VTやVfによる心停止患者の組成に関して、除細動を繰り返す場合その感覚を最小化する、3連続あるいは"Stacked"ショックが推奨されていたが、次第に胸骨圧迫中断による患者予後悪化が示唆され、2005年蘇生ガイドラインでは2分という圧迫中断最小化のためのプロトコールが採用された。
2004年以降、初回除細動・通電後持続のVT/VFにおいて、早期ではない、間隔を開けたdeferred2回目通電がなされる比率増加し、以前の倍となっているが、生命予後改善と関連してない
Defibrillation time intervals and outcomes of cardiac arrest in hospital: retrospective cohort study from Get With The Guidelines-Resuscitation registry
Steven M Bradley, et. al.
BMJ 2016; 353 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.i1653 (Published 06 April 2016)
米国172病院、 Get With The Guidelines-Resuscitation registry, 2004-12.
early:初回通電と2回目以降の通電の間:1分以内 と deferred:間隔1分以上
退院までの生存期間
初回除細動後のpersistent VT/VF 2733名のうち
deferred2回目通電 1121(41%)
deferred2回目通電は2004年26%から2012年57%へ増加(P<0 .001="" br="" for="" trend="">
early2回目通電比較し、非補正患者アウトカムは、deferred2回目通電で、有意に悪化
(自発循環回復 57.4% v 62.5%、 24時間生存 38.4% v 43.6%、退院生存:24.7% v 30.8% ; P<0 .01="" all="" br="" comparisons="" for="">
リスク補正後、deferred2回目通電は、退院生存有意相関認めず (propensity 加重補正リスク比 0.89, 95% 信頼区間 0.78 ~ 1.01; P=0.08;階層回帰補正 0.92, 0.83 ~ 1.02; P=0.1)
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