2019年7月3日水曜日

降圧剤:2剤 vs 3剤

システマティックレビュー&メタアナリシス


2018年4月までの検索RCTsに基づく3週間以上降圧治療対象
有効性・安全性に関してはrandom-effects model
レジメン有効性はTherapeutic Intensity Score (TIS) と the Law et al. methodで、量倍化での有効性100%、約20%予測で有効性比較


Efficacy and safety of triple versus dual combination blood pressure-lowering drug therapy
a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials
Salam, Abdula, et al.
Journal of Hypertension: August 2019 - Volume 37 - Issue 8 - p 1567–1573
doi: 10.1097/HJH.0000000000002089
https://journals.lww.com/jhypertension/Abstract/2019/08000/Efficacy_and_safety_of_triple_versus_dual.5.aspx


14RCT , 被験者 11,457名

全体として、triple therapyはdual therapyに比べ、 血圧 5.4/3.2 mmHg低下 P< 0.001、血圧コントロール改善 58% vs 45% [相対 (RR) 1.33 (95% CI 1.25–1.41)]

一方、副作用イベントは 3.3 vs 3.4%  [RR 1.24 (95% CI 1.00–1.54), P = 0.05]

Law et al.'s methodではTISより優越
最大投与量あたりのdual therapyでコントロール不良患者に、三番目の薬剤投与するとdual therapy成分薬剤倍化より血圧降下硬化4倍も到達する (6.0/3.6 versus 1.5/0.8 mmHg)


トリプル製剤合剤処方に関して異常に査定する昨今の社保って、結局、降圧効果による動脈硬化イベント増加をもたらしてるのすら気にしてないんだろうなぁ

"perfectly measured"OBPと家庭内測定血圧:冠状動脈石灰化予測としては同等意義

一般日本人男性919名の横断的研究により、家庭内血圧(HBP)が"perfectly measured "office blood pressure(OBP)より、冠状動脈石灰化と比べ強い相関を有するかを検討
"perfectly measured"OBPとは、電気機器を使用して、無音室の座位姿勢で5分間完全に休憩した後に、看護師によって連続して2回OBPが測定された計測値。
7日間連続して、参加者は午前1回、電気機器でHBPを測定するよう求められた。

両者の間に統計的差異はなく、平均収縮期OBP値は136.8 mmHgであり、HBPは137.2 mmHgであった。 また、OBPとHBPは互いに大きく相関していた。

444人(49.4%)の個人がCACを罹患。 40〜79歳の無作為に選択された男性の一般集団の中で、完全測定OBPとCACとの関連性パワーは、HBPのそれと同程度であった。


The association of home and accurately measured office blood pressure with coronary artery calcification among general Japanese men
Satoh, Atsushi, et al. SESSA Research Group
Journal of Hypertension: August 2019 - Volume 37 - Issue 8 - p 1676–1681
doi: 10.1097/HJH.0000000000002080
https://journals.lww.com/jhypertension/Abstract/2019/08000/The_association_of_home_and_accurately_measured.18.aspx


よりhardなアウトカムで同等性確認しないと・・・

conclusiveな話にはならない

noteへ実験的移行

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