2015年5月16日土曜日

片頭痛と手根管症候群は共存しやすい

テキサス大学による2010年アメリカ国内健康聞き取り調査で、手根管症候群(CTS)と片頭痛の関連性が示された。

CTSの疾患頻度はアジア人種にいずれも比較的少ないそうで 、確かにニューヨーカーはCTSを再頻度の疾患として認識しているというのをどこかで聞いたことあるし、毎年米国では50万名以上の手術をしていると・・・。一方、片頭痛薬剤が日本では売れないとも・・


この2つの病態は共存しやすいらしい


An Association between Carpal Tunnel Syndrome and Migraine Headaches—National Health Interview Survey, 2010
Law, Huay-Zong  et. al.
PRS Global Open. Mar. 2015, Vol. 3. (3) p e333


CTSとの相関は、加齢、女性、肥満、糖尿、喫煙


CTSは、ヒスパニックやアジア人種に少ない


片頭痛の相関は、若年 、女性、肥満、糖尿病、現行喫煙


片頭痛はアジア人に少ない


片頭痛頻度は、CTS患者の34% vs 非 CTSでは 16%  (aOR 2.60 , 95% CI, 2.16 - 3.13)


CTS頻度は、片頭痛有りで多く 8%  vs 非片頭痛では 3% (aOR 2.67 ; 95% CI, 2.22 - 3.22)



手根管症候群と片頭痛の関連性を示す報告奈分けだが、紋扼性神経障害である手根管症候群と、紋扼性神経障害と直接関連ない片頭痛。片頭痛病院として、頭蓋外要素がかつては考慮され、頭頸部圧迫と関聯するのではないかとの仮説もあった。この考えは結論づけされて折らず、片頭痛のトリガーとしての関与も米国頭痛学会メンバーの研究で示唆。治療としてのボツリヌス毒素治療や局所麻酔治療効果もなんらかの関連性を示唆。



FDG-PETによる筋肉生理学検査

具体的にどういう方法なのか知りたいが、 [18F]-fluorodeoxyglucose (FDG)を用いたPETで、非侵襲的生理学検査法とのこと

運動による筋骨格筋急性変化をみることが可能になる


[18F]-FDG positron emission tomography—an established clinical tool opening a new window into exercise physiology
Thorsten Rudroff ,  et. al.
Journal of Applied Physiology Published 15 May 2015 Vol. 118 no. 10, 1181-1190 DOI: 10.1152/japplphysiol.01070.2014


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