2014年9月10日水曜日

ベンゾジアゼピン使用とアルツハイマー病リスク

ベンゾジアゼピン使用は、アルツハイマー病リスク増加と関連し、長期間の暴露によるアルツハイマー病との相関増加は、その直接の関連性を疑う。

ベンゾジアゼピン使用そのものが、認知症リスク増加に関わる状況を示すにしても・・・


Benzodiazepine use and risk of Alzheimer’s disease: case-control study
BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g5205 (Published 09 September 2014)
Cite this as: BMJ 2014;349:g5205


症例対照 Quebec health insurance program database (RAMQ):1796名のアルツハイマー病シドなんと、性別・年齢群、フォローアップ期間マッチ化対照比較



ベンゾジアゼピン使用歴は、アルツハイマー病増加リスクと関連
補正オッズ比 1.51、 95% 信頼区間;CI 1.36 ~ 1.69
不安・うつ・不眠補正にて、やや減衰 1.43; 95% CI; 1.28 ~ 1.60

処方×日数投与 91未満程度の累積では相関無い

暴露密度について、処方×日数 91-180ではその関連性1.32 (1.01 ~ 1.74)、 180を超える場合 1.84 ( 1.62 ~ 2.08)で、 短時間作用薬では1.43 (1.27 ~ 1.61 )、 長時間作用薬では 1.70 (1.46 ~ 1.98)




認知症早期症状としての不眠、すなわち、共役性によるものを、ある程度否定した検討・・・という次第。

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