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2018年2月16日金曜日

超加工食品:10%比率増加毎、がん全体及び乳がん10%超増加



Ultra-processed food :

archive.wphna.org/wp-content/uploads/2016/01/WN-2016-7-1-3-28-38-Monteiro-Cannon-Levy-et-al-NOVA.pdf
Group 4: Ultra-processed food and drink products 
総脂肪、飽和脂肪、糖添加・塩添加、線維成分・ビタミン少ない
栄養成分以外に、新合成構成物、その中には発癌性を有するもの、例えばアクリルアミド、ヘテロサイクリックアミン(英: Heterocyclic amine、略称: HCA)、 多環芳香族炭化水素英:polycyclic aromatic hydrocarbon、PAHなどが、熱処理された食品に生じ、メイラード反応を生じる。2つめに、発癌性・内分泌攪乱特性を有する、例えば、ビスフェノールAなど。認可されているが、議論のある、加工肉内の次亜硝酸ナトリウムなどの添加物、酸化チタン((TiO2, 白色剤)これらは動物モデル、細胞モデルで発癌性示されている


Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from NutriNet-Santé prospective cohort
Thibault Fiolet, et al.
BMJ 2018; 360 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.k322 (Published 14 February 2018)

Ultra-processed food 摂取は、包括的癌リスク増加と相関 (n=2228 cases; 食品中比率10%増加毎のハザード比  1.12 (95% 信頼区間 1.06 to 1.18); P = 0.02

これらの結果は、食品中の栄養の質(主要成分分析による脂質、ナトリウム、炭水化物摂取 and/or Western patte食)に関するいくつかのマーカー補正後も有意性残存





糖質制限流行だが、加工食品や超加工食品が大量に入り込む可能性がある

2015年10月21日水曜日

アメリカがん協会の乳がん検診ガイドライン

2015年アップデート

米国連邦タスクフォースでは、40歳までとした従来からの検診推奨開始時期を50歳としたが、これと異なる推奨となっている



Breast Cancer Screening for Women at Average Risk
2015 Guideline Update From the American Cancer Society
Kevin C. Oeffinger,  et. al.
JAMA. 2015;314(15):1599-1614. doi:10.1001/jama.2015.12783.


ACS(American Cancer Society)は、乳がん平均リスク女性では、45歳時点で定期検診マンモグラフィーを受けるべき  (strong recommendation)


45−54歳女性は年毎検診受けるべき  (qualified recommendation)


55歳以上では、2年毎検診に移行、もしくは、年次検診継続機会を有すべき  (qualified recommendation)


女性は、40−44歳では、年次検診機会を設けるべき (qualified recommendation).


女性は、包括的健康状況良好で、余命10年以上とされる場合のみマンモグラフィー継続すべき  (qualified recommendation)


ACSは、平均リスク女性での乳がん検診のための clinical breast examination(CBE:視触診による乳がん検診)はいずれの世代でも推奨しない  (qualified recommendation)

2015年6月4日木曜日

乳がん検診IARCワーキンググループ:50歳から69歳へ3年毎マンモグラフィー推奨

かつてTBS及びその関連メディアが30歳代女性にもマンモグラフィーを勧めていた愚・・・自社映画の売り込みのためという性根の腐りきった経営メディア・・・こいつらが正義面して偏った情報を垂れ流し
http://www.tbs.co.jp/pink-ribbon/torikumi/pdf/20100609.pdf


以下のワーキンググループ意見を見て、それを思い出した

そもそもに、日本人の根本的間違い概念・・・「検診=全て善」が官民に存在する。
これによって血税ばらまかれ、特定業者およびその出資者がの儲けとなり、かくれた有害性暴露される検診被験者たち。



WHO主導、16ヶ国、29の独立した専門家で40の研究の結論
50-69歳女性に対し、3年毎の検診を推奨するというNHS助言を支持する内容



Breast-Cancer Screening — Viewpoint of the IARC Working Group
Béatrice Lauby-Secretan, et. al.
for the International Agency for Research on Cancer Handbook Working Group
N. Engl. J. Med. June 3, 2015DOI: 10.1056/NEJMsr1504363


マンモグラフィーの部分を一部抽出

  • 50から69歳女性の乳がん死亡率減少 Sufficient
  • 70から74歳女性の乳がん死亡率減少 Sufficient
  • 40から44歳女性の乳がん死亡率減少 Limited
  • 45から49歳女性の乳がん死亡率減少 Limited
  • 女性が検診しなかった場合は発見されることがなく、生じることのない有害性を生じない乳がんを発見(過剰診断) Sufficient
  • ベネフィットがマンモグラフィーによる放射線がん死亡リスクを上回ることを広げた場合の50から74歳女性の乳がん死亡率減少 Sufficient
  • 結果が偽陽性である場合の短期的心理学的後遺症 Sufficient
  • 組織化されたマンモグラフィー検診プログラム募集参加した50から69歳女性ではネットのベネフィットあるか? Sufficient
  • 乳がん高頻度国での50-69歳の女性ではコスト・ベネフィットあるか? Sufficient
  • 低・中所得国でコスト・ベネフィット有るか? Limited

2015年4月27日月曜日

乳がん&BRCA1遺伝子変異女性では予防的卵巣摘出で死亡率減少、エストロゲン陰性乳がんの場合特に急ぐ・・・

BRCA1 あるいは BRCA2遺伝子異常乳がん女性に対する予防的卵巣摘出術の予後インパクト


Effect of Oophorectomy on Survival After Breast Cancer in BRCA1 and BRCA2 Mutation Carriers
Kelly Metcalfe,  et. al.
JAMA Oncol. Published online April 23, 2015.
676名の女性のうち、345名が乳がん診断後卵巣摘出、331名は両側卵巣保持

20年間の生存率は77.4%

卵巣摘出後女性の乳がん死亡補正ハザードは 、BRCA1キャリア  (95% CI, 0.19-0.77; P = .007) 、 BRCA2キャリア  0.57 (95% CI, 0.23-1.43; P = .23)

乳がん特異的死亡率ハザード比は エストロゲン受容体(ER)陽性乳がんでは   0.76 (95% CI, 0.32-1.78; P = .53)、ER陰性乳がん 0.07 (95% CI, 0.01-0.51; P = .009)


結論としては、乳がん・BRCA1遺伝子変異女性では、予防的卵巣摘出により死亡率減少を示し、エストロゲン受容体陰性乳がん・BRCA1遺伝子変異女性では診断後すぐに摘出術すべき・・・




あくまでも一論文でのお話 ・・・ 

2015年4月8日水曜日

BRCA1/BRCA2遺伝子変異種類・部位にてより細かに癌リスク評価可能になった

Association of Type and Location of BRCA1 and BRCA2 Mutations With Risk of Breast and Ovarian Cancer
Timothy R. Rebbeck, et. al.
JAMA. 2015;313(13):1347-1361. doi:10.1001/jama.2014.5985.


意義: BRCA1もしくはBRCA2 (BRCA1/2)の特異的遺伝子変異と癌リスクの関連性情報は実は乏しい


目的: BRCA1/2キャリア毎、変異特異的癌リスク


デザイン、セッティング、被験者: 1937−2011年(中央値、1999年)の間に確認、疾患関連BRCA1もしくはBRCA2変異発見された症例
BRCA1 19581名、 BRCA2 11900名、 6大陸33カ国55センター


遺伝子型、昨日、核酸部位ごとの乳がん、卵巣癌ハザード比


RHRは、乳がん対卵巣癌ハザード比で、1を超えるRHRのあたいは、乳がんリスク増加を意味する。1未満は卵巣癌リスク増加を意味する。



暴露: BRCA1もしくはBRCA2遺伝子変異



主要アウトカム・測定 乳がん・卵巣癌リスク


結果
BRCA1遺伝子変異キャリア
卵巣癌 2317名(12%)
乳がん・卵巣癌 1041名(5%)
がん無し 7171名(37%)
BRCA2遺伝子変異キャリア
卵巣癌 682名(6%)
乳がん・卵巣癌 272名(2%)
がん無し 4766名(40%)


BRCA1において、3つのbreast cancer cluster regionを同定、すなわちBCCRsとして、 c.179 to c.505 (BCCR1; RHR = 1.46; 95% CI, 1.22-1.74; P = 2 × 10−6)、c.4328 to c.4945 (BCCR2; RHR = 1.34; 95% CI, 1.01-1.78; P = .04)、c. 5261 to c.5563 (BCCR2′, RHR = 1.38; 95% CI, 1.22-1.55; P = 6 × 10−9)


ovarian cancer cluster region、すなわちOCCRとして、 c.1380 to c.4062 (approximately exon 11) で、 RHR = 0.62 (95% CI, 0.56-0.70; P = 9 × 10−17)


BRCA2において、 multiple BCCRs spanningがみられ、  c.1 to c.596 (BCCR1; RHR = 1.71; 95% CI, 1.06-2.78; P = .03)、  c.772 to c.1806 (BCCR1′; RHR = 1.63; 95% CI, 1.10-2.40; P = .01)、 c.7394 to c.8904 (BCCR2; RHR = 2.31; 95% CI, 1.69-3.16; P = .00002)

3つのOCCRsとして、1番目は、c.3249 to c.5681で、 c.5946delT (6174delT; RHR = 0.51; 95% CI, 0.44-0.60; P = 6 × 10−17)近傍。2番目のOCCRのspanningは、 c.6645 to c.7471 (OCCR2; RHR = 0.57; 95% CI, 0.41-0.80; P = .001)

nonsense-mediated decay 関与変異は、様々な乳がん、卵巣癌リスクと相関し、若年乳がん診断は、BRCA1とBRCA2遺伝子変異キャリア両有キャリアであった
乳がん 9052名(46%)
乳がん 6180名(52%)



結論: 乳がん・卵巣癌リスクはBRCA1/2遺伝子の変異タイプ・変異部位により異なる。
適切な評価により、BRCA1とBRCA2のキャリアに関してリスク評価及び予防意思決定の改善をもたらす


2014年8月8日金曜日

癌:組織・器官依存的分類から分子構造による分類へ

組織・器官による分類より分子的構造によるがんの分類が、より正確に、その診断と、治療可能性、アウトカムを予見できるという報告


Multiplatform Analysis of 12 Cancer Types Reveals Molecular Classification within and across Tissues of Origin
Katherine A. Hoadley , Christina Yau  Denise M. Wolf , et. al.
The Cancer Genome Atlas Research Network, Christopher C. Benzemail, Charles M. Perouemail, Joshua M. Stuartemail
http://www.cell.com/cell/abstract/S0092-8674(14)00876-9?cc=y?cc=y

pdf: http://www.cell.com/cell/pdf/S0092-8674(14)00876-9.pdf



解説:genomic sequencingによる癌の分類、 主要の分子学的makeupにより、少なくとも10%、可能性としては30-50%ほどはそれを分類できるという。
12種のがん、3500超のサンプル、乳がん、腎癌、膀胱、脳腫瘍、結腸、子宮内膜、肺などのがんなど。脳腫瘍のglioblastomaや白血病などのより進行性の高いものは、癌の局在がやはり重要とうことが際さされた。しかし、他のがんは、分子レベルで見ると、なに由来の器官か組織かは重要でなくkなる。扁平上皮性の頭頸部がんは肺癌の扁平上皮癌、膀胱癌の一部はTP53 alteration,TP53 amplification、免疫・増殖系遺伝子発現高度を示し、互いに類似する。
data-miningの利用ということで、生物学的新発見やあたらしい治療構築に役立つだろう・・・


New cancer classification system shows promise as lifesaver
Victoria Colliver
Updated 11:04 pm, Thursday, August 7, 2014
http://www.sfgate.com/default/article/New-cancer-classification-system-shows-promise-as-5675296.php


2014年4月7日月曜日

進行期乳がん:CDK4/6阻害剤:パルボシクリブ(Palbociclib)にて、無進行生存期間倍へ

進行期乳がんへ、エストロゲン受容体(ER)陽性

サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4および6を阻害する、パルボシクリブ(Palbociclib)を標準ホルモン治療(aromatase inhibitor letrozole (Femara))併用により、PFS(無進行生存期間)を10.2ヶ月から20.2ヶ月の中央値へ延長させたという報告。
 


"Final results of a randomized, phase II study of palbociclib, a cyclin-dependent kinase 4/6 inhibitor, in combination with letrozole versus letrozole alone for first-line treatment of ER+, HER- advanced breast cancer (PALOMA1/TRIO18)"
Finn RS, et al 
AACR 2014; Abstract CT101. 



 解説:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/AACR/45128

2014年3月4日火曜日

【検診至上主義日本への警鐘と思え!】乳がん検診・マンモグラフィーの真実はどこに?

現時点のマンモグラフィー主体の乳がん検診(40歳時点(あるいは50歳時点)からの年次マンモグラフィー)は、早期発見したら、生存オッズが増加するという理想から勧められてきた。しかしながら、BMJの報告( BMJ 2014;348:g366)からそれに対する疑念が生じている。

→ マンモグラフィー役立たず(http://kaigyoi.blogspot.jp/2014/02/blog-post_6818.html )



見れば見るほど見事にかさなる死亡率、5-10年間の特異的期間だけを過剰にクローズアップさせてしまって、マンモグラフィー検診を過剰に評価してしまった可能性がある。


【乳がん特異的死亡率】





諸外国のメディアではかなり報道されているが、日本のマスコミは「検診=善」という勧善懲悪偏向に陥り、まともに報道されず。


人間が介入することにはそれが良かれと思ってなされることにも、弊害が存在する場合がある。すなわち、早期発見=善と決めつけるわけにはいかないのだ。BMJの報告はマンモグラフィーは死亡率減少をもたらさないというもの。



詳しい解説記事が掲載された!
一般の人たちが知るべき真実という内容。

http://www.foxnews.com/health/2014/03/03/controversial-mammogram-study-what-need-to-know/


日本のマスコミは、検診の有害的側面を真正面から報道しない。結果、検診関係者の利権優先、利用者の知る権利・機会喪失させている。



40歳未満女性までマンモグラフィー推奨し、自局関連映画の宣伝をしていた・・・TBSテレビ



2014年2月12日水曜日

マンモグラフィー役立たず

http://live.wsj.com/video/mammograms-may-be-useless-study-finds/FCB134AB-3E65-482E-A4AD-A2552DB3096F.html



検診発見乳がんの2割以上に過剰診断、マンモグラフィー424名に1人が過剰診断


マンモグラフィー検診施行・未施行比較での、40-59 歳女性の25年フォローアップで、がん頻度と死亡率比較

結論から言えば、40-59歳の年次マンモグラフィーは、アジュバント治療を自由にしたとき、乳がん死亡率を、身体所見あるいは通常ケアと比較して、減少しなかった。
22%(106/484)が過剰診断で、トライアルに於けるマンモグラフィーあたり424名に1人が乳がん過剰診断に相当。


Twenty five year follow-up for breast cancer incidence and mortality of the Canadian National Breast Screening Study: randomised screening trial
BMJ 2014; 348 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g366 (Published 11 February 2014)
Cite this as: BMJ 2014;348:g366


5年間の検診期間(25年間フォローアップ)
進行期乳がん マンモグラフィー群 666名(被験者 44,925)、 対照群 524(被験者 44,910)
乳がん死亡 マンモグラフィー群 180、 対照群 171

乳がん死包括ハザード比は、マンモグラフィーにて  1.05 (95% 信頼区間 0.85 to 1.30)


40-49歳、50-59歳発見がほとんど。


研究全期間で
乳がん診断は、マンモグラフィー群 3250、 対照群 3133
乳がん死は、マンモグラフィー群 500、 対照群 504

 乳がん累積死亡率は、マンモグラフィー群も、対照群も同様(ハザード比 0.99,
95% CI 0.88 - 1.12)

106のガンresidual excessが15年フォローアップ後見られ、これは過剰診断による弊害と考えられる。 

【乳がん特異的死亡率】・・・みごとに重なってる!

 

2013年12月24日火曜日

米国予防医療作業部会:BRCA遺伝子検査は篩い分け後行うべき、カウンセリングと共に・・・

U.S. Preventive Services Task Forceでは、BRCA変異関連家族歴のない女性では遺伝子カウンセリング・検査をルーチンに行うことに反対する推奨を行った。


women whose family history is not associated with an increased risk for potentially harmful mutations in the BRCA1 or BRCA2 genes


Risk assessment, genetic counselling, and genetic testing for BRCA-related cancer in women: US Preventive Services Task Force Recommendation Statement
Moyer VA, et al
Ann Intern Med 2013; DOI: 10.7326/M13-2747.


USPSTF 推奨
・プライマリケア提供者は、乳部、卵巣、子宮卵管、腹腔内がんの家族歴を有する女性をふるい分けし、乳がん感受性関連遺伝子 (BRCA1 or BRCA2)のための可能性有害遺伝子変異と関連する家族歴同定のためのスクリーニングツールの一つを提供する。そして、スクリーニング陽性女性は、遺伝子カウンセリングを受け無ければならない、そして、カウンセリング後BRCA検査適応なら行う (B recommendation)

・USPSTF推奨として、BRCA1あるいはBRCA2遺伝子の有害変異可能性リスク増加を伴わない家族歴女性では、遺伝子カウンセリング、BRCA検査を行うことを反対する  (D recommendation)








2013年12月20日金曜日

非肥満女性:乳がんリスク減少のためトマトを! 大豆はリスク増加?

 日本ではやったトマト・ダイエットってどこにいったんだろ! ・・・世間は移ろいやすい。


 トマト、リコピンの話だが、ダイエットの話ではない。乳がんとの関連性の話。
 体型により、食事の種類とがんリスクに影響を及ぼすわけで、寄与要素は単純ではなさそう


 乳がん高リスク閉経女性で、トマトを豊富な生活を続けると、10週間で血中アディポネクチン濃度に影響もたらす。ブドウ糖ホメオスタシス、脂肪酸代謝に影響を与える可能性。 

 17研究のメタアナリシス(Liu L-Y, Wang M, Ma Z-B, Yu L-X, Zhang Q, et al. (2013) The Role of Adiponectin in Breast Cancer: A Meta-Analysis. PLoS ONE 8(8): e73183. )で、閉経後女性の乳がんリスク低下を示す。


アディポネクチンと乳がん
(結論に反する研究が1つあるようだけど・・・)


もう一つの研究
やせ・非肥満女性では、大豆へスイッチ介入(10週間)を行い、その後、血中レプチン 減少(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, published online Dec. 18.)。トマト介入期間中のアディポネクチンは増加するが、トマト成分のリコピンや他のphytonutrientがインスリン感受性改善し、乳がんリスクを減少する可能性がある。



年齢平均57.2歳、BMI 30の70名女性への26週間2アーム縦断的交叉トライア 
介入は:10週間トマト豊富な食事(1日リコピン25mg以上)、対照期間は、大豆ベース(トマト無し)(大豆蛋白 40g以上)の同じく10週間、washoutは2週間設定 
血中アディポネクチン、血中レプチン、アディポネクチン/レプチン(A/L)比を比較 
・大豆介入期間中、アディポネクチンは全体的に減少  (0.91, 95% CI 0.84-0.97)、非肥満女性で大幅減少  (0.89, 95% CI 0.81-0.98)
・全体評価では、レプチンあるいはA/L比は介入後有意な変化認めず、しかし、非肥満女性では血中レプチン18%減少を認める (0.82, 95% CI 0.68-0.99)
・トマト介入期間中、全女性のアディポネクチン濃度増加 (1.09; 95% CI 1.00-1.18)、非肥満女性で最も効果的(1.13, 95% CI 1.02-1.25)




トマトって、基本、夏野菜だとおもうんだけど・・・


リコピン含有量は「水分を除いた成分の約0.2%」とわかりにくい
水分はどの程度なのだろう・・・水分比率90%だそうで・・・
となると、トマトでリコピン 25mg摂取のためには、トマト全部で125g必要ってことになる。
私の愛用トマトジュース・・・1缶で 10mgでも、足りず、3缶飲まないといけない・・・金がぁかかるぅ・・・

2013年9月10日火曜日

乳がん検診:若年推奨へ?

現行・米国では、高リスク以外では、50歳以降の女性に、50−74歳女性に対し隔年と推奨となっている。

ハーバード大学、 Blake Cadyらは、7301名の乳がん症例、2007年までフォロー
死亡例509名のうち、71%が定期乳がん検診を受けてなかった。50歳未満で50%が乳がん死し、13%が70歳以降。診断年齢中央値は49歳で、他のがんの診断年齢中央値は72歳。

40歳以上で毎年定期マンモグラフィー検査うけることが最大のベネフィットをもたらすという主張。

the Journal Cancer誌 9月9日オンライン掲載

ただ、米国癌学会Press Releaseにも書かれてない

U.S. study urges more breast cancer screenings in younger women
English.news.cn   2013-09-10 05:37:35
http://news.xinhuanet.com/english/health/2013-09/10/c_125354919.htm


foxnews:
http://fox4kc.com/2013/09/09/study-suggests-mammograms-for-women-under-50/


日本のマスメディアってのは、暴走するのが定番。TBSの映画宣伝が一番ひどかったが、若年女性でも乳がん検診推奨しているかのごとき、テレビ番組が続いていた。検診若年化がた年齢層別化の話全くなく、質の低い情報の垂れ流しが続くテレビ・ラジオ・・

総務省がちゃんと仕事してないから

2013年5月31日金曜日

乳がん検診ガイドライン:異なる矛盾するガイドラインの狭間で、医療訴訟リスク存在

複数のガイドラインで多くの基準が存在する状況と、医療訴訟リスクとの狭間

医師はガイドライン毎に矛盾する内容 により、医療訴訟上脆弱な状況となっている。USPSTFのようなより積極的に疫学上の根拠に基づくガイドラインほどその採用に消極的になってしまう矛盾の存在に気づくべきである。

乳がんリスクを持ってない、健康な52歳女性に対し、どのような管理をするか?


・2008年ACR、2003年ACSガイドラインは40歳以上での無症状平均リスク女性 に対し、年次スクリーニングマンモグラフィーを推奨していた
・ATSも、CBE(臨床的乳房検査)毎年を推奨

しかし
・2009年、USPSTFガイドラインでは60-74歳女性に隔年マンモグラフィーを推奨、CBEに関してはエビデンス不十分とした
・ACOGガイドラインでは、CBEは年次施行されるべき、マンモグラフィーは年次必要で、隔年マンモグラフィーは適切・許容範囲とされた。

結果、USPSTFガイドラインに従うことで、漏れ落ちたがん発症による医療訴訟問題が生じるのではないかという危惧が発生している。

そもそも、診療ガイドラインが医療過誤訴訟に果たす役割はいかなるものか?
臨床ガイドラインは医学専門家の合意であり、治療標準化であり、主に有意差が出やすいように 設計された治験結果に基づく”エビデンス”から合成されたものであり、最近は臨床実践しやすいように配慮されたものである。ガイドラインが、医療慣行とともに、医療過誤事件に関して合理性判断に利用される。診療ではガイドライン以外の慣行部分も大きなウェイトを占めるはずだが、検診では、この慣例の部分の判断はより厳しく判断されるべきものである。

頻回検診、マンモグラフィー・CBEは早期乳がん診断を増やす面で魅力的。だが、偽陽性検出で、本来受ける必要の無かった、より侵襲的な検査治療に関わる負担の問題。そして、本来侵襲性の少ないがんを見つけたために、続発する、生命に関わる侵襲的検査・治療が行われる有害性の存在は無視できない。ガイドラインは、検出のgainとかかるコスト、さらに放射線被曝などのリスクも加味されるわけだが、これら疫学的にのみ検証しうる有害性に関して、司法判断がまともに配慮してくれるかどうか、司法不信背景に多くの専門家たちが危惧をもつ。

ガイドラインにも利益相反の問題があり、複数の答えがある場合、その判断は被検診者側にゆだねるよう、複数ガイドライン提示すべきである。


Breast Cancer Screening: Conflicting Guidelines and Medicolegal Risk
Allen Kachalia, MD, JD, Michelle M. Mello, JD, PhD.
JAMA. Published online May 30, 2013. doi:10.1001/jama.2013.7100


Sorting Through the Arguments on Breast Screening
Michael G. Marmot, MBBS, MPH, PhD, FRCP, FFPHM.
JAMA. Published online May 30, 2013. doi:10.1001/jama.2013.6822

2013年5月15日水曜日

アンジェリーナ・ジョリーの選択:予防的乳房切除

アンジェリーナ・ジョリー( Angelina Jolie )  の決断、その行動をトレースすると、学術的医療センターからの指導を求めてなかったことを問題視している向きがあるらしい。ビバリーヒルズの「包括的・集約的乳腺疾患センター」という訳になるだろうか、「comprehensive and integrative breast center」のPink Lotusと密接にし、予防的両側乳房切除(doble masterctomy)を選択した。
New York Times (The Opinion Pages)はわざわざリンクを目立つように記事にし、強烈な印象を与えているとのこと。
MedPage Today誌で接触した専門家は、超先端ケアを受けてるかのごとく誤解されることに対し、Jolieの選択に、やや懸念をもっていると表明している。
http://www.medpagetoday.com/HematologyOncology/BreastCancer/39129


乳がんの約5%ほどで、BRCA変異を認めるが、大多数は他の要素。
遺伝子変異キャリアであるリスクとしては、若年診断乳がん、強い家族歴、黒人やアシュケナージ・ユダヤなどの民族。
BRCA遺伝子変異のキャリアは、乳がんの生涯リスク 80%−90%、卵巣がんの生涯リスク 40%−50%
主なオプションは、サーベイランスであり、タモキシフェンなどの化学治療による予防的薬物療法、そして、予防的両側乳房切除である。特に、乳房切除は最も有効。
もしBRCA変異検診を行う場合、訓練された遺伝的なカウンセラー、バランスのとれたdiscussionを勧める。



BRCA in breast cancer: ESMO Clinical Practice Guidelines

全乳がんの25%未満が家族感受性あり、BRCA1, BRCA2, CHEK2, TP53 と PTEN 遺伝子変異は乳がん・卵巣がん関与5%〜10%未満。BRCA1、BRCA2は乳がん関連遺伝子としてはpenetrance(浸透度)としては高度。CHEK2, ATM, BRIP1と PALB2は、稀で、乳がんリスクとしては中間的。乳がんに於ける遺伝子の要素として、70%超は不明。
BRCA1/2遺伝子変異住民頻度は、1遺伝子あたり〜 1/800から 1/1000。 乳がんの家族超過リスク 15%〜20%と推定される。BRCA1やBRCA2のgermline mutation頻度は民族や地域によりばらつきがあり、アシュケナージユダヤ、アイスランド、オランダ、スウェーデン、ノルウェイ、ドイツ、フランス、スペイン、カナダ、東欧・南欧各国。
家族歴選択肢にしない場合の、BRCA1とBRCA2変異頻度は、一般的に低く、BRCA1で1%〜7%未満、BRCA2で1%〜3%。
頻度高率なのは、乳がん卵巣がん家族歴、発症年齢若年、男性乳がん、多発眼(両側乳がん、乳がん・卵巣がん同時発症)
家族歴未選択症例のまとめデータによると、BRCA1変異キャリアの平均的累積リスクは、70歳までで、乳がん 65%(信頼区間: CI, 44%-75%]、卵巣がん 39%(18%-54%).
BRCA2ではそれぞれ、45%(31%-56%)、 11%(2.4%-19%)。男性乳がんの相対リスクはそれぞれより高く、特にBRCA2では6%。前立腺がんリスク増加がBRCA2キャリアで認められ、特に男性、65歳未満。他のリスク増加は、膵がん(〜2%)、胃がん、頭頸部がん。




遺伝性乳癌患者に対する予防的切除は癌その他のリスクを低減
2010. 9. 3
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201009/516505.html

卵管予防的切除:がん研有明病院がHBOCの“予防的切除”を開始した理由
新井 正美氏(がん研有明病院 遺伝子診療センター部長)
2012.10.1
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/cr/201210/526654.html

2013年5月8日水曜日

男の乳がん

http://ww5.komen.org/BreastCancer/FactsForMen.html

米国の状況
・新規発症 2240、410名死亡

新規発症:10万対 1.2(男性)、 125.7(女性)
死亡率:10万対 0.3(男性)、22.2(女性)

生存率は女性と同様だが、男性では症状訴え少なくステージ進行後発見が多い。

男性乳がんの警告サイン
・Lump、堅い結節あるいは肥厚 (通常、無痛、しばしば圧痛)
・乳房のサイズ・形状の変化
・乳房部皮膚のDimpling、Puckering、発赤
・乳首のかゆみ、scally sore、皮疹
・乳首や他の部位の引き込み(陥没乳頭)
・乳首からの分泌物

浸潤型乳管がんが多く、小葉(lobule)からのものは少ない。
稀なものは、炎症性乳がん、乳管がん in situ(非侵襲型)、Paget病など

女性化乳房は乳腺組織の拡大で、ホルモンバランスによるもので、特定の疾患、ホルモン使用、肥満、他、思春期少年期に生じる。熱望しない場合や痛みが無い場合はさしあたって治療の必要は無い。ホルモン療法や手術。女性化乳房が男性乳がんと関連するかは不明。多くの研究では2つの病態の相関認めるという報告は少ない。

リスク要素:Klinefelter症候群、年齢、BRCA2遺伝子異常・乳がん家族歴(女性と同様、70歳までに男性でもBRCA2変異の場合7%乳がん確率となる。BRCA2変異は前立腺がんリスクも増加する)、他のがんリスク(重度飲酒、肝疾患、肥満・・・エストロゲン値増加)、放射線被曝(日本での核爆弾、小児がん放射線治療など)若年期

2013年1月9日水曜日

乳がん・下部消化管検診 ・・・ 平均余命10年以上ある対象者が望ましい

日本の検診に関する知見では、偽陽性に関わる有害性を悉く無視している。一方、海外一流ジャーナルの記事はこの有害性を主眼にする論文が多い。日本の検診の可否検討の主張・材料は検診主体者のみが行い、そのデータの開示が乏しい。利益相反性の問題を追及すべき分野である。

以下の論文は、乳がん・下部消化管に関し、 その被験者が平均余命3-5年程度の場合、その検診の意義は乏しいというもの


検診後ベネフィットまでのタイム・ラグ検討
1万人検診毎に2.8名の直腸結腸がんの死亡回避できるが、このベネフィットは年数を経過する毎安定増加し、15年で1万名毎検診して23名の直腸結腸がん死亡回避。
これを一般化すれば、1人の直腸結腸がん死亡回避のため5千名検診が必要で、4.8年間必要、1千名検診の場合10.3年間必要。

同様に、乳がんに関して、1万名の検診で5.1名の死亡回避し、15年間までに死亡率へのベネフィットは増加し、1万名の検診にて19名の乳がん回避。
一般化すれば、1人の乳がん死亡死亡回避のため5千名検診が必要で、1千名あたり1人の死亡回避のため10.7年間必要。

検診には偽陽性による過剰・不要な治療が有害性として存在する。
乳がん・下部消化管がん検診では平均余命10年超が望ましく、 平均余命3-5年ではその意義は少ない。


Time lag to benefit after screening for breast and colorectal cancer: meta-analysis of survival data from the United States, Sweden, United Kingdom, and Denmar
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e8441 (Published 8 January 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:e8441
目的 乳がん・直腸結腸がん検診に於ける生存的ベネフィットが見られるまでの期間のプール化・定量推定

研究デザイン 住民ベースの生存率のメタアナリシス、乳がん・直腸大腸癌の住民検診受けた群と受けなかった群ランダム化対照トライアル。トライアルはCochrane Collaboration及びUSPSTFレビューによる品質保証

セッティング 米国、デンマーク、UK、スウェーデン
対象住民 40歳超の選別された患者

プライマリアウトカム測定項目 検診住民群と対象住民群比較の乳がん・直腸結腸がん死亡までの期間

介入 直腸結腸がん検診のための便潜血検査、乳がん検診のためのマンモグラフィー

結果 5つの乳がん、4つの直腸結腸がん研究を検討


乳がん検診に関し、5千名の検診あたり1人の死亡回避のため、期間が3.0年間(95%信頼区間 1.1-6.3年間)経過している。
検討研究平均横断的には、1千名検診して1人乳がん死回避のために10.7年間(95%信頼区間 4.4-21.6年間)経過。



直腸結腸がん検診では、5千名の検診あたり1人の死亡回避のため、期間が4.8年間(2.0-9.7年間)経過。
検討研究平均横断的には、1千名検診して1人乳がん死回避のために10.3年間(95%信頼区間 4.4-21.6年間)経過。

検診による5千名に1人名の直腸結腸がん死亡回避のため、4.8年間(2.0-9.7年間)必要で、平均横断的には、1千名に1人の直腸結腸がん死亡回避のため、10.3年間 (6.0 - 16.4)必要。


結論 10年間超の生存余命期待する必要がある。
検診ガイドラインへ"time lag"考慮することにより、検診のリスク・ベネフィットが明確化推進されることになる。

HPVワクチンをめぐる日本の"失われた8年"と、私たちが検証すべきこと

「子宮頸がんワクチン」という呼び方に、以前から違和感があります。 HPVワクチンが子宮頸がん予防に重要であることは間違いありません。日本では女子への定期接種として導入され、子宮頸がん予防を中心に説明されてきたため、この名称が広まった経緯も理解できます。 しかし、このワクチンが...