一選択
(CTRX 1g静注24時間ごと,またはCeftaroline 600mg静注12時間ごと)<日本では開発中止?>+AZM 500mg静注24時間ごと,または
Ertapenem 1g24時間ごと+AZM 500mg静注24時間ごと
第二選択
LVFX 750mg静注24時間ごと,または
MFLX 400mg静注†24時間ごと
治療期間:5~7日(N Engl J Med 370: 543, 2014).
中等または重症の市中肺炎の入院患者において,βラクタム/マクロライド併用はβラクタム系単独投与(したがって,フルオロキノロン単独投与の患者は含まれていない)に比べアウトカムを改善したが,軽症患者では改善はみられなかった(Thorax 68: 493, 2013).
・・・という追記あり
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