2013年12月20日金曜日

閉塞型無呼吸ゴルファーは、CPAP治療でハンディキャップも低下

ゴルフのうまい人の話で・・・関係ないや;下手なゴルファーは戦略的に行ってもボールの雪への予想がかない



Treatment of Obstructive Sleep Apnea Syndrome with Nasal Positive Airway Pressure Improves Golf Performance

http://dx.doi.org/10.5664/jcsm.3256

Marc L. Benton, M.D., F.A.A.S.M.; Neil S. Friedman, R.N.

Morristown Medical Center, Morristown, NJ

閉塞型無呼吸症候群は、認知機能低下と関連する。治療改善が見られるわけだが 、ゴルフは認知機能をある程度要求される。nCPAPで、ゴルファーのハンディキャップ指数のインパクトを評価


夜間ポロソムノグラム(NPSG)にて有意な閉塞型無呼吸症候群(OSAS RDI > 15)。12名の陽性NPSG対象に nCPAP治療
Epworth眠気指数、睡眠アンケートを行い、PAP治療20ラウンド後、ハンディキャップ指数再計算、アンケートを繰り返した。


結果:対照は、HI、ESS、SQ有意変化認めず
OSAS群は、 有意にハンディキャップ指数低下 (11.3%, p = 0.01)、ESS(p = 0.01)、SQ (p = 0.003)改善


HI 12以下のスキルの高いゴルファーでは、平均ハンディキャップ低下したのは31.5%
PAPの平均使用は91.4%

米国若年女性処女受胎比率 0.5%

米国青少年期・若年女性の処女受胎(性行為無し妊娠)の頻度推定


Christmas 2013: Strange Nativities
Like a virgin (mother): analysis of data from a longitudinal, US population representative sample survey
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f7102
(Published 17 December 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f7102


被験者 wave 1(1995)と、wave IV(2008 to 2009)のデータも比較


主要アウトカム:妊娠・出産自己報告データ



人工的手段無しの処女受胎 45名(0.5%)

処女受胎に合致する性行為開始日と妊娠日報告は稀だが、貞操を約束させられた女性、子供との性や妊娠コントロールコミュニケーションレベルが乏しい場合に多い。

クリスマス向け娯楽論文の一つ

非肥満女性:乳がんリスク減少のためトマトを! 大豆はリスク増加?

 日本ではやったトマト・ダイエットってどこにいったんだろ! ・・・世間は移ろいやすい。


 トマト、リコピンの話だが、ダイエットの話ではない。乳がんとの関連性の話。
 体型により、食事の種類とがんリスクに影響を及ぼすわけで、寄与要素は単純ではなさそう


 乳がん高リスク閉経女性で、トマトを豊富な生活を続けると、10週間で血中アディポネクチン濃度に影響もたらす。ブドウ糖ホメオスタシス、脂肪酸代謝に影響を与える可能性。 

 17研究のメタアナリシス(Liu L-Y, Wang M, Ma Z-B, Yu L-X, Zhang Q, et al. (2013) The Role of Adiponectin in Breast Cancer: A Meta-Analysis. PLoS ONE 8(8): e73183. )で、閉経後女性の乳がんリスク低下を示す。


アディポネクチンと乳がん
(結論に反する研究が1つあるようだけど・・・)


もう一つの研究
やせ・非肥満女性では、大豆へスイッチ介入(10週間)を行い、その後、血中レプチン 減少(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, published online Dec. 18.)。トマト介入期間中のアディポネクチンは増加するが、トマト成分のリコピンや他のphytonutrientがインスリン感受性改善し、乳がんリスクを減少する可能性がある。



年齢平均57.2歳、BMI 30の70名女性への26週間2アーム縦断的交叉トライア 
介入は:10週間トマト豊富な食事(1日リコピン25mg以上)、対照期間は、大豆ベース(トマト無し)(大豆蛋白 40g以上)の同じく10週間、washoutは2週間設定 
血中アディポネクチン、血中レプチン、アディポネクチン/レプチン(A/L)比を比較 
・大豆介入期間中、アディポネクチンは全体的に減少  (0.91, 95% CI 0.84-0.97)、非肥満女性で大幅減少  (0.89, 95% CI 0.81-0.98)
・全体評価では、レプチンあるいはA/L比は介入後有意な変化認めず、しかし、非肥満女性では血中レプチン18%減少を認める (0.82, 95% CI 0.68-0.99)
・トマト介入期間中、全女性のアディポネクチン濃度増加 (1.09; 95% CI 1.00-1.18)、非肥満女性で最も効果的(1.13, 95% CI 1.02-1.25)




トマトって、基本、夏野菜だとおもうんだけど・・・


リコピン含有量は「水分を除いた成分の約0.2%」とわかりにくい
水分はどの程度なのだろう・・・水分比率90%だそうで・・・
となると、トマトでリコピン 25mg摂取のためには、トマト全部で125g必要ってことになる。
私の愛用トマトジュース・・・1缶で 10mgでも、足りず、3缶飲まないといけない・・・金がぁかかるぅ・・・

GSK方針は時代の流れなのだろう・・・ 生涯教育とは自主的にそれを構築すべきもの、製薬会社おんぶにだっこの転換期

GSK MR評価に個人別売上目標を設定せず 医師向け講演会の講師謝金も廃止
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/45326/Default.aspx


英グラクソ・スミスクライン(GSK)は12月18日、日本法人を通じて、MR評価の中にMR個人別の売上目標を設定しないことや、処方権限のある医師らを対象とした講演会・勉強会での講師謝金の支払いをやめることを全世界で実施すると発表した。 
・・・
GSK日本法人によると、国内でのMR評価体系の変更は2014年中に詳細を検討して、15年から運用できるようにする。講師謝金の取扱いの変更は14年中に医療関係者や医学機関などとの協議を始め、16年からの運用を目指す。

「GSKのために医療関係者がGSKの製品や疾患領域について講演することに対し金銭を支払うというこれまでの慣行をやめる方向で取り組む」ということだ。


 医師会主催生涯教育講演会のかなりの部分が製薬会社におんぶにだっこで、スライド上の「利益相反なし」などという文面と相反する特定薬物誘導的講演会が多いのも事実。
本来は医師自身が金を出して勉強すべきものであり、正当といえば、正当。

 だが、アドエア100×2回を成人デフォルト処方しているような、非常識底辺医師群も居るのも事実。わたしも専門外領域で底辺処方を行ってる可能性が有る。情報多寡からいえば「多」の方が良いだろう。GSKの方針が一般化すれば受け身的情報だけの一般医家の情報量は激減するだろう。なんらかで担保する必要がある。生涯教育を行っているというはずの「医師会」がその方向性を提示すべきだろう。だが、「医師会のおえらいさん=医療知識・技術の担保」ってわけではないから問題。でなければ、国が医師生涯教育に過剰に関与してくることになる。医師専門業種の施策独立性を担保できなくなる。その辺の危機感を医師会のお偉いさんたちはもってほしいものだ・・・


 今後、老いも若きも、医師たちは、ネット上での製薬メーカーからの情報を収集し、クリティカルに判断する能力が今後求められる。その前に、ネット・リテラシーが医学・医療上の前提となる。10年以上前からそうあるべきだったのだが、GSKショックはその重要性を医療/医学のリーダーたちに迫るもの・・・後ろ向きじゃなく前向きにとらえるべき。

 ネットで、薬品一般名で論文紹介したら、わからんから商品名で書けと言われたことがある。そういう医師って、至れり尽くせりのわかりやすい解説パンフを手の上に置かなければならないと考えてるのだろう。そういう人たちって医者やめた方が良い。

noteへ実験的移行

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