2015年4月1日水曜日

USPSTF:出生前鉄補充・スクリーニングには十分なエビデンスが存在しない

鉄欠乏性貧血予防出生前サプリメントは、母体・乳児の臨床的アウトカム改善もたらすかどうか、そのエビデンスについて結論づけできない。母体の血液学的指標は改善するが・・・


結論:ルーチンの妊娠中鉄サプリメントは、母体の血液学的指標を改善し、鉄欠乏症や鉄欠乏性貧血頻度を減少する。しかし、出生前鉄サプリメントが臨床的インパクトを母体やその子供に与えるか、結論的エビデンスもなく明らかでない。加え、多くの先進国でルーチンのスクリーニングが行われているが、出生前スクリーニングの臨床的アウトカムへの効果についていのトライアルは行われてない。ルーチンの鉄補充、女性と苑子どもの妊娠中スクリーニングの短期・長期の影響を完全解明するため、帝王切開率、妊娠期間比胎児低発達、低体重児出産などを含めた影響など、十分な研究が行われる必要がある。それまで、出生前のルーチンの鉄補充やスクリーニングのエビデンスはベストな状況では不明のままということになる。





Routine Iron Supplementation and Screening for Iron Deficiency Anemia in Pregnancy: A Systematic Review for the U.S. Preventive Services Task Force
Amy G. Cantor, et. al.
Ann Intern Med. Published online 30 March 2015 doi:10.7326/M14-2932






朝日新聞が又ほざいてます・・・ 講演会医師謝礼

朝日新聞あたりが・・・ 大袈裟に報道するだろうなぁと思ってたが案の定




講演会で薬名繰り返す 講師の医師、製薬会社から謝礼

渡辺周
2015年4月1日05時13分
http://www.asahi.com/articles/ASH305GJFH30UUPI006.html



でも、朝日新聞自体が・・・ 「朝日現代医学セミナー」 ・「朝日医学医療セミナー」を主催し、講師に謝礼だしてるんだけど・・・

医師対象セミナー、各地で開催
http://www.asahi.com/event/sympo/schedule_seminar.html



講師として呼ばれる回数が多いのは、評価される対象ということなのでは?



ある催しの主催手伝いした35年前、著明な小説家を大学にお呼びしたとき、50万円ほど講演料要求されたのを思い出した。


私は、朝日新聞等メディアがホントに問題にすべきは・・・医師の生涯学習を「製薬会社スポンサーの講演会に丸投げ」していることだとおもう。講師謝礼なんてあたりまえだから問題にすること自体が無理筋。高給の朝日新聞社員でさえもらえない収入だからやっかんでるだけだと思う。あるいは、講師料をけちりたい経団連系製薬会社の思惑・・・


ちなみに、武田製薬の講演料支払い状況を知りたい場合は、Googleで 「”武田薬品” AND ”透明性” 」検索すれば該当ページに行き着きます。ハイ。
https://toumeisei.jp/view/agree/



謝礼公表、医師の抵抗で1年遅れ データ閲覧には制限
沢木香織、渡辺周 編集委員・浅井文和 月舘彩子
2015年4月2日04時00分
http://www.asahi.com/articles/ASH3Z7285H3ZUUPI005.html?ref=yahoo


朝日新聞のキャンペーン的要素


従軍慰安婦めくらましにしては質が低すぎて・・・




問題の中核は、各医師のメディアリテラシーだとおもうけどなぁ。情報はだまってすわってれば入手できると思い込んでいる医者たちが多すぎる。あるご高齢の医師と話しをしてた時、製品名でなく一般名の薬品名で説明したら、製品名をかならず書き添えろとか、これこれとの関連性を一覧してもってこいと真顔で命令されたことがある。MRさんたちがあれこれ便宜をはかってくれることになれきって自分で能動的に情報収集する習慣を喪失してしまった医師たちが存在する。そういう人たちは現場を去るべきだとおもう。

MRや製薬会社は偏った情報を持ってくるもの ・・・ そういうスタンスで情報をえなきゃいけない!元々、偏らない情報なんてベイズ推計的には存在しないのだから・・・

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