2014年3月4日火曜日

13 Mobile Apps Every ER Doc Should Test Drive

http://www.medpagetoday.com/EmergencyMedicine/EmergencyMedicine/44587

1. AgileMD, Free iOS / Android
ハンドブックとPOCリファレンス


2. CPR Tempo, Free iOS,
CPR

3. Dental Trauma Guide, Free Website
歯科外傷

4. EMRA PressorDex, $7.99 iOS
救急医療包括的ガイド


5. ERres, $4.99 iOS / $3.99 Android
ERの指標いろいろ(  class for point-of-care )

6. EyeMD, $0.99 iOS
瞳孔径


7. MedCalc, $1.99 iOS
医療系計算

8. MediBabble, Free iOS
翻訳

9. Micromedex Drug Information, Free iOS / Android
ドラッグインフォメーション


10. palmPEDi, $2.99 iOS / Android
小児救急
11. Perfect OB Wheel, $1.99 iOS
産科系

12. READ: Personalized Medical and Scientific Journal, Free iOS, Requires Internet connection
ジャーナル個別リストからアブストラクト・ブラウザ


13. SonoSupport, $4.99 iOS
エコー診断補助

Bonus: Vital Signs, $0.99 iOS

銃が身近にあれば、自殺・殺人も増える

米国に対し最も疑念を持つのが、米国憲法上の【武器を持つ権利】。そもそも、科学性と宗教のアンビバレントな側面を持つ国でもある、米国。米国製娯楽英はは、そのほとんどにキリスト教の要素入り込み、価値観を押しつけている。まぁそういう国なのである。


銃器が身近にあれば 、自殺・他殺増加につながる・・・という、科学的にも示された状況でも、米国の【銃を持つ権利】は変わらないのだろう。


もっとも、銃を比較的に自由にも国より自殺者数が多い国もあるのだから、なにも言えないのかもしれない。


The Accessibility of Firearms and Risk for Suicide and Homicide Victimization Among Household Members: A Systematic Review and Meta-analysis
Andrew Anglemyer, et.al.
Guns, Suicide, and Homicide: Individual-Level Versus Population-Level Studies
Ann Intern Med. 2014;160(2):101-110-110. doi:10.7326/M13-1301 


補正推定がよく使われるが、オッズ比(ORs)と95%CIを計算。
summary effectをrandom- 、fixe- effects modelで計算。



銃器の存在と、自殺・他殺オッズ比





群間自殺・他殺オッズ推定メタアナリシス 


2型糖尿病・高血圧安定患者:強化降圧治療で脳容積減少

高齢者と降圧治療目標の議論がなされ、JNC-8などに影響を与えている。

糖尿病・高血圧患者に関して、脳への影響をみれば、積極的降圧が、脳へ悪影響を与える可能性がある。


Cognitive Function and Brain Structure in Persons With Type 2 Diabetes Mellitus After Intensive Lowering of Blood Pressure and Lipid LevelsA Randomized Clinical Trial
Jeff D. Williamson,et. al.; for the Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes (ACCORD) Memory in Diabetes (MIND) Investigators
JAMA Intern Med. 2014;174(3):324-333. doi:10.1001/jamainternmed.2013.13656.


2型糖尿病患者は、認知機能低下、脳容積減少、脳の白質領域減少をもたらす。血圧・脂質コントロール不良が2型糖尿病関連認知機能的あのリスク要素となるが、強化的治療の影響は不明。


ベースラインの平均HbA1cは8.3%、平均年齢 52歳、2型糖尿病罹病期間平均10年間。
40ヶ月目、降圧・フィブラートそれぞれの強化トライアルでも認知機能の差は、認めず。
総脳容積(TBV)は強化(vs標準降圧群)でより減少(差、 -4.4 [95% CI, -7.8 〜 -1.1] cm3

フィブラート治療は、プラシーボに比較して影響認めず


ACE阻害剤/ARB使用・安定高血圧・進行CKD:透析・死亡イベント6%ほど減少

CKD進行期に対して、RAS関連薬剤使用ってのはかなり慎重さが必要。高カリウム血症に対し、カリメートなどを利用してまでつかうべきかどうか?



ACE阻害剤/ARB使用の安定期高血圧・進行CKD患者では、6%ほど長期透析・死亡イベントを減少させる これは全原因死亡率増加させないという、台湾の前向きコホート研究。



Renoprotective Effect of Renin-Angiotensin-Aldosterone System Blockade in Patients With Predialysis Advanced Chronic Kidney Disease, Hypertension, and Anemia
Ta-Wei Hsu, et. al.
JAMA Intern Med. 2014;174(3):347-354. doi:10.1001/jamainternmed.2013.12700.


6%減少をどうみるか・・・ 当地域でもCKD検診が始まるが、夢のような期待をされても困る。効果限定的なので、なるべくコスト・労力に関して効率よくしなければならない。



慢性腎臓病(CKD) 検診・治療は エビデンスに乏しい メタボ+CKD検診なんて詐欺に詐欺を重ねてるようなモノ  2012/4/19

カナダ:CKD検診にコスト効果なし 2010年 11月 19日

【検診至上主義日本への警鐘と思え!】乳がん検診・マンモグラフィーの真実はどこに?

現時点のマンモグラフィー主体の乳がん検診(40歳時点(あるいは50歳時点)からの年次マンモグラフィー)は、早期発見したら、生存オッズが増加するという理想から勧められてきた。しかしながら、BMJの報告( BMJ 2014;348:g366)からそれに対する疑念が生じている。

→ マンモグラフィー役立たず(http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/02/blog-post_6818.html )



見れば見るほど見事にかさなる死亡率、5-10年間の特異的期間だけを過剰にクローズアップさせてしまって、マンモグラフィー検診を過剰に評価してしまった可能性がある。


【乳がん特異的死亡率】





諸外国のメディアではかなり報道されているが、日本のマスコミは「検診=善」という勧善懲悪偏向に陥り、まともに報道されず。


人間が介入することにはそれが良かれと思ってなされることにも、弊害が存在する場合がある。すなわち、早期発見=善と決めつけるわけにはいかないのだ。BMJの報告はマンモグラフィーは死亡率減少をもたらさないというもの。



詳しい解説記事が掲載された!
一般の人たちが知るべき真実という内容。

http://www.foxnews.com/health/2014/03/03/controversial-mammogram-study-what-need-to-know/


日本のマスコミは、検診の有害的側面を真正面から報道しない。結果、検診関係者の利権優先、利用者の知る権利・機会喪失させている。



40歳未満女性までマンモグラフィー推奨し、自局関連映画の宣伝をしていた・・・TBSテレビ



テレビ:寝室内に存在することが、その視聴時間より影響大きく、さらなる体重増加をもたらす

テレビというのは、放送内容の愚劣さ・偏在性も問題だが、あの光により概日リズムを狂わせ、不連続な音により入眠や中途覚醒を生じさせる。


寝室にテレビが存在することは、すなわち、米国内子供・思春期の 年間 870万kgの体重増加をもたらす。



米国内random-digit前向き電話調査
自己報告・両親報告の体重・身長に基づく年齢-、性-補正BMI2年間・4年間フォローアップ


寝室テレビの存在は59.1%

多変量解析にて、寝室テレビの存在はBMI超過 2年間  0.57(95% CI, 0.31-0.82)、4年間 0.75(0.38-1.12)と関連し、2年次から4年次までのBMI増加に関して0.24(0.02-0.45)と関連。

テレビ視聴時間の影響より寝室テレビの存在がより体重増加と関連する。



Association of a Television in the Bedroom With Increased Adiposity Gain in a Nationally Representative Sample of Children and Adolescents
Diane Gilbert-Diamond,  et. al.
JAMA Pediatr. Published online March 03, 2014. doi:10.1001/jamapediatrics.2013.3921

【気管支喘息】気管支焼灼術明確なベネフィット示せなかったAIR2トライアルの余波 

気管支焼灼術の臨床トライアル AIR2でプライマリエンドポイントである急性増悪減少効果、ER受診・入院減少あるも、シャム治療と比較し統計学的有意差認めず。MCID閾値に合致しないQOL改善は示された。
・2年時重症急性増悪比率:BT 23.0% vs 30.9%;事前設定非劣性95%上限超えず
・1年時・2年時点、重症急性増悪(0.49(0.39-0.62) vs 0.39(0.30-0.56))、喘息症状(0.48(0.38-0.62) vs 0.43(0.33-0.56))・ED受診(0.07 (0.05-0.10) vs 0.08 (0.06-0.12))・入院(0.04(0.03-0.06) vs 0.06(0.04-0.09)といった医療機関受診比率に統計学的差認めず

"Bronchial thermoplasty has a role in severe asthma management" 
American Academy of Allergy, Asthma, and Immunology
Sands MF, et al
AAAAI 2014; Session 2522.
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AAAAI/44556


Alair気管支焼灼システムは、高用量ICS+LABAコントロール困難な持続性喘息に承認された。万人に効果のあるものでもなさそう。多くの喘息に対するはっきりとした役割ははっきりしなかった。



気管支ぜんそく:気管支焼灼形成術:長期安全性 2013/10/19

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note