2019年8月9日金曜日

片頭痛とカフェイン入り飲料の関連性:非線形オッズ増加

カフェイン入り飲料1日3サービング以上ならその日以降数日頭痛発症と関連
1−2サービン津程度では同日頭痛と関連せず





Prospective Cohort Study of Caffeinated Beverage Intake as a Potential Trigger of Headaches among Migraineurs
Elizabeth Mostofsky,  et al.
American Journal of Medicine.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.amjmed.2019.02.015
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343(19)30210-4/fulltext

目的
カフェイン入り飲料摂取の当日及びそれ以降の日の片頭痛トリガーとしての役割

方法
前向きコホート研究で101名のエピソード的片頭痛で連日朝夕電子日記
98名6週以上の日記 2016年3月〜2017年10月
毎日被験者はカフェイン入り飲料摂取と他のライフスタイル要素、片頭痛性頭痛毎のタイミングと特性を記録
カフェイン入り飲料摂取の日の片頭痛頻度と摂取しない日の同一個人の片頭痛頻度をどの曜日かを斟酌
条件付きロジスティクス回帰を用いオッズ比と95%信頼区間使用


結果
98名(女性 86名)、平均年齢 35.1歳、白人 83%、ヒスパニック・ラテン10%、頭痛開始時年齢平均 16.3歳
トータルで、観察 4467日の間で 825の片頭痛
カフェイン入り飲料摂取の数とその日の片頭痛発生オッズに統計学的に非線形相関あり (P-quadratic trend = .024)
摂取量レベル毎の推定値は統計学的有意に至らず
相関性は習慣的摂取と避妊治療によりばらつき


結論
カフェイン入り飲料摂取と当日片頭痛発生オッズに非線形の相関有り
これはカフェイン入り飲料摂取がその日の片頭痛トリガーとなることを意味している






イクスタンジカプセルなどアンドロゲン抑制療法と心室早期再分極

アンドロゲン抑制療法(androgen deprivation therapy:ADT)を受けている前立腺がんの男性は、torsades de pointes (TdP) およびQT延長のリスクがある。

国際的pharmacovigilance database VigBase, n=6,560,565個別症例安全性報告でADTに関連するaLQTS(獲得性Long-QT症候群)、TdP、突然死の検討
評価された10人のADTのうち、7人が突然死、TdP、および後天性長QT症候群(aLQTS)との不均衡な関係を示したと、パリのソルボンヌ大学のJoe-Elie Salemらが報告
前立腺癌の治療に使用される他のADTと比較して、エンザルタミド(Xtandi)はより多くの死亡に関連(8.1%vs 17%; P <0 .0001="" circulation="" p="">

Androgenic Effects on Ventricular Repolarization: A Translational Study From the International Pharmacovigilance Database to iPSC-Cardiomyocytes
Joe-Elie Salem, et al.
https://www.ahajournals.org/doi/abs/10.1161/CIRCULATIONAHA.119.040162




aLQTS(n=168) and/or TdP(n=68 ; 11% 致死性)
突然死 99



日本の添付文書

https://amn.astellas.jp/jp/di/list/xta-t/if_xta-t.pdf
薬力学的試験及び QT/QTc 評価試験
該当資料なし
<参考>イクスタンジカプセルの国内第Ⅰ/Ⅱ相試験及び海外第Ⅲ相試験より、去勢抵抗性前立腺癌患者における血漿中薬物濃度と ΔQTcF(QTcF 間隔のベースラインからの変化量)との関係を検討した結果、日本人患者及び外国人患者ともにイクスタンジカプセルの申請用法・用量における曝露量において、臨床的に問題となるような QT 延長リスクは低いと考えられた。


noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note