http://www.fda.gov/Drugs/DrugSafety/ucm486096.htm
米国FDAは、サキサグリプチン(オングリザ)、アログリプチン(ネシーナ)に対し、特に、心不全もしくは腎疾患患者を有する患者での心不全リスク増加に関する安全性レビューした
この警告は、FDA助言委員会1年前票決結果で、ラベル表示義務づけとなる
他のDPP4阻害剤では適応されない警告ということで・・・該当薬剤の会社は対応が必要となるだろう
Saxagliptin, Alogliptin Linked to Heart Failure, FDA Warns
Decision comes 1 year after FDA advisory committee vote
http://www.medpagetoday.com/Endocrinology/Diabetes/57172
さぁ 担当MRさん 今週、お仕事がんばってください
本日(4月14日)T製薬会社MR訪問
上記、FDA警告に関する情報提供かと思いきや・・・
2型糖尿病:DPP4阻害剤による糖化ヘモグロビン減少量推定ノモグラム1年以上前のBMJ open journalの紹介
http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/03/2dpp4.html
ネシーナがいかに優れてるかをぶっちゃべる
結局、米国FDAの報告に関する何の情報も持ってなかった・・・まあ、T製薬とはそういう会社なのだろう・・・
心不全という薬剤安全性に関わる情報を提示しないメーカー
Rx)ネシーナ → その他DPP4阻害剤 への変更は現場では当然の対応・・・と思う。
オングリザ関連は 、FDA警告根拠論文の提示と、その説明が遅滞なくあったのと対照的であった。
本日 4月22日 武田製薬からコメントがもらえるそうだが・・・
Takeda Development Center Americas, Inc.
Endocrinologic and Metabolic Drugs
Advisory Committee Meeting
April 14, 2015
http://www.fda.gov/downloads/AdvisoryCommittees/CommitteesMeetingMaterials/Drugs/EndocrinologicandMetabolicDrugsAdvisoryCommittee/UCM444148.pdf
おそらくこの部分の言い訳に終始すると思う
CE-26の部分が特に問題で、心不全既往のない症例にとくに心不全リスク増加させるという印象をうける
さらに、CE-27では、やはり心不全既往無し症例において、NT-proBNP中央値、アログリプチン 1375 vs プラシーボ 1110
・・・印象がさらに強くなる
そもそも 「DPP4阻害剤は、心血管疾患に対して、毒にも薬にもならない?」
http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/09/dpp.html
せめて、毒にならないような証拠を示してもらわないと・・・
現行のガイドラインとして新しい方だと思うが、以下は真っ向から反する「ニュートラル」評価が記載されている
Pharmacologic Management of Type 2 Diabetes: 2016 Interim Update
http://guidelines.diabetes.ca/2016update
they demonstrate the overall cardiovascular safety of 3 dipeptidyl peptidase-4 (DPP-4) inhibitors (alogliptin, saxagliptin, sitagliptin) and 1 glucagon-likeprotein- 1 (GLP-1) receptor agonist (lixisenatide) in patients with type 2 diabetes who are at high risk for cardiovascular events (2–5).
結局、新しい情報は無かった・・・やはり上記如く・・・(H28.4.22)