そのままだと、健康には良くない。
http://www.medpagetoday.com/PublicHealthPolicy/EnvironmentalHealth/36766
室内煖房・調理のためのバイオマス・木片燃焼による粒子物質やPAHなどの害 2011年 02月 07日http://intmed.exblog.jp/12067633/
用量依存的に、PM(1.25-100μg/ml)でROS、やDNAダメージ(strand breaks and formamidopyrimidine DNA glycosylase sites assessed by the comet assay )がみられた。
たばこや電子たばこの有害成分である、polycyclic aromatic hydrocarbons (PAH)が多く含まれ、4種のPMとともに用量依存的に、8-oxo-7,8-dihydro-2′-deoxyguanosineを増加させる。
炎症誘起遺伝子、MCP-1、IL-8、TNF、酸化ストレス遺伝子heme oxygenase-1などののmRNA発現増加し、THP-1細胞のupregulateさせる。
オーストラリアの2つの町で介入比較
Central Launcestonと、 central Hobartで、前者で、バイオマス煙減少への積極的介入を行い、死亡率への影響確認
空気中のバイオマス煙による大気汚染減少対策で、男性では、死亡率減少効果を認め、冬季心血管系・呼吸器系死亡率を減少させた。
心血管系で20%、呼吸器系で28%減少
Evaluation of interventions to reduce air pollution from biomass smoke on mortality in Launceston, Australia: retrospective analysis of daily mortality, 1994-2007
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e8446 (Published 8 January 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:e8446
バイオマス・スモークによる大気汚染減少による、日毎死亡率への影響
介入:地域住民教育キャンペーン(環境基準指導、残存wood stomveからwood heater代替)
主要アウトカム測定:2001年6月前後の日毎全原因死亡率・心血管疾患・呼吸器系死亡率の変化
冬季日毎PM10濃度平均は、Launcestonでは、44μg/m3から27μg/m3へ低下
空気環境改善期間は有意ではないが年間死亡率減少軽度みとめた
男性では、年次死亡率は全原因で有意、心血管疾患、呼吸器系死亡で有意(全原因 −11.4%, 95% 信頼区間 −19.2% to −2.9%; P=0.01)、心血管疾患 (−17.9%, −30.6% to −2.8%; P=0.02)、呼吸器系疾患(−22.8%, −40.6% to 0.3%; P=0.05) )
男女での検討で、心血管死亡減少、呼吸器系疾患死亡率の冬季減少は、有意差境界的であった (−19.6%, −36.3% to 1.5%; P=0.06、−27.9%, −49.5% to 3.1%; P=0.07)
Hobartの対照市での死亡率は有意で無かった