2013年10月19日土曜日

気管支ぜんそく:気管支焼灼形成術:長期安全性

気管支焼灼術





Safety of bronchial thermoplasty in patients with severe refractory asthma
Annals of Allergy, Asthma & Immunology Volume 111, Issue 5 , Pages 402-407, November 2013

18-65歳、ICSとしてフルチカゾン750μg、LABAとしてサルメテロール 100 μg、経口プレドニゾロン 30 mg//d有無、LTm、テオフィリンなど使用者登録

RISAトライアル15名の積極治療割り付け群のうち14名の患者で、長期フォローアップ

呼吸器系症状比率は、BT後、2−5年で、1.4、2.4、1.7、2.4

入院、ED受診は1、2、3、4、5年で減少

肺機能において、5年後、悪化みられず

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Bronchial thermoplasty 2007年 03月 29日

Elbow Sign: ベッドパートナーが小突いたり肘付きしたら、閉塞型無呼吸の可能性高い

ベッドパートナーが無呼吸のため心配してつつく行動をとった場合、閉塞型無呼吸可能性が高まる

 The Utility of the Elbow Sign in the diagnosis of Obstructive Sleep Apnea
Mark E. Fenton, et. al.
Chest. 2013. doi:10.1378/chest.13-1046

2つの質問
1)ベッドパートナーをいびきのため、つついたり肘つきしたりしましたか?
2)ベッドパートナーを息が止まってるため、つついたり肘つきしましたか?


相手のいびきのため小突いたり・肘つき行動にYesと答えた場合、Noと答えた場合より、AHI >5 /時間のオッズ比 3.9倍

無呼吸のために相手を小突いたり・肘つき行動したと答えた場合、3.9のオッズ比

健康不安への認知行動療法は一定の効果はあるが、コスト効果示せず



健康不安症状に対して、認知行動療法も夢のような治療法ではないようだが、一定の効果は認める。
ただ、不安状態が正常者と同等となる比率は1割程度。医療コスト・社会コストを含めたトータル・コスト効果も証明されない。



Clinical and cost-effectiveness of cognitive behaviour therapy for health anxiety in medical patients: a multicentre randomised controlled trial
Prof Peter Tyrer, et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 18 October 2013

adapted cognitive behaviour therapy (CBT-HA group)  ・5−10回セッション
vs
標準ケア

プライマリアウトカムは、1年時点での健康不安症状(Health Anxiety Inventory)(参照:http://www.kcl.ac.uk/iop/depts/psychology/about/support/CADAT/research/questionnaires/healthanxiety.aspx)
セカンダリ仮説は、トータルな健康コスト・社会的コスト
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16−75歳の心臓・消化器系、神経系、呼吸器系クリニック二次医療機関受診の健康不安患者・多施設ランダム化

スクリーン28991名のうち、444名をランダム割り付け
CBT-HT 群 219
標準ケア 225

1年後、CBT-HT群では、標準ケア群に比べ、2.98ポイント改善(95% CI, 1.64 - 4.33, p < 0.0001)
対照群に比べ、健康不安度正常到達比率多い   (13.9 % vs 7.3%; オッズ比 2.15, 95% CI 1.09 — 4.23, p = 0.0273)

6ヶ月後、2年時点でも同様な差があり、不安全般で一致した減少があり、程度は少ないが、うつも減少。

9名死亡のうち、対照群は6例、これらは全て既往疾患によるもの

社会的機能や健康関連QOLに関して両群間差を認めず

トータルの2年間のコストは同等性を示せなかったが、その差は有意ではなかった
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地域上高齢者比率の多い地区で医療をやってるが、高齢者だから達観するというよりかえって、健康不安を増大させている。特に、行政や各種公的保険は、予防が大事だといいながら、無駄な検診をあおり、健康不安をあおっていることが特に気になる。




健康不安に伴う無駄な行動、例えば、エビデンスなきサプリメント使用や過剰受診、宗教がらみに関わる時間やコストは莫大。過剰診療などは他の保険負担者に間接的被害をもたらす。

noteへ実験的移行

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