2012年2月2日木曜日

重症COPD:25(OH)D濃度はCOPD急性悪化因子とはならない


重症COPD患者において、25(OH)D濃度は、COPD急性増悪の予測因子とはならない

Vitamin D Levels and Risk of Acute Exacerbations of Chronic Obstructive Pulmonary Disease
A Prospective Cohort Study
Ken M. Kunisaki Dennis E. Niewoehner John E. Connett
for the COPD Clinical Research Network
Am. J. Respir. Crit. Care Med. February 1, 2012 vol. 185 no. 3 286-290

放射線ホルミシスの証拠? : インターベンション医におけるRedox Balance

state of the art: 心臓放射線関連検査による放射線被曝の害 (H24.2.1) 
http://kaigyoi.blogspot.com/2012/02/state-of-art.html

以上のごとく、医療用放射線の害についての警告ととれる報告を紹介したが・・・


今度は、ホルミシス・モデルに基づく基礎的研究報告

インターベンションに携わる医師たちに於ける、生体内酸化ストレス・抗酸化能パラメータ変動を検討したもの

Cellular adaptive response to chronic radiation exposure in interventional cardiologists ian
Luigi Russo , Idolo Tedesco , Maria Russo1, Angelo Cioppa , Maria Grazia Andreassi and Eugenio Picano
Eur Heart J (2011) doi: 10.1093/eurheartj/ehr263 First published online: August 23, 2011


10名の健康な医療従事者(インターベンション心臓医 Grou II 年齢 38±5歳)と、10名の年齢・性別マッチした非暴露対照(Group I )
放射線暴露は、年 4 mSv (range 1-8)フィルムバッジ測定(鉛エプソン下)

赤血球中 glutathione (GSH, a marker of antioxidant response)とH2O2血中産生(a marker of oxyradical stress) を第一鉄酸化‐キシレノールオレンジ分析

両群とも、リンパ球を分離、 caspase-3 活性 (アポトーシス指標)をベースライン、フォローアップ in vitro 2 Gy照射で測定。

暴露被験者は3倍のH2O2増加  (Group I = 2.21 ± 1.03 vs. II = 6.51 ± 1.55 μM H2O2 equivalents)
、1.7倍のGSH増加   (I = 12.37 ± 1.22 vs. II = 20.61 ± 2.16 mM).

暴露群は、caspase-3活性高値を示し、ベースライン、高濃度放射線暴露でも認めた。 
 インターベンション心臓医において、低レベル放射線慢性暴露は、過酸化酸素増加を反映した、生体酸化ストレスと内因性抗酸化能のバランス,すなわちRedox Balanceを示し、2つの適応細胞応答の可能性がある。1)抗酸化防御機能促進(GSH増加; oxyradical stress増加に対するため)、2)遺伝的ダメージを受けた細胞除去に有効なアポトーシス誘導亢進作用)


論説:
Biological effects of low-dose radiation: of harm and hormesis Gori, T., Munzel, T.
Eur Heart J (2012) 33 (3): 292-295. doi: 10.1093/eurheartj/ehr288 First published online: August 23, 2011




子供:卒中は感染症と関連


行政データベース・カルテを用いて、250万人の子供のコホート(北California health maintenance organization)

卒中発症: 感染症医療受診 79% vs 対照 62%

量依存的関係が認められ、2年以内に感染症受診あるほど、卒中リスクが高い。


International Stroke Conference 2012 での報告


情報ソース: http://www.theheart.org/article/1348767.do

AHA 理想心血管健康指標



Ideal cardiovascular health and mortality from all causes and diseases of the circulatory system among adults in the United States.  
Ford ES, Greenlund KJ, Hong Y. 
Circulation 2012; DOI:10.1161/CIRCULATIONAHA.111.049122.  


seven cardiovascular health metrics

1) not smoking, body :喫煙状態にない
2) mass index (BMI) <25 kg/m2
3) physical activity at goal levels:目標レベルの身体活動性
4) diet that includes three or more daily servings of fruits and vegetables: 日々果物・野菜3サービング以上
three ideal health factors, including  5) total cholesterol <200 mg/dL, 6) systolic blood pressure <120 mm Hg and diastolic blood pressure <80 mm Hg, and 7) fasting plasma glucose levels <100 mg/dL :コレステロール<200 mmHg、 血圧(収縮期 <120 、 拡張期 < 80 mmHg)、空腹時血糖 < 100 mg/dL

7622名、20歳以上の、 National Health and Nutrition Examination Survey

7つの心血管健康指標について、合致無しは1.5%、すべて合致は1.1%

理想指標数は、全原因死亡、循環器疾患に対し、有意にそして逆相関。
指標無し比較で、5以上の場合は、全原因死亡率リスク 78%減少 (補正ハザード比 [aHR]: 0.22; 95% 信頼区間 [CI]: 0.10, 0.50) 、循環器系疾患死亡リスク 88%減少 (aHR: 0.12; 95% CI: 0.03, 0.57)

血中長鎖n-3不飽和脂肪酸値と心房細動発症

実験研究では長鎖n-3PUFA(不飽和脂肪酸)は心房細動リスク減少を示す。
しかし、魚脂・食事アンケートからのn-3 PUFA量評価と心房細動頻度評価の報告は結論も一致してない。


そこで、血中n-3 PUFA値を客観的測定値として検討。

Association of Plasma Phospholipid Long-Chain Omega-3 Fatty Acids with Incident Atrial Fibrillation in Older Adults: The Cardiovascular Health Study
CIRCULATIONAHA.111.062653 Published online before print January 26, 2012,
doi: 10.1161/​CIRCULATIONAHA.111.062653 


ベースラインでAF、心不全無し65歳以上3326US男女のうち、 EPA、DPA、DHAの血中リン脂質濃度を測定。
心房細動発生(789例)を前向きに退院記録・受診心電図から同定 フォローアップ31,169人年  (1992-2006)

リスク因子補正多変量Coxモデルで、トップvs最小 四分位RR
総 n-3 PUFA (EPA+DPA+DHA) 値  0.71 (95%CI=0.57-0.89, P-trend=0.004)

DHA 値  0.77 (95%CI=0.62-0.96, P-trend=0.01)

EPA とDPA 値はAF発症と有意な相関なし

非パラメトリカル評価、総n-3PUFAとDHAは、AFと、段階的、線形の逆相関関係

フォローアップ、心不全・心筋梗塞などのイベント介入補正でも結果は変わらず



DHA血中値のみが、心房細動頻度と逆相関・・・

アップストリーム治療ってインチキと聞いたことがある・・・ 

angiotensin-converting enzyme inhibitors (ACEIs)、 angiotensin-receptor blockers (ARBs)、 aldosterone antagonists, statins、 n-3 (ω-3) PUFAsがそのように呼ばれているが、”However, as the number of clinical reports has been growing and the results of properly designed randomized controlled studies (RCTs) have become available, it has emerged that the antiarrhythmic effects of upstream therapies in primary prevention and secondary prevention settings are not equivalent.”・・・ということで、インチキといわれても仕方がない(http://www.medscape.com/viewarticle/741834)。

製薬会社スポンサーの医師会講演会で確立したもののごとくしゃべる講師がいたら軽蔑して良いレベル。

小規模研究:卒中では高率に睡眠時無呼吸あり

小規模研究というのが今一つだが、卒中における睡眠時無呼吸は高率で、56名の卒中のうち、91%に軽症以上の無呼吸あり、apnea scoreはsilent strokeと相関 (OR 1.04, P=0.03)
American Stroke Association's International Stroke Conference. (http://my.americanheart.org/professional/Sessions/InternationalStrokeConference/International-Stroke-Conference_UCM_316901_SubHomePage.jsp)


Kepplinger J, et al "Sleep apnea as a risk factor in patients with chronic microvascular changes and silent infarcts" ISA 2012; Abstract 3434. 

Kepplingerらは 56 名の虚血性卒中(86%)とTIAを検討。
年齢中央値67、男性 46%、卒中スケールスコア中央値 1 、BMI中央値 27


apnea-hypopnea-index (AHI) ≥5 per hourを無呼吸の定義
卒中5日内に終夜呼吸ポリグラフィー施行。
神経画像専門家にsleep study所見と アウトカムブラインド化。

画像にて12名がsilent infarct、29名が  chronic microvascular change
軽症睡眠時無呼吸(AHI 5-14/h)  32%、中等症(AHI 15-29) 30%、重症(AHA >30) 29%

ベースラインで、男性の法が女性より、cliically silet infarctを多く有し、silent infactが多い患者ほど、卒中既往やTIA既往あり (P≤0.05 for both)。他の臨床特性やリスク要素は有意でない。

白質のchronic microvascular changeがある場合と、ない場合のベースライン特性とリスク要素に有意差無し

しかし、silent infarctか白質の損傷がある患者では、無呼吸重症度は退院時のdisabled状況リスク増加と相関 (OR 0.94, P=0.02)


筆者らのまとめとしては、 
  • 夜間無呼吸5エピソード越える場合、silent strokeと相関。
  • 白質病変1/3超では、重症無呼吸を有す。
  • silent strokeの50%超は、無呼吸

Kepplingerの結論としては、睡眠時無呼吸に対し、他の心血管疾患リスク要素と同様注意を払うべき



2型糖尿病:自発的運動量とアディポカインの関連




The association of physical activity with novel adipokines in patients with type 2 diabetes
European Journal of Internal MedicineVolume 23, Issue 2 , Pages 137-142, March 2012

Background

脂肪組織由来物質は、adipokineとして知られ、2型糖尿病(T2DM)の炎症介在、心血管疾患と関連する。この研究は新しいadipokineと自己報告運動量、抗炎症メディエーターの関連を検討。

Methods

247名のT2DM男女登録、明らかな心血管疾患無し例。運動アンケートをベースにして、患者を4群に分類: A) 運動せず(運動報告無し)、軽度運動 < 2h/week 、B) active, 低・中等度運動 <2h/week. 88名をランダムに割り付け選択し、心肺エルゴサイクル試験施行。臨床的パラメーター、血糖、脂質特性、HOMA-IR、血中 visfatin、 apelin、 vaspin、 ghrelin、 adiponectinを評価。 br />

Results

fat-massを除き、身体計測上のパラメータ、薬物学的レジメンに差は無かった。

fat-massを除き、身体計測上のパラメータ、薬物学的レジメンに差は無かった。 運動活発患者では、運動不足群に比べ、ぶどう糖調節、HOMA-IR、運動耐容能改善 (p < 0.01). 運動不足患者より運動活発群は、visfatin低値 (10.16±5.53ng/ml vs 14.77±8.48ng/ml, p=0.013)、 apelin 高値 (1.39±0.65ng/ml vs 1.04±0.35ng/ml, p=0.018) 、 adiponectin 高値(11.82±3.06μg/ml vs 7.81±2.11μg/ml, p=0.033)。 群間でその他のパラメータで有意差無し。 年齢、性別、BMI、運動活動性補正後、hsCRPやghrelinは独立したvisfatin値の独立した因子   (R2=0.328, p=0.032)であるが、一方、運動は独立して apelin (R2=0.221, p=0.022)と相関。

Conclusions

2型糖尿病患者において、自己コントロール運動活動性は、adipokine(visfatin、 apelin、adiponectin)に関し、evenか中等度改善効果を示す。



ステマ:明治乳業「R-1ヨーグルト」騒ぎ

ヨーグルト大騒動だけでも何回目だっけ? プロバイオティクスに広げると・・・発酵食品全般となる。

有害性は考えにくいし、自分の財布から金出してるんだから、目くじらたてるな・・・と、いわれそうだが・・・ 科学性の問題や報道機関の倫理・利得から考えればやはり放置できない。


それに、”医師が関与し、科学的な検討の結果”の報道という体裁をとってるため、一見、批判されにくくしている。その上、製造販売会社が前面に出てない。そのためかえって、恣意性を感じてしまう・・・ 

製薬会社である”明治製菓”が”明治乳業”合併した明治グループの製品


明治乳業「R-1ヨーグルト生産追いつかない!」インフルエンザ予防
2012/2/ 1 12:32
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/01120679.html
焼き物の町、有田町立曲川小学校は全校生283人で、目下、インフルエンザ発症者はゼロ。平成21年には学級閉鎖が相次ぎ、曲川小でも4クラスが閉鎖され た。そこで町はおととし9月から半年間、有田町立病院の院長の勧めで、「R-1」というヨーグルト(112ミリグラム)を毎日1本ずつ全幼稚園、保育園、 小学校の児童・生徒2468人に飲ませた「民間企業と協力して」というから、メーカーの提供だったのだろう。これと並行してイン フルエンザの発生率を調べたところ、隣接の伊万里町9.74%、武雄市10.48%、 県平均4.37%に対して、有田町は0.64%ときわめて低かった。
   有田病院によると、R-1は最近発見された乳酸菌の一種で、院長は「予測よりはるかによかった。乳酸菌は消化器にいいことはわかっていたが、呼吸器にもいいことがわかったのは大きい」と話す。まだ医学的に効果が実証されたわけではないが、数字の衝撃は大きかった。


◆ 共役要素補正された研究なのか?
たとえば、この学校の先生たちが子供たちのインフルエンザ発症に関する研究するということで、対照とされている周辺の学校より熱心に、普段以上に、ワクチンや手洗いなどの予防的措置を教育指導していたとか、子供やその親御さんも過敏になり、対インフルエンザにやっきになっていたとか? 背後の共役要素を批判的に吟味された上でないと、ことの真偽は不明というのが、この種の研究では普通の考えだと思う。

◆診断名は正しい?
まず、インフルエンザ罹患の定義、迅速キットによるウィルス学的証拠なのか、インフルエンザ症状を含めた臨床的な診断なのか、あるいは、教師が勝手に判断した疑似インフルエンザなのか?
インフルエンザに関して、” 前橋市医師会のワクチン報告”のような”インフルエンザ”欠席の定義が曖昧なまま、反ワクチングループにとって黄金律データとして、暴走した事例がある。
  (今年も、反インフルエンザワクチン記事の季節となりました 2005年 10月 03日:5-6年前まで、全国紙はほとんど反ワクチン運動キャンペーンを張っていた)


◆NHKが先駆的に報道したのでは?
特定の乳酸菌飲料名は出してないが、プロバイオティクスに効果があるという放送をNHK「あさイチ」という番組内で行った。その後の、民放でのステルスマーケットへの布石になった。”ためしてガッテン”の度重なるトンでも放送といい、公共放送という枠を逸脱している。

◆プロバイオティクスとインフルエンザ
ランダム化二重盲検プラシーボ対照化トライアルで、インフルエンザワクチン有効性に関し、ワクチン免疫原性を高める効果が報告されている(ただし、生ワクチン:LAIV)(Eur J Clin Nutr. 2011 Apr;65(4):501-7. Epub 2011 Feb 2.)。
これは小規模なRCTであり、まだ、結論的とは言えないだろう。
しかしながら、肯定的な印象をもてるエビデンスであることは確かだ。



有田市の報告と似ているが、プラシーボ対照薬剤をちゃんと設定しランダム割り付けをおこなっている、インフルエンザ様症状に関する観察研究(Pediatrics. 2009 Aug;124(2):e172-9. Epub 2009 Jul 27.)で、有意な効果が出ている。

論文検索するとわかることは、 この種の治験では、ランダム化プラシーボ対照化治験でなければ、まともな査読ジャーナルにはアクセプトされない。

メディアを介したものなのでわからないが、上述の報告は、まともな査読ジャーナルにアクセプトされるような知見ではないということは確か。




そもそも、R1のような特定の製品である必要性があるかどうかも検討すべきだろう。


“influenza & probiotics”でpubmed検索しても、ヒットするのは20弱という状況を考えれば、知見と報道の解離がありすぎると思う。

ステマといわれても、当然。

◆デトックスなどのFraud Medicineに利用される

”毒素”(この言葉が曖昧なため様々なインチキが創出される)を排出する効果などと宣伝道具にこの報道が使われる危険(http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/detox_overview.html)

tau蛋白 細胞・細胞伝播で広がる

tau-filled cellは記憶・記銘に関連する小領域から、回想・理由づけに関わる大きな領域に伝播するように拡大するという知見。

この知見であるtau蛋白細胞・細胞間伝播がブロックできたら、認知症の予防・治療につながる可能性がでてきた。


Karen DuffとScott A. Smallら(Taub Institute for Research on Alzheimer's Diseas and the Aging Brain: Columbia University Medical Center)の研究

Trans-Synaptic Spread of Tau Pathology In Vivo
Li Liu, Valerie Drouet, Jessica W. Wu, Menno P. Witter, Scott A. Small, Catherine Clelland, Karen Duff
PLoS ONE 7(2): e31302. doi:10.1371/journal.pone.0031302



もう一つの報告が、Bradley T. Hyman(Alzheimer's Disease Reseach Center:MGH)の研究で、journal Neuronに出版予定?



NYTimes:http://www.nytimes.com/2012/02/02/health/research/alzheimers-spreads-like-a-virus-in-the-brain-studies-find.html


【クソ役人】いいかげんな添付文書放置して、突合・縦覧に突入?

特許切れの薬価についてなのですが、まともに、禁忌記載してない薬品に関しても、”先発”扱い(vs”後発”)で、薬価を高めにする意味ってあるのでしょうか?


”マイコスポール”という薬剤、添付文書(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2655708N1261_1_02/)に、”カルブロック”との併用禁忌記載がありません。

カルブロックの添付文書(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2149043F1020_2_05/)には、”アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ミコナゾール等)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、サキナビル、インジナビル等)を投与中の患者”と記載があります。

こんないい加減な添付文書で済ましている、薬剤を待遇する理由があるのでしょうか?

そして、こんないい加減な指導のまま、突合・縦覧調査するのでしょうか


NIRS: 脳外傷に於ける局所血流ベッドサイドモニター

脳外傷局所血流モニタリングのための非侵襲的検査:近赤外線スペクトロスコピー(NIRS: near-infrared spectroscopy)によるベッドサイドモニター




Validation of frontal near-infrared spectroscopy as noninvasive bedside monitoring for regional cerebral blood flow in brain-injured patients
Journal of Neurosurgery Feb 2012 / Vol. 32 / No. 2 / Page E2 


CT上画像血流評価による脳血流領域検査と線形相関みとめ、ベッドサイドの非侵襲的モニターとして有効かも

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note