Characteristics of Americans With Primary Care and Changes Over Time, 2002-2015
David M. Levine, et al.
JAMA Intern Med. 2020;180(3):463-466. doi:10.1001/jamainternmed.2019.6282
Research Letter Health Care Reform
December 16, 2019
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2757495
ピライマリケアの同定情報ソースのあるアメリカ成人比率は
2002年 → 2015年で 77% (95% CI, 76%- 78%) から 75% (95% CI, 74%-76%) in 2015 (odds ratio,0.90 [95% CI, 0.82-0.98])と減少
この期間、プライマリケアのレセプトは80歳代のアメリカ人を除いて年齢代毎に減少し30代、40代、50代で統計学的に有意に減少
例えば、30代アメリカ人の71%は2002年には 71%だったが、2015年には 64%と減少(P<0.001)
併存症無しのアメリカ人において、各年代全てでプライマリケア・レセプトは減少 (2002年 60% [95% CI, 59%-61%] → 2015年 51% [95% CI, 50%-52%] )
例えば、併存症なしの60台アメリカ人では 2001年 82% → 2015年73%(P< 0.003)
3つ以上の併存症あるアメリカ人でのプライマリケア利用は不変
多変量モデルで、プライマリケア利用の減少尤度と関連する要素は
- 暦年齢 (補正オッズ比 [aOR], 0.97 ;2002年 → 2015年 [95% CI, 0.97-0.98])
- 男性 (aOR vs female sex, 0.59 [95% CI, 0.57-0.60])
- ラテン人種/民族 (aOR vs white, 0.80 [95% CI, 0.77-0.84])
- 黒人人種/民族 (aOR vs white, 0.88 [95% CI, 0.84-0.93])
- アジア人種/民族 (aOR vs white, 0.67 [95% CI, 0.62-0.74])
- 無保険(aOR vs private insurance, 0.29 [95% CI, 0.27-0.30])
- Southern US Census Bureau region (aOR vs Northeast, 0.53 [95% CI, 0.48-0.58])
考察から
有効でかつコスト効果的方法でアメリカ人の健康改善のために、為政者はプライマリケアにおけるアメリカ人の比率を増加させることを最優先とすべき
プライマリケアレセプトの減少は、若年者や慢性医学的疾患のない場合特にに、継続性という点nonlongitudinal interactionの選択に関連すし、それは利便性の改善に関連し、患者へのアクセシブルしやすさとなるだろう治療提供の新しいモードを採用することすら困難になる可能性がある
無保険アメリカ人の経済的障壁は、一部の人々がプライマリケアにアクセスするのを妨げる可能性があり、 プライマリケアの利用可能性が不足すると、被保険者でさえアクセスの障壁になり、その結果、より若く健康な患者が定期的なケアを受けることが少なくなる
日本のような医療制度にももちろん多くの問題(特異質の担保と、功利性の担保が問題で、日本国民以外へのサービス提供への弊害も・・・)があるが、アクセスの良さも伴う利点が多いと思う