プラバスタチンのみ記載されているが、脂溶性スタチンの影響は?
Early View
Matthew J. Magee, et al.
European Respiratory Journal 2019 53: 1801695;
DOI: 10.1183/13993003.01695-2018
National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES) 2011-2012
非施設入所成人3段階確率サンプル 糖尿病・糖尿病前症自己報告もしくは糖化ヘモグロビン定義 ( HbA1c 5.6%以下、 5.7-6.4%、 6.5%以上 )
LTBI感染率QFT、TST(ツベルクリン)にて測定
メトホルミン、スタチン、非メトホルミン薬剤(インスリン、SU、DPP-4i)自己報告
糖尿病での総加重LTBI感染率 QFT 11.6% (95%CI, 7.9-15.3%), n=4958、TST 7.1% (95% CI, 4.8-9.3%) n=4262は、血糖正常者(4.6% 、 4.1%)より感染率高い
糖尿病患者において、メトホルミン未使用率 53.8%。メトホルミン 非使用 53.8% vs 使用 では有意差ないが、メトホルミン使用者に比較し、LTBI率高い [QFT PD, 1.4% 95%CI -3.7-6.4%] 、TST [PD, 2.7%, 95%CI: -0.3-5.7])
糖尿病患者において、メトホルミン+2剤以上糖尿病薬剤使用っかんじゃでは、非糖尿病治療患者に比べ、LTBI発生率低い (6.2% by QFT and 1.8% by TST)
年齢、性別、HbA1c、糖尿病種、収入レベル、糖尿病罹病期間補正後、TSTは糖尿病ありでのTST陽性率は糖尿病全薬剤未使用に比べオッズ比高い (aOR 3.9, 95%CI 1.1-13.8)
糖尿病患者でのスタチン使用は46.2%、、LTBI最小罹病率はプラバスタチン(3.0% by QFT and 2.9% by TST)
糖尿病患者において、スタチン使用無し比較で、プラバスタチン使用者のQFT陽性率は尾オッズ比高い(OR 4.4, 95%CI 1.3-14.9)
スタチン非使用とLTBIの関連性は、年齢、性別、収入レベル、メトホルミン、HbA1c補正後も維持(aOR 4.8 95%CI 1.4-16.5)
TST陽性率は、メトホルミン・スタチンとも未使用では、両者使用に比べ有意に高い (9.6% vs 4.0% p=0.02)
成人NHANES登録で、QFT陽性オッズ比について、糖尿病では血糖正常者に比べ有意に高く(OR 2.6, 95%CI 1.4-5.1) 、また、スタチン非使用で高い(OR 2.9, 95%CI 1.7-4.8)
スタチンと糖尿病にはTST陽性率について乗数関係みられ、糖尿病&非スタチン 9.0% 、糖尿病 & スタチン 4.8% p=0.03
スタチンによる相互作用は年齢、性別、BMI、喫煙状態補正後も有意差維持 p=0.03
糖尿病者のTST陽性オッズはスタチン未使用で高く(aOR 2.7, 95%CI 1.6-4.8)、スタチン使用糖尿病では有意増加無し(aOR 1.2, 95%CI 0.5-3.0)
それでも、メトホルミンを第1選択としないのだろうか? 日本の糖尿病関連学会のおひとたち・・・
成人NHANES登録で、QFT陽性オッズ比について、糖尿病では血糖正常者に比べ有意に高く(OR 2.6, 95%CI 1.4-5.1) 、また、スタチン非使用で高い(OR 2.9, 95%CI 1.7-4.8)
スタチンと糖尿病にはTST陽性率について乗数関係みられ、糖尿病&非スタチン 9.0% 、糖尿病 & スタチン 4.8% p=0.03
スタチンによる相互作用は年齢、性別、BMI、喫煙状態補正後も有意差維持 p=0.03
糖尿病者のTST陽性オッズはスタチン未使用で高く(aOR 2.7, 95%CI 1.6-4.8)、スタチン使用糖尿病では有意増加無し(aOR 1.2, 95%CI 0.5-3.0)
それでも、メトホルミンを第1選択としないのだろうか? 日本の糖尿病関連学会のおひとたち・・・