2014年7月9日水曜日

禁煙治療: バレニクリン+ニコチン置換療法併用は有効

ランダム化盲検プラシーボ対照臨床トライアル(12週間治療期間+フォローアップ12週間)
南アフリカ7センターの研究

目標禁煙日(TQD)2週間前に、ニコチンor プラシーボパッチ を開始、同治療を12週間継続
バレニクリンは、TQD1週間前に開始し、12週施行し、13週目でtaper off

主要測定項目は、4週間呼気CO濃度で、9から12週禁煙継続されているかどうか



Efficacy of Varenicline Combined With Nicotine Replacement Therapy vs Varenicline Alone for Smoking CessationA Randomized Clinical Trial
Coenraad F. N. Koegelenberg, et. al.
JAMA. 2014;312(2):155-161. doi:10.1001/jama.2014.7195. 


12週目の継続禁煙率は、 55.4% vs 40.9%; オッズ比 [OR], 1.85; 95% CI, 1.19-2.89; P = .007)
24週目の継続禁煙率は、  49.0% vs 32.6%; OR, 1.98; 95% CI, 1.25-3.14; P = .004)

6ヶ月目のポイント禁煙率は、 65.1% vs 46.7%; OR, 2.13; 95% CI, 1.32-3.43; P = .002


併用治療群で、吐き気、睡眠障害、皮膚副作用、便秘、うつ発生が数滴に多く、統計学的有意差があったのは皮膚反応のみ  (14.4% vs 7.8%; P = .03)

バレニクリン単独では、異常夢、頭痛が多い。



noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note