ただ、 住民のうちの、性別、人種、教育水準などの影響が多々ありとのこと
National Health and Nutrition Examination Surveys (1999-2002: n = 8104; 2009-2012: n = 8516)
食事と疾患の推定相関
前向き研究・臨床トライアルのメタアナリシスから潜在バイアスリスクを解析評価、 National Center for Health Statisticsから疾患特異的国民死亡率推定
10の食品/栄養成分と心血管代謝疾患の関連性
(フルーツ、野菜、ナッツ・シーズ、全粒穀類、非加工レッドミート、加工レッドミート、糖化飲料(SSB: sugar-sweetened beverage)
主要アウトカムは、心疾患・卒中・2型糖尿病の死亡率絶対的・比率、疾患特異的・住民統計指標(年齢、性別、人種、教育)特異的死亡率とその傾向(2001〜2012年間)
Association Between Dietary Factors and Mortality From Heart Disease, Stroke, and Type 2 Diabetes in the United States
Renata Micha, et. al.
JAMA. 2017;317(9):912-924. doi:10.1001/jama.2017.0947
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2608221
2012年、米国成人での心血管代謝疾患死亡数 702 308
心疾患:506 10 (冠動脈疾患 371 266、 高血圧性心疾患 35 019、他心血管疾患 99 815 )
卒中 128 294 (虚血性16 125 ischemic, 出血性 32 591 , 他 79 578 )
2型糖尿病 67 914
これらのうち、suboptimal intakesと関連するのは、年間心血管代謝疾患死 推定 318 656 (95% uncertainty interval [UI], 306 064-329 755; 45.4%)
心血管代謝疾患死 男性 48.6% (95% UI, 46.2%-50.9%) 、女性 41.8% (95% UI, 39.3%-44.2%)
- 若年(25-34歳) 64.2% (95% UI, 60.6%-67.9%) 、高齢(75歳以上) 35.7% (95% UI, 33.1%-38.1%)
- 黒人 53.1% (95% UI, 51.6%-54.8%) , ヒスパニック 50.0% (95% UI, 48.2%-51.8%) , 白人 42.8% (95% UI, 40.9%-44.5%)
- 教育水準 低 46.8% (95% UI, 44.9%-48.7%) , 中等度 45.7% (95% UI, 44.2%-47.4%) , 高度 39.1% (95% UI, 37.2%-41.2%)
推定食事関連心血管死亡数最大は
- 高ナトリウム摂取 (66 508 死亡数, 2012年; 全血管代謝疾患死亡中 9.5% )
- 低ナッツ・シーズ類摂取 (59 374; 8.5%)
- 高い加工肉摂取 (57 766; 8.2%)
- 低l海産物ω3摂取 (54 626; 7.8%)
- 低野菜摂取 (53 410; 7.6%)
- 低果物摂取 (52 547; 7.5%)
- 高SSBs<加糖飲料>摂取 (51 694; 7.4%)
2002年から2012年において、住民補正米国心臓代謝疾患死亡数/年あたりは26.5%減少
PUFA(不飽和脂肪酸)、ナッツ・シーズ類の不十分摂取、SSBS過剰がこの減少に関連
(相対変化率 それぞれ −20.8% [95% UI, −18.5% to −22.8%]), −18.0% [95% UI, −14.6% to −21.0%]) ,−14.5% [95% UI, −12.0% to −16.9%])
最大増加は、非加工レッドミートと関連 (+14.4% [95% UI, 9.1%-19.5%])
バーは推定相対変化比率(2002年と2012年)
(2012死亡率 ー 2002死亡率)/2002死亡率×100:エラーバーは95%不確定区間
未加工肉、塩へ着眼すべきは、日本にも投射できる話と思う