閉塞型無呼吸症状の妊娠糖尿病リスクのアンケート研究はあるが、閉塞型無呼吸のPSGによる客観的検討相関は知られてないとのこと。
非妊娠・非糖尿病女性(NP-NGT)、正常耐糖能妊娠(P-NGT)、妊娠糖尿病(P-GDM)それぞれ15名の観察症例対照研究
妊娠は睡眠障害と関連し、耐糖能正常妊娠者に比べ、妊娠糖尿病患者では、より睡眠障害が見られる。妊娠糖尿病と閉塞型無呼吸症候群との関連性
Interactions Between Pregnancy, Obstructive Sleep Apnea, and Gestational Diabetes Mellitus
The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism August 21, 2013 jc.2013-2348
NP-NGTと比較し、P-NGT女性でAHI高値 (median 2.0 vs 0.5, P = .03)、さらに睡眠開始続く覚醒時間に反映されている睡眠障害が見られ (median 66 vs 21 min, P < .01) 、高microarousal index (median 16.4 vs 10.6, P = .01)も見られる。
妊娠女性間では、P-GDMでは、P-NGT女性に比べ、極度に総睡眠時間数極端に少なく (median 397 vs 464 min, P = .02) 、 AHI高値 (median 8.2 vs 2.0, P = .05)
OSAはP-NGT女性よりP-GDPで多い (73% vs 27%, P = .01)
妊娠後BMI補正後、GDMの診断はOSA診断と相関する [オッズ比 6.60 (95% 信頼区間 1.15–37.96)].
妊娠において、妊娠BMI補正後、microarousal inexは有意に糖化ヘモグロビン高値 と空腹時血糖高値 と関連する
酸素飽和度低下程度は、空腹時血糖高値 と相関する。