鉛中毒は痛風性関節炎を生じるが、一般住民での低濃度レベルの鉛ではたして痛風リスクに関わるか?
この論文での最大4分位は、0.19μmol/L[3.95 μg/dL]と、一般許容濃度の1/6程度である。このレベルの低い濃度でも痛風リスク増加が見られるという報告。
Low-Level Lead Exposure and the Prevalence of Gout: An Observational Study
Eswar Krishnan, et. al.
Ann Intern Med. 21 August 2012;157(4):233-241
痛風頻度を血中鉛濃度4分位最大(平均 0.19μmol/L[3.95 μg/dL])vs 最小(平均 0.04μmol/L[0.89 μg/dL])比較 6.05% (95% CI, 4.49% ~ 7.62%) vs 1.76% (CI, 1.10% ~ 2.42%)
血中濃度倍化毎、非補正痛風オッズ比 1.74(CI, 1.47 ~ 2.05)、高尿酸血症オッズ比 1.25 (CI, 1.12 ~ 1.40)
腎機能・糖尿病・利尿剤・高血圧・人種・BMI、収入、教育レベル補正後、最大4分位血中鉛濃度は痛風に関し3.6倍、高尿酸血症に関し1.9倍のリスク増加
生活環境と血中鉛濃度
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/pd.html
これで見ると、交通警察官や駐車場作業員、ガソリンスタンド従業員、トンネル作業差h、ガレージ器械工など 25μg/dLを超している
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