・・・という報告があったが、今回はがん死亡率の関連の話題
乳がん診断時血中25−OHD濃度高値 と、その生存率の関連性をpooled ハザード比(random-effects model)
結論として、25-(OH)D 30−80 ng/mlへ全患者を改善すべきとしているが、果たしてどうか?
だが、暴走気味の著者等は、"There is no compelling reason to wait for further studies to incorporate vitamin D supplements into standard care regimens since a safe dose of vitamin D needed to achieve high serum levels above 30 nanograms per milliliter has already been established,"とふざけたことを述べている。
だが、ビタミンDサプリメントは過剰評価され推奨量では効果は無いことは、Lancet Diabetes & Endocrinologyの、心疾患・卒中・骨・がんのような慢性疾患への効果はさほど明確なものではなかった。
診断時の血中濃度と死亡率の関連性があきらかなだけで、決してビタミンD投与介入結果というわけではないから・・・筆者の主張は暴走である。
以下・・・論文原文
Meta-analysis of Vitamin D Sufficiency for Improving Survival of Patients with Breast Cancer
SHARIF B. MOHR et. al.
Anticancer Research March 2014 vol. 34 no. 3 1163-1166
各研究死亡率4分位比較ハザード比
包括的量効果関連(25水酸化ビタミンDと乳がん死)
ハザード比と標準誤差(Funnel Plot)