2018年8月16日木曜日

中国コホート:ビタミンC血中濃度と死亡率の関連性

長期前向き中国コホート研究で血中ビタミンC濃は総死亡率、心疾患死亡率、がん脂肪率低下と相関


Association of plasma vitamin C concentration to total and cause-specific mortality: a 16-year prospective study in China
Wang S-M, et al.
J Epidemiol Community Health 2018;0:1–7. 
doi:10.1136/jech-2018-210809(http://dx.doi.org/10.1136/ jech-2018-210809)



中国人コホート 948名(男性 473名)、53-84歳、長期前向きコホート研究
血中ビタミンC濃度と総および各原因死亡率研究
インシデントは、がん 141、卒中 170、心疾患 174

原因毎4分位解析、28 μmol/L 超と未満の2分割


Cox比例ハザードモデルにてHRsと95%信頼区間(CI)を推定


血中ビタミンC濃度と総死亡率の逆相関性
  4分位 (HRQ4 vs Q10.75, 95% CI 0.59 to 0.95)
  連続変数 (HRq20umol/L0.90, 95% CI 0.82 to 0.99)
  2分解析 (HRnormal-vs-low0.77, 95% CI 0.63 to 0.95)


  • 以下有意低下
  • 心疾患リスク(ptrend-by-quantile=0.03)
  • がん死亡 (pglobal-across-quantile=0.04) 


卒中では補正にて相関性減衰


心疾患でも同様に、ビタミン正常値 vs 低値比較で逆相関 (HRnormal-vs-low0.62, 95% CI 0.42 to 0.89)






冬場の全死亡率増加逆相関性がめだつが、解説は"中国ではビタミンC濃度ピークなのは冬季(中国の田舎でのビタミンC欠乏頻度:冬場 5%、春 35%・・・)で、ビタミンC摂食少ないヒトは冬場も少ないというのでその差が出る”と記載

理解しがたいので英語読解がおかしいのかもしれない・・・

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note