2018年8月24日金曜日

飲酒に健康上良いこと無し

・・・といいながら、飲み続けるんだけど・・・


さらに、今日
8月24日は「愛酒の日」!
だそうで・・・


ある面、タイムリーな話・・・


Alcohol use and burden for 195 countries and territories, 1990–2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016 -
The Lancet AccessPublished:August 23, 2018
DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(18)31310-2


この図が全てを物語っている。健康へのベネフィット認めない。少量なら健康に良いというのは間違い




2016年において、世界的に飲酒は7番目の死亡・DALYs主要リスク要素
年齢補正下において、女性死亡の2.2% (95% uncertainty interval [UI] 1.5–3.0) に関わり、男性では 6.8% (5.8-8.0%)に関わる。

同年、15−49歳では、アルコール使用は世界的に最も多いリスク要素で、女性死亡 3.8% (95% UI 3.2–4.3)、男性 12.2% (10.8-13.6)に関わる

15−49歳では、 女性のattributable DALYsは 2.3%(95% UI 2.0-2.6)、男性 8.9% (7.8-9.9)、この年齢群の3大死亡要素は、結核 (1.4% [95% UI 1.0–1.7]、交通外傷 (1.2% [0.7–1.9])、自傷(1.1% [0.6–1.5])




日本は結構な大酒国家





50歳以上では、癌がアルコール関連死上最高比率で 女性 27.1% (95% UI 21.3-33.3)、男性 18.9% (15.3-22.6)

有害性最小化するアルコールレベルは、健康アウトカム横断的にみれば、ゼロ( 95% UI 0.0-0.8) ドリンク/週






健康上、アルコール摂取量は"無し”が望ましい


糖尿病有病者での虚血性心疾患・卒中減少が目立つ

全ての人種、教育群で同様の減少があり、糖尿病有病者での虚血性心疾患・卒中減少が目立つ

米国National Health Survey(1985-2014)
糖尿病に於ける主要心血管疾患死亡率は減少し、特に男性において著明。
虚血性心疾患・卒中死亡率の減少が大幅に認められる一方、心不全・不整脈死は不変
糖尿病無しの女性より糖尿病有りの男性での心血管死減少が目立つ

Trends and Disparities in Cardiovascular Mortality Among U.S. Adults With and Without Self-Reported Diabetes Mellitus,

1988–2015 https://doi.org/10.2337/dc18-0831

糖尿病:有無
年齢 20−54歳、55-65歳、65歳以上
平均フォローアップ期間11.8年、 1988-2016、 677,061名

主要CVD死亡率は、糖尿病有無にかかわらず、20-54歳の年齢層を除き、有意減少  (all P values <0.05)

糖尿病有病者において、死亡率の10年間総体変化は
増加
  • 主要CVD  (232.7% [95% CI 237.2, 227.9])
  • 虚血性心疾患 (240.3% [244.7, 235.6])
  • 卒中 (229.2% [240.0, 216.5])
 変化無し
  • 心不全 (20.5% [220.7, 24.7])
  • 不整脈 (212.0% [229.4, 77.5])
糖尿病無しの成人より糖尿病有病成人では主要心血管疾患の絶対的減少具合は大きい   (P  < 0.001).









明確な理由は書かれてないが、全般的修正可能リスク要素生活習慣改善が主な理由?

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note