2014年7月25日金曜日

プラザキサ(べーリンガー・インゲルハイム社)薬剤用量調整不要という宣伝は偽り!

プラザキサ(Pradaxa:豪欧米,ダビガトラン)の血中レベルとその値の補正により重篤な副作用予防に役立つ。だが、そのことを会社側は、医師、regulatorに秘匿した。



抗凝固薬モニタリングをRE-LYトライアルのサブ解析として報告し、 血中濃度 90-140 ng/mLをキープする投与タイトレーションシミュレーション下では、45%のみ150mg×2/日でしか効果が無かった。出血リスク減少のため、75mg投与となるのは26%で、110mg投与へ減量対象は30%。


かように、用量調整にて、重大出血リスクを20%軽減可能であった。


BMJにて、NOAC使用推奨は欺瞞であると報告された。


Dabigatran: how the drug company withheld important analyses BMJ 2014; 349 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.g4670 (Published 23 July 2014) Cite this as: BMJ 2014;349:g4670






「心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/statement.pdf

、ビタミンK非依存性のダビガトランは食物の影響を受け難く、薬剤相互作用も少なく、患者ごとに投与量の調 節は原則不要で、血液モニター不要で固定量の投与が出来る点でワルファリンに比較して投与し易い薬剤であるこ とは間違いない。


この学会も修正必要なのでは?


製薬会社は自分の都合の悪いことは隠蔽し、都合の良いことは拡大・強調する。・・・そんな存在であることを今更ながら常識としてとらえておく必要があろう。製薬会社末端社員は全くなにも知らないだろう。医師たちは、それを、製薬会社の代表などと考えてはいけない。
又、「市民団体」はリスク・ベネフィット全体を俯瞰することなく、超ミクロ的視点で危機をあおる。マスコミは、騒ぎになれば何でも良い、出版数全体が伸びれば良い、中庸・バランス均衡視点が無視される。似たようなことをしてるし、社員そのものが関与している臨床研究虚偽、しかも、一部税金が使われているにもかかわらず、国内製薬会社の記事・報道は少なく、外資系製薬会社は連日報道される。そんなものなのだろうか・・・世の中って。

米国では子宮頚癌ワクチン接種率6割弱、3回甘遂4割弱 ・・・ 

HPVワクチンの米国目標は80% 
President's Cancer Panel 2012–2013 report released in February 2014 (available at http://deainfo.nci.nih.gov/advisory/pcp/annualreports/hpv/index.htm)では、「現在のレベルから80%へワクチン接種率を80%に増加すると、現在12歳以下の少女たちの5万3千名の子宮頸部がんを将来予防できると推定。他のHPV関連がんも数千名予防可能。  」

だが、MMWRでは、2013年13-17歳女性で、57.3%、2012年53.8%から増加はするものの、目標にはほど遠い。全3回接種は33.4%から37.6%。



Human Papillomavirus Vaccination Coverage Among Adolescents, 2007–2013, and Postlicensure Vaccine Safety Monitoring, 2006–2014 — United States Weekly July 25, 2014 / 63(29);620-4
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6329a3.htm




日本では、子宮頸がん(HPV)ワクチンの副反応騒ぎで、2013年6月、「積極的な接種勧奨の差し控えとなり、その接種率惨憺たるものとなっているはず。


「再接種率は低い」を「接種率が低い」とミスリードする各マスコミ


HPVワクチンを子宮頚がんわくちんと読みかえさせてまで、がんばってる風の姿をメディアに露出していた国会議員の先生方、いまこそ信念を貫くときですよ。




一時期なりをひそめていた反ワクチン運動。

このHPVワクチンにより、またぞろ活性化状況。

例えば・・・

「欧米諸国では子宮頸癌は稀な疾患であり、子宮頸癌による死亡率は、HPV ワクチン接種に
よる重篤な副作用(死亡を含む)発生率より何分の一も低い」
https://tip-online.org/pdf_free/2013_08free.pdf

それにしても、薬物有害反応(ADR)とは、「あらゆる」有害で意図しない薬物による反応であり、それと子宮頚癌発生率を比較するとは・・・

noteへ実験的移行

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