2013年2月18日月曜日

COPDとカドミウム

カドミウムは喫煙、大気汚染、職業的暴露と関連し、COPD発症と関連する可能性がある。


Serum Heavy Metals and Obstructive Lung Disease:
Results From the National Health and Nutrition Examination Survey
Haala K. Rokadia,  et. al.
CHEST. 2013;143(2):388-397. doi:10.1378/chest.12-0595
閉塞性肺疾患有病率 12.4%の National Health and Nutrition Examination Survey 2007-2010

平均カドミウムレベルは、正常対照群より有意に高値
(0.51 [1.04] μg/L vs 0.33 [1.02] μg/L, P < .001)


血中鉛も同様
(1.73 [1.02] vs 1.18 [1.0], P < .001)


閉塞性肺疾患と喫煙の相関は、カドミウム濃度補正で有意に減少

喫煙者では、血中カドミウム濃度増加毎にFEV1%予測値増加と関連する



ボロンに関しても言ってた様な・・・

たばこ会社は40年にわたりポロニウム210内部被爆を隠避という報道 2011年 09月 30日

血液透析:オンラインHDFは、従来透析法より死亡率減少

オンラインHDFが、昨年の診療報酬改定で認められてるとのことであったが、予後改善の報告があり、ますます、オンラインHDFへの傾斜が加速することだろう

High-Efficiency Postdilution Online Hemodiafiltration Reduces All-Cause Mortality in Hemodialysis Patients
Published online before print February 14, 2013, doi:10.1681/ASN.2012080875
JASN February 14, 2013ASN.201208087


通常のhigh-flux hemodialysisに比べ、on-line hemodiafiltration (OL-HDF)は卒中・感染死亡リスク減少させる
 
透析患者の死亡率は、年間 15%から25%

標準的透析方法は、尿毒素を主体に除去していたが、それより、除去分子サイズ 広汎である。従来大分子物質の体内蓄積によりアミロイドーシスなどの合併症が問題になってきた。
オンラインHDFは無菌的調整透析液を置換液として使用、大量の液置換可能となり、血液透析濾過から発展させたもの

AHA/ASA卒中ガイドライン ・・・ 遠隔医療実践前面へ、tPA開始時間適応拡大

2007年に比べ、革命的変化はないとのこと

Telemedicine or “Telestroke” って言葉が目立つ気がする。


Stroke systems:卒中システム
卒中の核となるシステムの重要性は、心筋梗塞から取り入れモデル化
4つの病院レベルを定義

・包括的卒中センターはすべてのタイプの卒中に対する24/7専門治療を提供できるところ
・プライマリ卒中センターは、虚血性卒中に対処する24時間ケアを提供
・急性卒中対応病院は、卒中評価・治療に対応できるが、専門性に欠ける
・地域病院

急性卒中対応病院は、telemedicineの経験に基づく対応で、今まで10年間にそのインパクトが示された。
神経学専門医がいない、パートタイムしか採用できない病院でも遠隔医療システムで卒中対応機能を確保し、プライマリケアセンターで供給されるサービスに匹敵できるシステムで、最低限血栓溶解可能となる。
遠隔医療を有する病院でも卒中ユニットで患者対応可能となる。他ではできない。
包括卒中センターとの遠隔医療協議で血栓溶解の可能性急性卒中評価可能能力の格上げが必要

ガイドラインでは、フィブリン溶解療法を用いるか否かの意思決定支持するteleradiology systemを用いるよう推奨。


出血性卒中では、脳外科アプローチを行うことを指示するデータ、例えば、脳半球のmalignant edemaなど、クラス分けなど、意思決定のための分類・そしてのそのエビデンス構築が必要

Shorter door-to-needle time, longer window
追加項目として、科学的助言2009年で加えられた、選択的患者への tPAの使用使用は、発症後4.5時間内へ 拡大
これはECASS 3トライアルの知見から支持されたもの

他には、door-to-needle timeは病院到着後60分以内という推奨も(class I, level of evidence A).


Intra-arterial thrombolysis
いくつかのステント・レトリーバ・デバイスがFDAで承認を受けている。MerciデバイスとPenumbraシステムコイル・レトリーバに加え、Solitaire FR、Trevoデバイス。
・・・(省略)


AHA/ASA Guideline
Guidelines for the Early Management of Patients With Acute Ischemic Stroke
A Guideline for Healthcare Professionals From the American Heart Association/American Stroke Association
STR.0b013e318284056a



日本での急性医療システム、極一部の例外地域を除いて、各病院が勝手にやってる
患者側は搬送された病院でその運命が異なる。
日本の厚生行政はほぼ機能してないことが最大の問題だが・・・
金でインセンティブを生じさせるだけでやったつもり・・・意味がない。
公立病院などを整備し、血税を導入し、急性期医療システムの構築すべきなのに・・・ 道路や港湾も大事だが、
急性期医療で充実させることは、障害を最小化し、その後の亜急性期・慢性期医療費・介護費用軽減が望めるはずなのに・・・

遠隔医療は名ばかりにしないために、疾患オリエンテッドなシステム構築が必要

飲酒は少量でもがん死亡リスク増加する ・・・ 適量ならOKとはいえない;無閾値の可能性

たばこに比べ、酒・アルコールに関しては、批判が少ないようだ。実際には、死亡率増加、交通事故・死、性行為感染症、暴力、犯罪の寄与要素として働いてるわけで、公衆衛生上は、飲酒量制限が望ましい。
(酒の値段ちょっとあげるだけで死亡率減少、酒屋の出店制限で死亡率減少? 2013/02/07)



アルコール禁忌であるウィルス性肝炎などをのぞき、「適量ならかまわない」と、患者に言うことがあるが、これは間違いということらしい。少しでも飲酒量を減らす努力をしなさいと言うべきなのだろう。


アルコールは、がん死亡率や余命年数減少に関し主要な要素であり、アルコール摂取量多いほど、リスクは増加するが、アルコールに関する安全閾値は存在しない。
アルコール摂取量を減らすことが重要で、誇張のない予防法ということになる。

Alcohol-Attributable Cancer Deaths and Years of Potential Life Lost in the United States
David Nelson et. al. 
Am J Public Health. Published online ahead of print February 14, 2013: e1-e8. doi:10.2105/AJPH.2012.301199
http://ajph.aphapublications.org/doi/abs/10.2105/AJPH.2012.301199
米国内での、アルコールの寄与死亡率とYPLL(Years of Potential Life Lost)

住民寄与区分計算のため2つの方法を用い計算。2000年出版メタ/アナリシスの相対リスクを用い、2009年のアルコール疫学テータシステム、2009年Behavioral Risk Factor Surveillance Systemと、2009–2010年 National Alcohol Surveyによる成人アルコール消費量をベースとした計算。

結果:アルコール消費量は、18200-21300名の成人死亡と関連と推定。
米国がん死の3.2%から3.7%に寄与している。

アルコール関連の女性での死亡に関し、主なものは乳がん(56%ー66%)
男性では、上気道・食道がんが主(53%-71%)

アルコールの寄与したがんで、死亡あたり、YPLL 17.0-19.1の損失。

アルコール20g(1.5ドリンク)以下でも、26%〜35%のアルコール寄与関連がん死が存在する。


サントリーをはじめとする政治介入商家たちが・・・世の中を悪くしている一面・・・

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禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note