2012年4月8日日曜日
画像:ナノスター薬剤核内輸送
薬剤担体ナノ粒子と癌細胞核内移行
Direct Observation of Nanoparticle–Cancer Cell Nucleus Interactions
Duncan Hieu M. Dam , et. al.
ACS Nano.
nucleolin-specific aptamerと gold nanostarのナノ構造体が、核小体に移送されている状況。
アプタマー:特異的に標的物質に結合する能力を持った合成DNA/RNA分子。一本鎖RNA,DNAなどが作る立体構造によって、細胞や組織のタンパク質機能を特異的にノックダウンすることができる。
http://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?Aptamer
星形金ナノ粒子は薬剤運搬可能で、標的オルガネラへの薬剤運搬システムとして注目されている。
“ワクチン同時接種しない医者を批判する意見”を批判する
基本的には同時接種に関する副事象のリスクはは極めて稀ということには同意する。
だが、一定の蓋然性として紛れ込む事象も昨今、分離できない以上、すべて副事象として認識すべきという時代の流れの中で、接種医がすべての責任を背負い込むことには同意しかねる。
行政が最終責任をとるべきである。
接種必要な子供を前にすると、“予想されるリスク予想を棚上げして”、現実的対応(同時接種)する医師たちの存在を批難するつもりはない。
、“信じがたいことに・・・同時接種を控える医師たち”と、慎重なスタンスの医師たちを批判するのには、ちょっと疑問を呈したい。
以下の記事をみて、そう感じた。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp” と記載あるため、以下全文
Vol.457 <連続インタビュー>同時接種 是か非か(4) 95%の赤ちゃんに同時接種しています
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<連続インタビュー>同時接種 是か非か(4) 95%の赤ちゃんに同時接種しています
『ロハス・メディカル』新聞社版2012年4月号に掲載されたものです
医療法人自然堂峯小児科 院長
峯 真人
2012年4月7日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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赤ちゃんの予防接種では、基本的に同時接種をお勧めしています。赤ちゃんの健康、命を守るための、安全かつ必要な手段です。
乳幼児期のワクチンは、感染を防ぐためには早期に受けることが肝心です。多くは生後2カ月から半年、ロタワクチンなどは生後24週までの間に、2回以上接種しなければなりません。数カ月で十数本。それを一度の受診で1本に限っていたら、受診だけでもひと苦労、風邪で予定がずれ込めばしかるべき期間内に接種しきれない事態も出てきます。かかる順序も分からず、重症化の度合いも一概に言えず、優先順位はつけられません。
同時接種なら、こうした問題を一気に解決できます。受診は3~4回で済み、まだ首の据わらない赤ちゃんをお母さん一人で受診させる苦労もぐんと減ります。医療機関には他の病気の患者さんもいますが、そこでの感染のリスクも避けられます。
ところが、同時接種は「おっかない」もの、といった誤解もまだ根強くあるようです。信じがたいことに、小児科以外の医師や医療機関の中にも「後で何か異変があってクレームを付けられても困る」と、同時接種を控えるところがあるのだとか。的外れな心配より、タイミングを逃して感染し、取り返しのつかない事態に陥る危険を懸念すべきです。
そもそも接種後の有害事象の多くは?紛れ込み?です。発熱さえ、通常は体の正常な免疫反応で、ワクチンが効いている証拠とも言えます。接種間隔を空けることになっているのも、紛れ込みを発見しやすくしようというだけで、ワクチンの有効性や安全性に関わる理由ではないのです。正しい理解を働きかけることが、小児科医としての責任だと自負しています。
そこで大事なのが、初めての予防接種の時。1回目にきちんと説明の上で同時接種を受けてもらい、経過が良好であれば、2回目からはお母さんたちの方から「同時接種でお願いします」となるのです。先々の接種スケジュール作成までお手伝いし、ややこしさを減らせるよう努めています。
医療スタッフの教育も徹底しています。知識を共有し、接種予約の電話に誰が出ても、院内で誰に聞いても、同じ説明ができるようにすることで、お母さん方に不安を与えない体制づくりをしています。
こうしてお母さん方の理解と納得、そして信頼を得て、私の医院では特段の理由がない限り95%が同時接種です。本当はどの医療機関でも実施されているべきですが、他で断られて遠方から赤ちゃんをお連れになる方もいます。さらに言えば、海外では当たり前に使われている多種混合・多価ワクチンであれば、同時接種さえ不要なのです。赤ちゃんとお母さんのために、一刻も早い導入が望まれます。
この発行所の記述物で、雲上人への手術に関し批評的記述を目にした。限られた情報で、果たして、正しい批評が出来るだろうか?また、東大生の記述分で、インパクトスコアの有無で、大学病院の臨床の質をうんぬんというものもあった・・・・すごいわ。
だが、一定の蓋然性として紛れ込む事象も昨今、分離できない以上、すべて副事象として認識すべきという時代の流れの中で、接種医がすべての責任を背負い込むことには同意しかねる。
行政が最終責任をとるべきである。
接種必要な子供を前にすると、“予想されるリスク予想を棚上げして”、現実的対応(同時接種)する医師たちの存在を批難するつもりはない。
、“信じがたいことに・・・同時接種を控える医師たち”と、慎重なスタンスの医師たちを批判するのには、ちょっと疑問を呈したい。
以下の記事をみて、そう感じた。
“信じがたいことに、小児科以外の医師や医療機関の中にも「後で何か異変があってクレームを付けられても困る」と、同時接種を控えるところがあるのだとか”“ 今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。
<連続インタビュー>同時接種 是か非か(4) 95%の赤ちゃんに同時接種しています
『ロハス・メディカル』新聞社版2012年4月号
医療法人自然堂峯小児科 院長
峯 真人
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp” と記載あるため、以下全文
Vol.457 <連続インタビュー>同時接種 是か非か(4) 95%の赤ちゃんに同時接種しています
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<連続インタビュー>同時接種 是か非か(4) 95%の赤ちゃんに同時接種しています
『ロハス・メディカル』新聞社版2012年4月号に掲載されたものです
医療法人自然堂峯小児科 院長
峯 真人
2012年4月7日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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赤ちゃんの予防接種では、基本的に同時接種をお勧めしています。赤ちゃんの健康、命を守るための、安全かつ必要な手段です。
乳幼児期のワクチンは、感染を防ぐためには早期に受けることが肝心です。多くは生後2カ月から半年、ロタワクチンなどは生後24週までの間に、2回以上接種しなければなりません。数カ月で十数本。それを一度の受診で1本に限っていたら、受診だけでもひと苦労、風邪で予定がずれ込めばしかるべき期間内に接種しきれない事態も出てきます。かかる順序も分からず、重症化の度合いも一概に言えず、優先順位はつけられません。
同時接種なら、こうした問題を一気に解決できます。受診は3~4回で済み、まだ首の据わらない赤ちゃんをお母さん一人で受診させる苦労もぐんと減ります。医療機関には他の病気の患者さんもいますが、そこでの感染のリスクも避けられます。
ところが、同時接種は「おっかない」もの、といった誤解もまだ根強くあるようです。信じがたいことに、小児科以外の医師や医療機関の中にも「後で何か異変があってクレームを付けられても困る」と、同時接種を控えるところがあるのだとか。的外れな心配より、タイミングを逃して感染し、取り返しのつかない事態に陥る危険を懸念すべきです。
そもそも接種後の有害事象の多くは?紛れ込み?です。発熱さえ、通常は体の正常な免疫反応で、ワクチンが効いている証拠とも言えます。接種間隔を空けることになっているのも、紛れ込みを発見しやすくしようというだけで、ワクチンの有効性や安全性に関わる理由ではないのです。正しい理解を働きかけることが、小児科医としての責任だと自負しています。
そこで大事なのが、初めての予防接種の時。1回目にきちんと説明の上で同時接種を受けてもらい、経過が良好であれば、2回目からはお母さんたちの方から「同時接種でお願いします」となるのです。先々の接種スケジュール作成までお手伝いし、ややこしさを減らせるよう努めています。
医療スタッフの教育も徹底しています。知識を共有し、接種予約の電話に誰が出ても、院内で誰に聞いても、同じ説明ができるようにすることで、お母さん方に不安を与えない体制づくりをしています。
こうしてお母さん方の理解と納得、そして信頼を得て、私の医院では特段の理由がない限り95%が同時接種です。本当はどの医療機関でも実施されているべきですが、他で断られて遠方から赤ちゃんをお連れになる方もいます。さらに言えば、海外では当たり前に使われている多種混合・多価ワクチンであれば、同時接種さえ不要なのです。赤ちゃんとお母さんのために、一刻も早い導入が望まれます。
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