2022年5月23日月曜日

SARS-CoV-2 肺炎の入院可否早期評価は可能だった

COVID-19 デルタ株が猛威を振るい、入院リソースを失ったことがあったはず

あのときどうすれば良かったのか? 

入院選別には従来から存在したCAP入院クライテリアが少なくとも有効であったらしい。


医師会も寿司屋に食い暇があったら、妄言に等しいことを繰り返すのではなく、・・・今後のパンデミック対策の為にも、危機管理のためにも、いまこそ、反省点をまとめる必要があるだろう。

サル痘と種痘ワクチン

サル痘

感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-13.html


サル痘とは

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html

臨床像

サル痘の潜伏期間は5~21日(通常7~14日)とされる(WHO, 2021)。潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などが1~5日続き、その後発疹が出現する。発疹は典型的には顔面から始まり、体幹部へと広がる。初期は平坦であるが、水疱、膿疱化し痂皮化した後、発症から2~4週間で治癒する(写真2)。発疹は皮膚だけではなく、口腔、陰部の粘膜、結膜や角膜にも生じることがあるが、特に初期においては水痘や麻しん、梅毒などのその他の発疹症との鑑別が困難なことがある。リンパ節腫脹を呈する頻度が高く、類似した皮膚病変を示す天然痘との鑑別に有用とされる(Andrea M. 2014)。

致命率は0~11%と報告され(Skelenovska N, 2018)、特に小児において高い傾向にある(Jezek Z, 1987)。ただし、先進国では死亡例は報告されていない。

感染経路 

サル痘ウイルスの動物からヒトへの感染経路は、感染動物に咬まれること、あるいは感染動物の血液・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触による感染が確認されている

予防法

1)家庭、市中における感染対策について

発熱、皮疹がありサル痘が疑われる場合、マスク着用を行い、咳エチケットを守り、手指衛生を行う。また、患者が使用したリネン類から感染した報告があることから、使用したリネン類や衣類は手袋などを着用して直接的な接触を避け、密閉できる袋に入れて洗濯などを行い、その後手洗いを行う。


2)病院における確定症例、疑い症例への感染対策について

確定患者および疑い患者に対しては飛沫予防策、接触予防策を取る必要がある。

サル痘の主な感染経路は接触感染や飛沫感染であるが、水痘、麻疹等の空気感染を起こす感染症が鑑別診断に入ること、サル痘に関する知見は限定的であること、他の入院中の免疫不全者における重症化リスク等を考慮し、現時点では、医療機関内では空気予防策を実施することが推奨される。また、診療行為に伴うエアロゾル感染の可能性が否定できないため、N95マスクなど空気予防策を取る事を検討する。


3)ワクチンについて

天然痘のワクチンである痘そうワクチンがサル痘予防にも有効であるが、日本では1976年以降、痘そうワクチンの接種は行われていない。サル痘ウイルス曝露後4日以内に痘そうワクチンを接種すると感染予防効果が、曝露後4-14日で接種した場合は重症化予防効果があるとされている(CDC. 2021)。 

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